あなたの耳に、不気味で妖しい闇話を
女流怪談師 山口綾子。
可憐で、時に妖艶なその見た目からは想像だにしえないほど、情感豊かに語られる深く黒い闇の話の数々。
あなたの身の回りにもある、人知れず存在している数々のイビツに切り取られた風景に浸っていただきたい。
内容紹介
『新居』(7分)
佐藤さんというその男性は、都会で家族と暮らすため、あるマンションの高層階を内見しに来ていた。窓から見える絶景に感動したのも束の間、マンションに隣接する墓地の存在に気づいてしまう。結局その部屋を契約した佐藤さんだったが…ある夏の日、一人で留守番をしている最中に信じられない体験をしてしまう。後日、問題の墓地の写真を見せてくれたのだが…。
『手相』(16分)
それは、喫茶店で仕事関係者と雑談をしているときのことだった。��手相��が話題にあがり皆が掌を広げて見せ始めたとき、ある男性が奇妙なポーズをとりながら言った。―「俺の手相、すごいんだ」。そうして語り出した男性は、幼少期からのある恐ろしい体験を聞かせてくれたのだが…。数奇な運命を辿る男性に待ち受けているのは、彼が望んでいる結末なのか、それとも…。
『グラビア撮影』(11分)
グラビアアイドルをしているその女性は、作品撮りのため、タイに来ていた。宿泊するホテルでは、一人に一室、コテージのような部屋が割り当てられたという。最終日の夜、スタッフの人の手違いで部屋を移動することになった彼女は、移動先の部屋を見て愕然とした。なぜか孤立した場所にあるその部屋は、廃屋のような外観だったという。深夜、ドアをノックする音とともに、��ある言葉��が聞こえてきて…。
『江口さん』(15分)
カナちゃんがその体験をしたのは、小学校の同窓会があった日だという。久しぶりに会う旧友たちと楽しい時間を過ごすはずの彼女だったが、皆の様子がどこかおかしい。その中心にいたのが、“江口さん”という元クラスメイトだ。かつて“エロの江口”と呼ばれ揶揄われていた彼女だが、結婚したことで苗字が変わり、幸せな日々を送っているように見える。では、この違和感の正体とは一体…。誰もが、思い出に復讐される可能性を秘めている。
『幽霊を見る方法』(9分)
その日、私の怪談ライブに来てくださっていたAさんは、ライブ中一度も私を見てくれなかった。Aさんが言うには、これには学生時代に体験したある恐ろしい出来事が関係しているのだという。当時、同じ大学に通っていたBちゃんと仲良くなったAさんは、「一度でいいから幽霊を見てみたい」という気持ちを彼女に打ち明けた。するとBちゃんは、��幽霊を見る方法��を教えてくれたのだが…。
『縁側』(8分)
私の怪談ライブに来てくださった、ある若い男性の話。健康的で元気に見える彼だったが、額には大きなガーゼが貼られていた。つい最近、交通事故に遭ったというのだ。自転車で猛スピードを出して走っていた彼は、不運にも、車に撥ねられてしまった。目が覚めたとき、彼が目にした光景とは…。運命の鍵を握っていたのは、大切な人の愛情だった。
『足音』(20分)
大学に通うために一人暮らしをすることになったその女性は、とあるマンションに内見に行った。4階のその部屋が気に入り契約した彼女だったが、後日、ある盲点に気づく。このマンションの側には、電車が走っているのだ。轟音と振動に悩まされる日々を送ることになった彼女だが、更なる不運は、電車の音とともに忍び寄って来て…。
『もーもが来る』(7分)
ある夏の日。藤田さんというその男性は、親戚一同が集まった田舎の一軒家で、子どもたちの遊び相手をしていた。季節柄もあって「怖い話を聞かせてやろう」と思い立った藤田さんは、奥の部屋に子どもたちを集めた。真っ暗な部屋で炊かれたロウソクの火を前に語られる怪談話を聞いて、子どもたちは怖がりながらも楽しんでいるようだ。ところが、一番年下の幼い男の子は本気で怖がっているようで、目に涙を浮かべていたのだが…。
山口 綾子(やまぐち あやこ) プロフィール
大手製薬会社営業職、タクシードライバーを経て怪談師となる。近年では主にホラーアニメ『闇芝居』/ドラマ版『闇芝居(生)』の脚本家、声優、女優としても活動の場を広げている。
出演情報などはTwitter、Instagram、Amebaブログにて随時更新中。
Twitter:https://twitter.com/ayakoyamaguch1
Instagram:https://www.instagram.com/ayako_kaidan/
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