はっしゃん式 理論株価×生成AI投資入門
はっしゃん
パンローリング
A5判 336頁 2026年3月発売
本体 1,800円 税込 1,980円
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投資家とAIが考える これからの企業分析
読者の声 | 目次

あなたが買おうとした株価。
その根拠を、数字で説明できますか。
株式投資では、話題株を買った途端に含み損になる、
業績や配当が悪くないのに株価が伸びない、といった失敗が少なくありません。
こうした失敗の多くは、銘柄選び以前に、
株価と企業価値の関係を十分に整理できていないことに原因があります。
本書が扱う「はっしゃん式理論株価」は、PER・BPS・ROEなど企業が開示する決算データをもとに、10年分の実績を数値とチャートで可視化し、企業価値を客観的に検証するためのメソッドです。同じデータを使えば、誰が計算しても同じ理論株価になります。
共通の物差しができるので、「今、買うべきか、様子を見るべきか」を、根拠をもって判断できます。
本書では、この判断軸を使い、「割安成長配当株(株価が理論株価や配当と連動して、持続的に成長し続ける割安株)」を投資対象とします。中長期で再現性が高く、失敗の確率を抑えやすい点が特長です。
本書のもうひとつの柱が、生成AIです。生成AIは強力な分析ツールですが、判断の軸が曖昧なままでは、答えもまた曖昧になります。投資のように高度な分野では、AIに渡す「整理された前提」が不可欠です。
そこで活きてくるのが理論株価です。
理論株価は、10年分の決算データを構造化した、AIにとって極めて相性の良い判断材料
です。理論株価と生成AIを組み合わせることで、これまで時間と労力を要していた企業分析を、高い解像度を保ったまま、短時間で行えます。
理論株価というブレない基準と、生成AIによる効率化。その両輪によって、高値づかみやバリュートラップといった大きな失敗を防ぐ。
本書は、「どう儲けるか」ではなく、「どう失敗を避けるか」を重視した、現実的で再現性のある投資判断の土台を提供します。
株式投資で、多くの人がつまずく場面があります。
それは、「なぜその株を買ったのか」を、
あとから説明できなくなる瞬間です。
市場で話題になっている。
業績は悪くなさそう。
配当も出ている。
理由はそれなりにあるはずなのに、
気づけば含み損。あるいは、思ったほど株価が伸びない。
ただ、これは珍しい失敗ではありません。
多くの場合、問題は銘柄選びのセンスではなく、
判断の軸が整理されていないことにあります。
ポイント��
投資で本当に大切なのは「当てること」ではありません
投資というと、
「どの銘柄が上がるのか」
「いつ買えばいいのか」
に意識が向きがちです。
しかし、長く投資を続けている人ほど、
一度の大きな失敗を避けることを重視しています。
・高値づかみ
・割安に見えたバリュートラップ
・企業価値と株価がかけ離れていた銘柄 など
こうした失敗は、その後の投資判断の選択肢を
一気に狭めてしまうからです。
ポイント��
迷い(失敗)の正体は「判断の基準が見えていないこと」
失敗の根底に潜む「判断のブレ」。
このような迷いを減らすために、
本書で扱うのが、はっしゃん式理論株価です。
これは、「この株の価値は、本当に今の価格なのか」を、
感覚ではなく、過去のデータと数値をもとに、
数理的に検証するためのメソッドです。
PER、BPS、ROEなどの決算データをもとに、
過去10年分の実績を整理し、
その延長線上で企業価値を捉えていきます。
同じデータを使えば、
誰が計算しても、同じ結果になる。
つまり、ブレることのない、
「共通の判断軸」を持つことができるのです。
ここに、大きな意味があるのです。
ポイント��
失敗の確率が低い、期待値の高い割安成長配当株への投資
本書が目指すのは、
「割安成長配当株」を軸にした、
無理のない長期投資です。
業績と配当の裏付けがあり、
理論株価に対して割安な水準にあるため、
中長期的に見たときの期待値が高く、
失敗の確率が低い、
という特徴があります。
その候補を探す目安は、
極めてシンプルです(詳細は本書にて)。
・理論株価α値がプラス
・10年スコアが一定水準以上
・企業価値コア4条件を満たしていること
ポイント��
生成AIの必要性
共通の判断軸が見つかっても、
個人投資家が何十社・何百社の企業を、
10年分のデータで整理し続けるのは現実的ではありません。
そこで本書では、生成AIを活用します。
理論株価で整理されたデータをもとに、
企業の特徴や注意点を短時間で整理・言語化する。
具体的には、分析目的に応じて使い分けられる22のプロンプトと、
企業価値を40項目に分解した整理フレームを用意。
誰が使っても、同じ前提条件から分析を始められます。
情報の整理は生成AI。投資判断は人間。
役割を分けることで、
判断のブレを抑えながら、
投資にかける時間と労力を大きく減らすことができます。
◆まとめ 〜株価ではなく、企業を見る投資へ
投資成績を安定させるうえで重要なのは、
一時的な成功よりも、大きな失敗を避け続けることです。
こうした“罠”に何度も陥らないようにするために、
人間の限界を生成AIで補いながら、
理論株価という、ブレない判断軸を持つ。
「なぜ買うのか」
「どこまで許容できるのか」を整理し、
ひとつひとつの不確実性を減らしていく。
そして、日本や世界を良くする企業を見極め、
長期で投資していくことを目指す。
それは、必要以上に時間をかけず、
株価の上下に振り回されない。
そして、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を重視する、
企業そのものに目を向けた、スローな投資スタイルの提案です。
理論株価と生成AIは、
そのための道具なのです。
目次
はじめに
1)理論株価とは?
2)理論株価を使っていますか?
3)理論株価チャートの事例
4)解像度の高い投資
第1章 マネックス証券×はっしゃん対談
はっしゃん式「理論株価」とは
“ ある疑問”から始まった「マネックス銘柄スカウター」
銘柄スカウターの「理論株価」の考え方とは
攻めのPER基準と守りのPBR基準について
銘柄スカウターなら、リアルタイムで理論株価を提供できる
銘柄スカウターに載せられている企業の分析方法の豊富さ
理論株価アプローチの相違点
理論株価との比較で割高度を計る新機能「イナゴ銘柄」
投資家に“損”してほしくはない。だからこその「理論株価」
第2章 はっしゃん式理論株価の誕生秘話
第1節 理論株価=進化の記録
第2節 予測可能な銘柄を投資対象にしていた 〜進化の記録 その1〜
第3節 PERで妥当株価を予測していた 〜進化の記録 その2〜
第4節 リーマンショックと市場優先ルール 〜進化の記録 その3〜
第5節 ROEの取り込みと理論株価の完成 〜進化の記録 その4〜
第6節 PERに関する深い話
第7節 ROEに関する深い話
第3章 理論株価の計算式と統計検証
第1節 はっしゃん式理論株価モデルの計算式
第2節 トヨタ自動車の理論株価を計算する
第3節 はっしゃん式理論株価モデルのプログラム式
第4節 はっしゃん式理論株価モデル米国株版の計算式
第5節 理論株価を回帰分析で検証する
第6節 時系列理論株価を回帰分析で検証する
第7節 相関度と符合率の関係
第4章 DCF法とはっしゃん式理論株価
第1節 DCF法とは何か
第2節 DCF法の計算式
第3節 DCF法でトヨタ自動車の理論株価を計算する
第4節 DCF法でトヨタ自動車をの前提条件を修正する
第5節 DCF法とはっしゃん式理論株価モデルの比較
第6節 DCF法とPERの融合
第7節 DCF法とはっしゃん式理論株価モデルの融合
第8節 番外編�� 〜オニールCAN-SLIM法〜
第9節 番外編�� 〜マネックス証券の理論株価〜
第5章 理論株価10年チャートと企業価値コア4条件
第1節 理論株価10年チャートについて
第2節 時系列相関度と株価上昇率のクロス分析
第3節 理論株価に対する割安度と株価上昇率のクロス分析
第4節 理論株価の増減回数と株価上昇率のクロス分析
第5節 配当価値の増減回数と株価上昇率のクロス分析
第6節 株Bizでスクリーニングする方法
第7節 まとめ
第6章 理論株価10年チャートと10年スコアの使い方
第1節 企業価値コア4条件と10年スコア
第2節 10年スコアと株価上昇率のクロス分析
第3節 10年スコアの構成要素と計算方法
第4節 10年スコアから投資候補を抽出する方法
第5節 投資候補と売買タイミングについて
第6節 はっしゃん式理論株価モデルと投資スタイルの関係
第7節 理論株価10年チャート事例解説
第7章 はっしゃん式理論株価と生成AIの融合
第1節 理論株価と生成AIの相性
第2節 AIに受け渡す40項目のデータ解説
第3節 40項目を使ったプロンプト事例
第4節 AI3モデルの回答事例
第5節 AI3モデルの回答比較分析
第6節 AI活用プロンプト22選
第7節 AIフル活用4000銘柄スクリーニング・質問編
第8節 AIフル活用4000銘柄スクリーニング・回答編
第9節 AIフル活用4000銘柄スクリーニング・チャート編
第10節 株Bizプロンプトの活用と理論株価
巻末URL集
おわりに
著者紹介
はっしゃん
ITエンジニア兼業投資家として割安成長株に長期投資するスタイルで1億円を達成。現在は独立・起業して「初心者にも持続可能な株式市場の実現」という理念のもと、専門的な金融知識なしで利用できる株式入門サイト「株Biz」を監修・開発。理論株価や月次情報など独自の投資コンテンツを配信する。投資家Vtuberとしてマネー誌、投資メディア、SNSでも活動し、ビジネス著書累計10万部、X(旧Twitter)フォロワー数10万人、YouTube株Biz勉強会TVチャンネル登録数2.3万人。
X(旧ツイッター)
@trader_hashang はっしゃん@株Biz
@kabubiz_riron リロン@株Biz AIアシスタント
読者のご意見
この本は、ITエンジニア兼業投資家として現在は独立・起業して「初心者にも持続可能な株式市場の実現」を目指す「はっしゃん」が考案した「理論株価」について、分かりやすく解説したものである。...もっと見る
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