目次
●ニュースに関する問題 1
ガソリン価格の高騰を受けて、アメリカで政策金利の引き上げが決まりました。以下の3つの日本株の業種のうち、このニュースが株価の上昇要因になると思われるものはどれでしょう?
●ニュースに関する問題 2
あなたは少し前から外国為替証拠金取引(FX)を始め、今は米ドル/円の取引をしています。そんなとき、南米のある国で紛争が勃発しました。経済的にも混乱し、その国の通貨は、対米ドルで4分の1ほどにまで暴落しました。ここで儲けを出すには、どうするのが一番よいでしょうか?
●ニュースに関する問題 3
四季報が発売され自分の持ち株を見ると、大幅増益というコメントや営業利益30%以上の増額修正など、株価の上昇が期待できそうです。しかし、次の日から1週間ほど様子を見ましたが、株価や出来高に変化はありませんでした。どのようにするのが適切でしょうか?
●ニュースに関する問題 4
5%ルールで、持ち株に有名ファンドの買いが入ったのを確認しました。しかし、なぜか株価は下がる一方で、自分の損切り幅を超えてしまいました。どのようにするのが、よいでしょうか?
●ニュースに関する問題 5
「消費税は近い将来、2%程度引き上げるのが適当」と発言していた首相率いる政権与党が選挙で勝利しました。その際、日経平均はどのように推移すると考えられるでしょうか?
●ニュースに関する問題 6
大証で金のETFが買えるようになり、あなたは純金に興味を持ちました。金の価格は近年上昇しているようです。余裕資金を運用しているあなたが、この機会に純金をポートフォリオに加える場合、どのような形で追加すればよいでしょうか?
●ニュースに関する問題 7
世間では曲がり屋として有名な株式アドバイザーが、あなたの持ち株を推奨しました。どのような行動が、よいでしょうか?
●ニュースに関する問題 8
インターネットの株関連掲示板を見ていると、自分の持っている株について、元従業員らしい人物が下方修正の可能性や経営陣を批判する書き込みをしていました。株価はそれほど下がっていませんが、今後どのようにするのがよいでしょう?
●ニュースに関する問題 9
G8で米国の要人が「行き過ぎたドル安は是正すべき」と発言しました。あなたが自動車産業など輸出関連の日本株を保有している場合、どうするのがよいでしょう?
●ニュースに関する問題 10
ある製薬会社がHIVの特効薬の開発に成功したと報道されました。それまで低迷していたこの製薬会社の株価は、このニュースを受け急騰しました。しかし、まだ何とかあなたの手に届く株価です。このような場合、どうするのがよいでしょうか?
●投資心理に関する問題 1
あなたはこれから投資を始めようと思っています。どの程度の勝率を目指すべきでしょう?
●投資心理に関する問題 2
スイングトレーダーのあなたは信用取引を含めた大きなポジションを持っていて、含み益が30%ほど出ています。1日の変動幅は月給を超えるほどです。ところが、来週から海外出張の予定が入りました。どのようにすれば、よいでしょうか?
●投資心理に関する問題 3
出来高を伴い世界の主要株価指数が下落しています。日経平均もバブル崩壊後の最安値に近づいてきました。そういう状況で、あなたは去年のボーナスを使っていないことに気づきました。これを使う場合、どのような戦略がよいでしょうか?
●投資心理に関する問題 4
米国のバーナンキFRB議長が中国経済の見通しは暗いと発言し、あなたが持っていた資源株や鉱山株は大幅に下落しました。損切りした数日後、中東情勢が深刻化し、少し前に保有していた資源株や鉱山株は急反発しています。精神的に参っているあなたは、どのように対応すればよいでしょうか?
●投資心理に関する問題 5
株式の短期トレードを始めて半年ほどになりますが、損切りの連続で儲けられず、相場に向いていないのではとも思っています。今後、どのようにするのがよいでしょうか?
●投資心理に関する問題 6
あなたが利食った後、その銘柄がさらに値上がりし、上げ幅の半分も取れなかったことが何度か続きました。「損小利大」を心がけているつもりでしたが、我慢が足りなかったのかもしれないと思っています。今後はどのようなスタンスが最も望ましいでしょうか?
●投資心理に関する問題 7
あなたは相場に慣れ親しみ、商品先物などでもある程度利益を出せるようになりました。しかし、両親からは「先物なんてギャンブルと一緒だ。儲けているうちに早く足を洗え」と言われます。相場、特に商品先物はギャンブルなのでしょうか?
●投資心理に関する問題 8
あなたは余裕資金で株式投資を始めようと思っていますが、まだチャートの読み方などはわかりません。初めて株式投資をする場合、どのようにするのが、よいでしょうか?
●投資心理に関する問題 9
あなたはテクニカル指標をもとに短期トレードを行っています。しかし、サインに基づいて売買しても、「騙し」の場合が多くなかなか利益を上げられません。今後はどうするのが、よいでしょうか?
●投資心理に関する問題 10
あなたはこれまで余裕資金を預貯金のほかに日本国債で運用してきましたが、ガソリンや食料品などの値上がりに金利が負けるようになってきたので、株式運用に挑戦しようかと考えています。しかし、株式市場は全体的に軟調で、なかなか購入に踏み切ることができません。このようなとき、どうするのがよいでしょうか?
●個別銘柄に関する問題 1
あなたが保有する株式の出来高が前日に比べて急増しました。これは売りサインでしょうか? それとも買いサインでしょうか?
●個別銘柄に関する問題 2
あなたが購入のタイミングを計っている銘柄が、買い残が積み上がりながらしばらく続落し、数日間横ばった後、安値を抜いたことをきっかけに通常の数倍の出来高を伴って急落しました。ここであなたは、どのように行動すべきでしょうか?
●個別銘柄に関する問題 3
あなたが保有する株に、いきなり仕手らしき買いが入りストップ高まで暴騰しました。どのように対応するのが最も適切でしょう?
●個別銘柄に関する問題 4
気になっていた株の出来高が増加し、上昇トレンドに入ったようです。しかし、この株は東証2部の銘柄で買い気配と売り気配の差が離れており、成行で注文を出すと、3%ほど不利な価格で約定してしまいそうです。どのように対応すれば、よいでしょうか?
●個別銘柄に関する問題 5
画期的な製品の開発に成功したと報じられたことにより、ある企業の株は3日連続でストップ高になりました。その後、値段は下がらず、3カ月ほど横ばいの状態が続き、出来高も落ち着いた様子です。このような株は、どのようにすればよいでしょうか?
●個別銘柄に関する問題 6
あなたはチャートを意識してある株を買いました。買って数週間後、含み益が3割ほど出た頃に、まだ割安だったためか海外ファンドがTOBを表明しました。今後、TOBが失敗し、株価が下落するかもしれませんが、さらに値上がりする可能性もあります。持ち株はどのようにすれば、よいでしょうか?
●個別銘柄に関する問題 7
会社勤めが忙しいあなたは、自分が買った銘柄の値動きをしばらく見ていませんでした。ある日、新聞を読むと持ち株が上場来最高値をつけたという見出しを発見しました。出来高を見ると落ち着いた感じで、投機的な上げではなさそうです。どのようにするのが、よいでしょうか?
●個別銘柄に関する問題 8
買って間もない自分の銘柄が株式雑誌に待望銘柄と紹介されました。発売当日は出来高を伴い1日で15%ほど値上がりしましたが、その後は下落する一方で、もうすぐ利が消えそうです。どのようにすれば、よいのでしょうか?
●個別銘柄に関する問題 9
コーヒーが大好きなあなたは、株主優待にひかれてコーヒーショップの株を購入し、3カ月後の権利確定日を待っていました。しかし、コーヒー豆の不作が伝えられ、持ち株の価格が持ち値から2割ほど下落しました。このような場合、どうすればよいでしょう?
●個別銘柄に関する問題 10
あなたは革新的な技術を次々と発表しているある企業に目をつけましたが、高値圏のためなかなか手が出せませんでした。そんなとき、その企業の社長の個人的なスキャンダルが発覚し、株価は大きく下げました。さて、どうすればよいでしょうか?
●資金管理に関する問題 1
あなたが750円で購入した銘柄が700円にまで値下がりしました。増益見通しなので持っていたいのですが、最も適切な対処法はどれでしょうか?
●資金管理に関する問題 2
あなたの証券会社の口座には1,000万円あります。300万円ほどでポジションを新規建てする場合、どのように仕込むのが戦略上有利でしょうか? 流動性は気にしないものとします。
●資金管理に関する問題 3
株式投資を始めたあなたは、チャートや新聞のニュースを参考にいくつかの銘柄を買いました。その後、半年ほど経って、新しい株を買いたいと思っていますが、現在持っているどの株を手仕舞えばよいでしょうか?
●資金管理に関する問題 4
株式市場や為替など相場は大まかに分けて、トレンド相場と持ち合い(もちあい)相場の2つがあると言われています。持ち合い相場は一定のレンジで価格が上下し、トレンド相場は価格が上がり続けたり、下がり続けたり一方的な値動きをします。初心者でも利益が出しやすい相場はどちらでしょうか?
●資金管理に関する問題 5
あなたは有休を取り、日経平均先物のデイトレードをしていました。しかし、コンピューターの調子が悪くなり、急に立ち上がらなくなりました。運が悪いことに、総資金に対して、大きめのポジションを持ったままです。どのように対応するのがよいでしょうか?
●資金管理に関する問題 6
日経平均が暴落したにもかかわらず、あなたは現金比率が高く、大きなダメージは受けませんでした。RSI、ボリンジャーバンドなど逆張り系のテクニカル指標では、多くの銘柄に売られ過ぎのサインが出ています。またチャートを見てもこれまで2、3カ月ごとに暴落しており、今回はその2カ月目にあたり、すぐに反転するようにも思えます。ここから買ってもよいのでしょうか?
●資金管理に関する問題 7
あなたは老後に備えるためのポートフォリオを検討しています。その際、最も適切でないのはどれでしょう?
●資金管理に関する問題 8
あなたは朝、ある銘柄に買い注文を入れてから出勤しました。昼休みになり、注文内容を確認すると、1桁多く注文を出しており、満玉に近い約500万円のポジションを取っている状態でした。ただ幸いにも5%程度の利が乗っています。このような場合、どうするのがよいでしょうか?
●資金管理に関する問題 9
あなたは余裕資金で株式投資を行っていますが、購入した銘柄が値下がりすることが多くあります。その都度、機械的に損切りをしていますが、それではまったく儲けが出ず、手法を変えるべきかと考えています。そんなとき、友人がナンピン買いで利益を出しているという話を聞きました。ナンピン買いはリスクはありますが、ただ機械的に損切りをするよりは儲けにつながりそうな気もします。投資にナンピン買いを取り入れるべきでしょうか?
●資金管理に関する問題 10
あなたは総資金500万円のうち、150万円で新興株などに投資しています。ある朝、ニューヨークの大幅下落を受け、東京市場も全面的に大きく下げ、あなたの持ち株もすべて下落しました。持ち株の含み損は、その日の前場だけで10%ほど拡大しました。しかし、下げ幅を見ると売られ過ぎのようで、実際、一部の持ち株は後場に入って多少の反発を見せました。このような場合、次の3つの答えの中で最も適切な対応はどれでしょう?
●その他の問題 1
あなたは父親の遺産としてある銘柄を相続しました。調べてみると、数カ月前に不祥事が発覚し大きく値を下げた後、そのまま横ばいの状態でした。この銘柄をどうするのが、最もよいでしょうか?
●その他の問題 2
ニューヨークWTI原油先物の価格が上がり続けているにもかかわらず、日本の東工取原油先物の価格は、ファンドの大量空売りで下げ続けています。あなたが、原油の買いポジション(半年先の期先)を持っていた場合、どう対処するのが適切でしょう?
●その他の問題 3
あなたは今年社会人になったばかりの知人から「自社株を買ってもいいか?」という質問を受けました。話を聞くと入社する会社はベンチャー企業で最近上場して勢いがありそうです。自社株を買う場合、会社から補助金が出るみたいです。さて、どのようにアドバイスをすれば、よいでしょうか?
●その他の問題 4
トレードの経験を積み、あなたは相場のリスクを理解するようになりました。今後、取引の戦略を増やすために信用口座を開設したいと思います。しかし、個人投資家は信用口座は開設しないほうがいいという話も聞きます。どのようにすれば、よいでしょうか?
●その他の問題 5
最近、会社の同僚が深夜のGlobexで日経平均先物の動きを見て翌日の相場の予想を練っていると聞き、興味を持ちました。Globexは夜更かしをしてでも見るべきでしょうか?
●その他の問題 6
景気が回復したという報道にもかかわらず、日経平均は足踏みしています。あなたは日本の株式市場にいったん見切りをつけ、話題の中国株、ベトナム株にチャレンジしてみたいと思っています。また、FX取引などにも興味があります。チャートの読み方を誤らなかったり、損小利大を守れば、どこの市場でも勝ち残れるのでしょうか?
●その他の問題 7
これから株式投資を始めるあなたはチャートやテクニカル指標の勉強をしたいと思っています。どのように学ぶのが効率的でしょうか?
●その他の問題 8
外国人の日本市場への注文は株価に大きな影響を与えるという話を聞きました。市場の寄り付き前の外国人の売り注文・買い注文の動向は、手間がかかっても調べたほうがよいのでしょうか?
●その他の問題 9
あなたは成長が見込める資源国への投資の一環として、南アフリカ・ランドを買うことを考えています。ドルやユーロに比べて金利が高いことも魅力ですが、あまり馴染みはありません。一般の投資家がこうした馴染みのない国の通貨で取引をしてもよいでしょうか?
●その他の問題 10
なかなか損切りできないあなたは、証券会社のパンフレットでeワラントの存在を知りました。損は投資金額に限定されており、利益はレバレッジが利いていて株式投資より大きいという金融商品です。個人投資家がeワラント取引をやっても、よいのでしょうか?
著者紹介
矢口 新(やぐちあらた)
1954年和歌山県新宮市生まれ。早稲田大学中退、豪州メルボルン大学卒業。野村證券(東京、ニューヨーク、ロンドン)、ソロモン、UBSなどで為替、債券のディーラー、機関投資家セールスとして活躍。 著書『実践・生き残りのディーリング』は、現役ディーラーの“座右の書”として、高い評価を得ている。現在は株式会社ディーラーズ・ウェブ(金融商品取引業)経営の傍ら、地場証券会社のディーラーとして日本株を運用。まぐまぐ公式メルマガ『マネーのまぐまぐ!』で“矢口新の『トレードセンス養成講座』”も掲載中。
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