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タイ株投資完全マニュアル 入門編 本気の海外投資シリーズ2
阿部俊之,
石田和靖
パンローリング
四六判 200頁 2006年3月発売
本体 1,800円 税込 1,980円
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これからの国「タイ」は、大きく発展する可能性を秘めた魅惑の楽園。
本書は、そんな「タイ」に投資するにはどうしたらいいのかを解説した、
日本初の本格的なマニュアル本です。
■タイの魅力とリスク
いまだ発展途中にある「タイ」だけに、この国には今後発展する要素がたくさんあ
ります。例えば、経済。1997年7月の「バーツ大幅下落」以降、下降線をたどってき
ましたが、財政政策を含む景気対策や好調な輸出産業などにより低迷を続けていた経
済は回復基調に。その後、2001年2月に発足したタクシン政権の働きもあって経済は
回復。2003年は6.9%、2004年は6.1%の成長を達成しています。そのほかにも、以下
に列挙するように“国を上げていく”要素が数多く内在しています。
- メガプロジェクト
首都圏の大規模交通システムに着工(全長291キロメートルにわたるバンコクの都市
交通システム整備に5000億バーツを投じるほか、発電所新設などエネルギー関連
に2500億バーツ、農業関連や灌漑施設に1400億バーツを充てる)
- 巨大なショッピングセンターの誕生
- 15〜40歳の働き盛り世代が人口の中核を占めるという安定した人口ピラミッド
- タイ民族は勤勉で適応能力が優れているとの世界的な評価
- 食料は自給自足、お金は対外加工貿易で稼いでいる
(一般的に、食料や資源の自給国は、通貨も強いと言われてい)
- アジアのデトロイト(自動車生産好調)
- イスラム圏向けの食品輸出が急増
さて、上に挙げたようにタイには多くの魅力がありますが、どの国でも同じように、
影(リスク)もももちろん存在しています。その主なものは以下の通りです。
- 原油の輸入依存度が高い
高い輸出量と貿易黒字が見込める反面、原油の輸入量がその額を大幅に超えているた
め、国全体としての貿易赤字が拡大。製造業や農業、食品加工業をはじめとした輸出
産業の成長が課題。
- 政治と経済に密接なつながりをもつタクシングループ
タクシン一族への不信感。タイの国民や野党からの批判も絶えず、反政府組織なども
一部で存在。
このように多少のリスクはありますが、それらはタイの可能性を大きく否定す
るものではありません。メガプロジェクトに代表されるように、タイには今、戦後の
日本に見られたような躍動感があります。本当にこれからの国なのです。
■タイはまだまだ割安
タイの株式市場の特長として、「PER(Price Earning Ratio=株価収益率)が他市
場と比べてもまだまだ割安で、配当利回りも高く、安定した政治と経済成長により、
今後大きく成長が見込める」が挙げられます。実際、PERは香港14.50倍、東京28.20
倍に対し、タイでは8.70倍と10倍以下の数値です。配当利回りも、香港3.07%、東
京1.02%に対し、タイでは3.77%になっています。
このように、これから4〜5年程度の中長期的な運用先として魅力溢れるマーケッ
トなのです。海外投資のポートフォリオの中のひとつの分散先として、国の基幹産業
などに投資すれば、資産運用に思わぬ弾みをつけてくれる可能性もあります。
比較的安く投資できる点も魅力のひとつでしょう。「タイ企業への投資は初めてだ
から、少し様子を見ながら……」というのであれば、2〜3万円程度からの投資も十
分可能です。経済発展の入り口に差しかかった国への投資ですから、資金的な敷居は、
まだまだ日本よりも低いといえます。
■タイへの投資手法
タイ株の個別銘柄に日本から投資する手法としては、以下に示すように
- 日本の証券会社を使い、タイ株に投資する
- タイの証券会社を使い、タイ株に投資する
- 香港の証券会社を使い、タイ株に投資する
という3つのパターンがあります。
本書では、このうちの「香港の証券会社を使い、タイ株に投資する」について詳し
く解説しています(詳細は本書をご覧ください)。口座開設の仕方や入金方法、出金
方法、オンライントレードのやり方など、実践に即した内容を紹介しています。
(はじめに)
魅惑の国、タイランド。タイ政府観光局のキャッチコピーは「Amazing Thailand
(驚きのタイ王国)」という言葉でその魅力を表現しています。
タイの魅力というと、まずグルメが挙げられるでしょう。タイでは街角を歩けばそ
こらじゅうに屋台が軒を並べています。食欲をそそる香辛料の香りにつられて、思わ
ずふらふらっと屋台に入れば、今までに出合ったこともない独特の味付けと香りに病
みつきになってしまいます。
また、女性に大人気のエステやスパ、マッサージもあります。タイのエステやスパ
は、価格が安いうえにサービスのクオリティも高く、数や種類が実に豊富で、世界中
の観光客を惹きつけてやみません。
ショッピングもタイの楽しみのひとつです。いろいろな商材の値段が安いので、タ
イで安く仕入れた雑貨や衣類を日本で販売している個人輸入業者もますます増えてい
るようです。そして、少し田舎のほうへ足を運べば、ゴルフ、ダイビング、カヌー、
トレッキング、エレファントライディング……。人間が自然に溶け込むエコツアーも、
忙しい毎日を過ごす日本人には、大人気のようです。
これだけ数多くの魅力を備え、世界中から多くの観光客や長期滞在者を受け入れて
いるタイ。ここには、もうひとつ忘れてはならない大きな魅力があります。それは
「経済成長」です。
ここ最近、日本の個人投資家の間では、中国やインドへの株式投資や投資信託が過
熱化しています。確かに中国・インドといった経済成長著しい国への株式投資には資
産を大きく増やすチャンスがあります。事実、中国やインドは、GDP年率8〜9%成
長というものすごい規模とスピードで経済成長しています。
しかし、われわれ個人投資家は表面的なことばかりに目を奪われてはいけません。
物事には表と裏があるように、裏の部分にも目を向けないと真の姿は見えないのです... (続きを読む)
目次
第1章 魅惑の国タイランド
第2章 タイ株の基本情報
第3章 TISCO証券香港リミテッドの概略
第4章 TISCO証券香港リミテッドの口座開設
第5章 TISCO証券香港リミテッドの入金と出金
第6章 TISCO証券香港リミテッドのオンライントレード
第7章 わたしたちのタイ株体験談
第8章 タイの企業情報
著者紹介
阿部 俊之 Toshiyuki Abe
ASEAN JAPAN CONSULTING 代表取締役。早稲田大学商学部卒業。大学では日本とタイのFTAを研究する。その後勢い良く海外で働くことを決意して来タイ。英語、タイ語、中国語を駆使しながら富裕層へ高級車を販売する。3年ほど前からタイの経済の発展を信じ、タイ株投資を始める。現在のブログ「アジア株(タイ株)海外投資ロングスティ」はタイ株関連ブログではナンバー1を誇る。
石田 和靖 Kazuyasu Ishida
(有)ザ・スリービー 代表取締役。会計事務所に10年間勤務、主に法人税業務と財
務コンサルティング業務を中心に携わる。UAE、パキスタン、ミャンマー、タイ、ベ
トナム、インドネシアなど中近東〜東南アジアエリアの外国人経営者の法人を多く担
当。その後、(有)ザ・スリービーを設立。年に十数回、香港・タイ・UAEなど各国
を訪問し、香港やドバイの証券会社にも太いパイプを持つ。世界の投資情報を集約さ
せるべく構築された、「海外分散投資に燃える同志が集まるSNS “World Investors”
」を企画・デザイン。著書に『15万円からはじめる本気の海外投資完全マニュアル』
『タイ株投資完全マニュアル 入門編』がある。
(本気の海外投資シリーズ2)
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