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景気予測から始める株式投資入門
村田雅志
パンローリング
A5判 上製本 240頁 2003年12月発売
本体 3,300円 税込 3,630円
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〜個人投資家のためのトップダウンアプローチ〜
UFJ総研エコノミストが書き下ろした「超」高効率のトップダウンアプローチ法を紹介!
落とし物を探すときのことを思い出してほしい。おそらく、次のような動作を無意識のうちにしているはずだ。
- 立ったまま(目の位置を地面より高い位置に置いたまま)の状態で対象物が
落ちている場所を探す。
- 落とし物の場所が分かったら、その近くまで移動する。
- 最後に、腰をかがめ落とし物をを手で拾い上げる。
この一連の動作「上から下をみる」はトップダウンと呼ばれるものである。効
率よくモノを探す最適の方法である。
トップダウンを相場に応用したのが本書で紹介する「トップダウンアプロー
チ」だ。簡潔にいうと、最も高い視点である「景気」を知り、次に各景気局面に
合致したセクターを選び、最後に個別銘柄を選ぶ手法である。この手法は他手法
と比べても必要とする時間や労力が少なく、銘柄を選ぶまでの作業効率が非常に
高いといえる。
本書の最大の目的は、個人投資家に株式投資における景気予測の大切さと有効
性を伝えることにある。個人投資家の多くは、景気予測は難しい、景気予測は株
式投資に役立たない、といったイメージを抱いているようだ。しかし本書読めば
わかるように、景気予測は難しくもなく、役に立たないものでもない。むしろ、
株式投資でリターンを得るのに有効なツールといえる。本書を通じて、一人でも
多くの個人投資家が、景気予測に関心をもち、株式投資のツールとして景気予測
を活用してくれれば、本書執筆の苦労も報われることだろう。
目次
第1章 なぜ景気予測が必要か
- マクロについて考える
マクロとは/マクロの必要性
- マクロで経済を見る
視点を高くする/上から下をみる=トップダウン/落し物をトップダウンで探す
/トップダウンの利点と欠点
- マクロ戦略を株式投資に利用する
トップダウンアプローチとボトムアップアプローチ/トップダウンアプローチの
利点
- トップダウン株式投資の流れ
第2章 まずは景気を予測する
- 景気の定義を考える
景気とは/景気の良し悪し/水準による景気判断/変化による景気判断/混同し
て使わない/個人投資家は変化による判断で
- 景気循環をみる
景気循環とは/4つの景気循環/景気循環と景気基準日付/景気を表す生産指数
- 景気を予測する
先行指標による予測/在庫指数/在庫率指数/出荷・在庫バランス/その他の先
行指標
- 先行指数の作成方法
在庫指数と在庫率指数/出荷・在庫バランス/非鉄金属工業・出荷指数/生産
財・最終需要財生産比率/景気先行指数/一致・遅行比率
- 先行指標アプローチによる景気予測・例
1973年10月以降の生産指数を予測する/3つの先行指標の確認/先行期間
を先行指標に当てはめる/1973年10月以降の生産指数
第3章 マクロからセクターを選び出す
- 水泳のタイムと水流
- 景気と平均株価の関係
好不況期と平均株価/好況期・回復局面にチャンスあり/景気に先行する平均株
価/予想が株価を形成する
- セクターを選ぶ2つの手法
- セクター循環法とは
米国における景気・セクター関係/日本版:景気・セクター関係の研究/日本版:景気・セクター関係
- マクロバリュエーション法とは
平均株価とマクロの利益/マクロの利益とは/マクロの利益を分解する/マージ
ンの予測/売上数量の予測/一人当たり賃金の予測/雇用者数の予測
- 景気・セクター関係を利用したセクター選別
まずは景気予測/局面に合致したセクターを選び出す/1993年4月以降のセ
クター株価
第4章 セクターから個別銘柄へ
- 個別銘柄を選び出すには
銘柄選定の難しさ/企業の波乗り
- 波に乗る企業とは
業界地位による選定/固定費率による選定/専業度による選定
- EPSとPERによるバリュエーション
バリュエーションとは/EPSの調整/EPSの分解
- BPSとPBRによるバリュエーション
EPSのデメリット/BPSとPBRによる分解/PBRの見方/PBRの分解
/
- 過去の実績から選び出す
β(ベータ)値とは/β値を計算するときの注意点
- マクロ投資をするにあたって
分析対象を絞り込む/B級データは無視する/自分流を築き上げる
第5章 景気予測に必要な経済統計
- 経済統計の活用に必要な知識・技術
データの入手方法/データの種類/データの処理
- 株式投資に役立つ経済統計
株式投資に役立つ経済統計一覧/景気全般を把握するための経済統計/企業活動
を把握するための経済統計/個人消費の動向を把握するための経済統計/物価動
向を把握するための経済統計/市場の注目度が高い経済統計
あとがき
●読者のご意見
(現代の錬金術師シリーズ)
著者・村田氏のブログ
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