無敵の「プライスアクション+価格帯別出来高」FXトレード
トレーダー・デール,
長岡半太郎,
西田隼人
パンローリング
A5判 上製本 256頁 2023年3月発売
本体 3,800円 税込 4,180円
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読者の声
デイトレードから長期投資にも利用できる万能戦略
市場を動かし、操作している巨大な銀行や金融機関の「足跡」をたどれ!
デールはトレード歴10年以上の専業トレーダーである。彼は大学でファイナンスの学位を修得し、卒業後は大手ブローカーでマーケットアナリストとして働き始めた。就職後、会社は顧客本位ではなく、利己的で、手数料のことしか頭になく、責任感もなければ、顧客の利益など一切考えていないことに疑問を感じ、すぐに辞めた。会社を辞めたあとは、苦労をしながら、専業トレーダーの道に進み、今はトレードで生計を立てている。
デールがトレーダーとして一皮むけたのは、巨大な銀行や金融機関の「足跡」をたどることを「発見」したときだった。なぜなら、市場を動かしているのは銀行や金融機関で、彼らが市場を操作していたからだった。彼は可変式価格帯別出来高指標を用いて毎日トレードしている。
本書には、デールがトレードを始めたころ、こういう本を読みたかった、こういう本があれば無駄な時間を節約できたというエッセンスと指針が詰め込まれている。本書は迷えるFXトレーダーの救世主となることだろう。
本書に書かれていることは以下のとおり。
- プライスアクションはどう機能するのか
- すぐに使えるプライスアクション戦略
- 価格帯別出来高の仕組み
- 私のお気に入りの価格帯別出来高戦略
- 自分に合ったトレードスタイルの見つけ方
- ポジション管理法
- 正しい資金管理法
- トレードの心理学
- 正しいバックテストのやり方
- 最もよくある間違いとその回避法
- 私自身のトレード法とルール
■価格帯別出来高で何がわかる?
値動きが横ばいの重要なエリアにアミをかけている。
このような値動きが横ばいのエリアで、大きなポジションが買い集められている証拠を見てみよう。
上の図とまったく同じものだが、価格帯別 出来高を表示している。
出来高が多いのは、値動きが横ばいのエリアであることがわかる。
つまり、ポジションの大半がこのエリアで買い集められていた。
この横ばいの値動きは、1分足でも30分足でも日足でも週足でも、
つまりどの時間枠チャートにもあり、重要なポイントだ。
アグレッシブな値動き
アグレッシブな買い方が価格を押し上げたり、
売り方が価格を押し下げたりすることがあるが、
たいていの場合、横ばいの値動きのあとに起こることが多い。
これは大口の機関投資家のポジションの積み上げに関係している。
市場は「機関投資家によって操作されている」というのは、
『出来高・価格分析の完全ガイド』にも共通する考え方だ。
こちらは株式市場について書かれているのに対して、
『無敵の「プライスアクション+価格帯別出来高」FXトレード』はFX市場を対象としている。
著者紹介
トレーダー・デール(Trader Dale)
デールはトレード歴10年以上の専業トレーダーである。彼はファイナンスの学位を取得し、ポートフォリオマネジャーと投資マネジャーとデリバティブ取引の資格を持っている。デールは大手ブローカーのマーケットアナリストとしてキャリアをスタートさせた。その後すぐに専業トレーダーの道に進み、トレードで生計を立てている。トレーダー・デールについての詳細はウェブサイト(https://www.trader-dale.com)で確認できる。
「編集部より」
出来高は人によってさまざまなことを言われており、その人の相場観に合うように解釈されやすい指標の1つですが、個人トレーダーが出来高をもとに、確固たるルールと規律を持ってトレードするのには何の問題はないと思います。ウィザードブック刊行の究極の目的とは、読者の方に合った、また読者の方だけの戦略や手法を見つけてもらうためです。読者の方がウィザードブックによってその道のりを少しでも短縮できれば、ウィザードブックの刊行目的は達成されたようなものです。もしFXトレードや株式投資で安定したパフォーマンスを得られないとお悩みのトレーダーや投資家の方がおられるなら、本書はステップアップやブレイクスルーの一助になるかと思います。
目次
監修者まえがき
ボーナスビデオコンテンツ
序章
著者について
本書の内容
なぜ秘密にしておかないのか
注意事項
第1章 プライスアクション
なぜ価格は動くのか
だれが価格を動かすのか
指標
プライスアクションを用いて機関投資家の動きを見抜く方法
横ばいの値動き
アグレッシブな最初の値動き
より高い値動きやより安い値動きへの強い拒絶
全体像
機関投資家の動きを見抜くにはどの時間枠を使えばよいか
プライスアクションを用いたトレード戦略
戦略1――支持線が抵抗線になる(逆も同様)
戦略2――オープンドライブ
戦略3――AB=CD
戦略4――取引開始
戦略5――デイリーオープン
戦略6――前日や前週の高値と安値
強い高値や安値、弱い高値や安値
失敗したオークション
第2章 価格帯別出来高
価格帯別出来高への案内
どこからデータを取るか
価格帯別出来高対マーケットプロファイル
価格帯別出来高――ポイント・オブ・コントロール
価格帯別出来高――さまざまな形の価格帯別出来高とその応用
「D型の価格帯別出来高」
「P型の価格帯別出来高」
「b型の価格帯別出来高」
「細型の価格帯別出来高」
可変式の価格帯別出来高
価格帯別出来高によるセットアップ
出来高セットアップ1――出来高積み上げによるセットアップ
出来高セットアップ2――トレンドによるセットアップ
出来高セットアップ3――拒絶のセットアップ
価格帯別出来高セットアップ――ビデオ
逆トレード
第3章 自分のスタイルを見つける
デイトレード
デイトレード向きの金融商品
デイトレードにおける損切りと目標値
スイングトレード
スイングトレード向きの金融商品
スイングトレードにおける損切りと目標値
スイングトレード――ビデオ
長期投資
長期投資向きの金融商品
長期投資における損切りと目標値
第4章 どんな金融商品をトレードするべきか
相関性と過度なリスクイクスポージャー
手いっぱいになる
正しい通貨ペアを選ぶ
正しい金融商品を選ぶためのステップ
主要な通貨の特徴
私のお気に入りの商品
ボーナス――トレード向きの仮想通貨
第5章 マクロ経済ニュース
ヒント1 ニュースの中身やそれに対する市場の反応を予想しようとするな
ヒント2 マクロ経済ニュースを見逃さない
ヒント3 予想外のニュースにどう対処するか
ヒント4 さまざまな種類のマクロ経済ニュースの重要度とそれがもらたし得る影響
1.弱い赤色のニュース
2.標準的な赤色のニュース
3.壊滅的な赤色のニュース
ヒント5 どのニュースがどの通貨ペアに影響するか
ヒント6 重要なニュースの発表中はトレードしない
ヒント7 重要なニュースの発表前に手仕舞う
ヒント8 ニュース発表後いつトレードを再開するべきか
ヒント9 マクロ経済イベントの通過後に仕掛け直す
ヒント10 ニュース発表後の動きにトレードを合わせる
第6章 市場分析の1から10
デイトレードでの分析
スイングトレードと長期投資での分析
第7章 ポジション管理
目標値
固定目標値
出来高に基づく目標値
損切りの設定
固定損切り
出来高に基づく損切り
出来高に基づく損切り――別の損切り手法
損切りの管理
早めに手仕舞う
第8章 資金管理
1回のトレードでどれくらいのリスクをとるべきか
リスク・リワード・レシオ
ポジションサイジング
相関性
第9章 トレードの心理学
4種類のトレード
良い勝ちトレード
悪い勝ちトレード
良い負けトレード
悪い負けトレード
ルールを破らないために
破滅と絶望のサイクル
勝ちトレードの扱い方
負けトレードの扱い方
標準的なドローダウンの対処法
過度なドローダウンの対処法
正しい元への戻り方
第10章 バックテストとトレードの始め方
フェーズ1――大ざっぱなバックテスト
フェーズ2――徹底的なバックテスト
フェーズ3――マイクロトレード
フェーズ4――半分のポジション
フェーズ5――完全なポジション
トレード日記
第11章 トレードでよくある10の間違い
1.指標を使う
2.マーチンゲール法
3.1回のトレードを過信する
4.ポジションが大きすぎる
5.自分の間違いを認めることができない
6.損切りを置かない
7.無計画に仕掛ける
8.他人のアイデアをうのみにする
9.戦略をコロコロ変える
10.質の低いブローカーに固執する
第12章 私流のデイトレードのやり方
どのように仕掛けるか
損切りと目標値をどこに置くか
損切りを動かす
仕掛けポイントへの試し
どれくらいの期間ポジションを保持するか
寄り付きでの窓空け
以前の仕掛けポイント
有効なセットアップをすべて使う
第13章 トレード例
デイトレード
セットアップ1――出来高積み上げによるセットアップに基づくトレード
セットアップ2――トレンドによるセットアップに基づくトレード
セットアップ3――拒絶のセットアップに基づくトレード
逆トレード
スイングトレード
セットアップ1――出来高積み上げによるセットアップに基づくスイングトレード
セットアップ2――トレンドによるセットアップに基づくスイングトレード
セットアップ3――拒絶のセットアップに基づくスイングトレード
おわりに
監修者まえがき
本書は、トレード歴十数年の専業トレーダーであるトレーダー・デールの著した“VOLUME PROFILE : The insider's guide to trading”の邦訳である。出来高を使って金融市場を理解しようとする試みについては、すでにアナ・クーリングによる『出来高・価格分析の完全ガイド――100年以上不変の「市場の内側」をトレードに生かす』(パンローリング)という優れた解説書があり、それが株式市場を対象としているのに対して、本書はFX市場(外為市場)を対象としているところに特徴がある。
また、これら2冊の著者に共通していることは、「市場は機関投資家(大手金融機関)によって操作されている」と考えていることである。そうした極端な解釈が神の目から見て真に正しいかどうかといえば、現実的にはその命題が普遍的かつ恒常的に成立しているわけでもないだろう。しかし、それが多少なりとも説明力を持つかぎり、その思い込みは、それを信じる者に強い信念と自己規律をもたらし、彼らをトレードにおいて極めて有利な立場に導くことになる。(続きを読む)
序章
私の名前はトレーダー・デール。2008年から専業トレーダーをしている。経済学とファイナンスとトレードに並々ならぬ熱意を持っている。大学でファイナンスの学位を取得し、ポートフォリオマネジャーと投資マネジャーとデリバティブ取引の資格を持っている。トレード世界の多くの「カリスマ」たちとは違い、私は正当な教育を受けた有資格者であると自負している。もちろん、これらの教育や資格は私の両親のおかげで得たものである。両親は私の学生時代を大いに支えてくれただけでなく、私が駆け出しのころにも助けてくれた。
私は大学を卒業後すぐに、大手証券会社でアナリストとして働き始めた。大学を出てすぐにアナリスト職に就けるのはありがたい話だと思う人が多いだろうが、私はあまりそう思わなかった。この仕事には2つの問題があった。まず、あれをしろこれをしろと言ってくる上司がいることが嫌だった。私は会社員であるためではなく、将来独立するために常日ごろ努力していたからである。次に、顧客に対する会社の姿勢が嫌いだった。これは大半のFXブローカーに当てはまる問題であるだろう。実のところ、彼らは自分の顧客が儲かるかどうかなど気にしていないのである。彼らは利己的で、自分たちが取る手数料のことしか考えていない。責任感もなく、顧客の利益など気にもしない。このような会社の「道具」であることが嫌で、私は会社を辞めた。
会社を辞めたあとは、トレードに全力を注いだ。まさに全身全霊で臨んだ。私はあらゆる種類のトレード戦略を検証し、さまざまなアプローチを試し、多種多様なパターンのバックテストを行うなど、できることはすべて行った。これらの作業は毎日12〜15時間に及んだ。
私はさまざまな商品をトレードし、多種多様なトレードスタイルを用いた。株や投資証書を取引することもあれば、自動化したシステムトレードを行うこともあった。そして現在は、FXの手動トレードを中心に行っている。
FXのトレードを始めたころは、短期間で巨額の利益をもたらしてくれるような「聖杯」を見つけださなければならないと考えていた。そして、さまざまなトレード指標のなかからそのような聖杯を探し出そうとした。しかし、うまくいくはずもなかった。一般的な指標のほとんどをあらゆる設定で試してみたが、どれもあまりうまくいかなかった。少なくとも長期的にはうまくいかなかったのである。
初めてはっきりと成功したと思ったのは、すべての指標を見ないで、プライスアクションだけに絞ってやり直したときであった。このとき初めて自分の成長を実感した。さらにプライスアクションと価格帯別出来高を組み合わせたときは、まさに「ひらめきの瞬間」であった。このときにようやく自分が普遍の優位性を手にし、継続的に利益を上げることができるのだと感じた。(続きを読む)
(ウィザードブックシリーズ342)
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