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ブラッドレー・C・バーケンフェルド/長尾慎太郎/藤原玄 堕天使バンカー スイス銀行の黒い真実

堕天使バンカー スイス銀行の黒い真実

ブラッドレー・C・バーケンフェルド, 長尾慎太郎, 藤原玄
パンローリング
四六判 上製本 574頁 2017年7月発売
本体 2,800円  税込 3,080円  国内送料無料です。
この商品は 明日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
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ヒラリーもオバマも「お友だち」の巨大銀行に忖度していた!
スイス銀行の秘密保持を打ち壊した本当の物語
金融史上、最も重要で巨額な内部告発事件の真実
史上最大の内部告発者!


目次読者の声
ブラッドレー・バーケンフェルドは、世界最大の銀行UBSで働くプライベートバンカーとして、そのすべてを体験した。UBSでは、超のつく大金持ちが複雑に張り巡らされた秘密のナンバーアカウントやオフショアの企業群を使って、何百万もの資金を税務当局の目が届かないところに隠している。UBSが顧客の無分別な行動を彼の責めとすべく準備をしていることを知り、バーケンフェルドはアメリカ政府にホイッスルを吹いた(内部告発をした)。

バーケンフェルドが提供した前代未聞の情報によって、150億ドル以上の資金が取り戻されたが、彼がたった一人で史上最大の脱税スキームを暴き、そのホイッスルブローイング(内部告発)によって、スイス銀行の秘密保持の伝統を打ち倒したにもかかわらず、アメリカの司法省は彼に罪をかぶせ、口を閉ざそうとしたのだ。司法省は彼を共謀罪で検挙し、30カ月も投獄した。

しかし、バーケンフェルドは最終的に勝利する。出所後、彼の正しさは証明された! 米内国歳入庁は、驚くべき暴露を行った彼に対して、史上最大の1億400万ドルに上る報奨を与えたのだ。

たった一人で、スイス銀行業界のあくどさ、大金持ちのあくなき脱税への執念、大銀行に籠絡されている米大統領や国務長官たちの実態を白日の下にさらした彼の真実の物語は、一度読み始めるとページをめくる手が止まることはないだろう!


著者紹介

ブラッドレー・C・バーケンフェルド(Bradley C. Birkenfeld)
史上最も重要なホイッスルブロアー(内部告発者)として知られる元金融マンである。現在は不正を暴き、根絶しようと活動するホイッスルブロアーの支援を行っている。バーケンフェルドの歴史的な行動の結果、顧客の脱税や不正、またはテロリストの活動を支える金融機関のリスクとコストは大幅に増大した。バーケンフェルドは、バーモント州ノリッジ大学で経済学の学士を、スイスのアメリカン・グラジュエイト・スクール・オブ・ビジネスで国際MBA(経営学修士)を修得している。NHL(北米アイスホッケーリーグ)のボストン・ブルーインズの根っからのファンでもあるバーケンフェルドはチームや慈善団体と協力して、恵まれない子供たちの支援を行っている。

目次

監修者まえがき

序章 だまされやすい人 (立ち読みページ

第1部
第1章 成功への道
第2章 ボストン虐殺事件
第3章 暗号を解読する
第4章 スポーツカー、モデル、ヨット、こりゃすごい

第2部
第5章 ベルン炎上
第6章 カウンターパンチ
第7章 タランチュラ
第8章 メキシコで仕組まれたワナ
第9章 タイトロープ
第10章 追われる身
第11章 トワイライトゾーン
第12章 対決のとき
第13章 スケープゴート
第14章 キャンプカップケーキ
第15章 金持ちと貧乏人

謝辞

付録
UBSの一〇大スキャンダル
資料1 スイス銀行の秘密保持
資料2 3ページのメモ
資料3 UBSの研修資料
資料4 マーティン・リヒティによる非追訴合意
資料5 レビンの手紙
資料6 グラスレーの手紙
資料7 バーケンフェルド弁護団の手紙

読み方案内
著者とのQ&A
著者について


監修者まえがき

本書はスイスの大手銀行のひとつUBSの職員であったブラッドレー・バーケンフェルドによる“Lucifer's Banker : The Untold Story of How I Destroyed Swiss Banking Secrecy”の邦訳である。バーケンフェルドは、スイスの銀行業界が長年にわたって行ってきた秘密口座による非合法ビジネスに関して大規模な告発を行った。だが、彼がなぜすべてを捨ててUBSを告発したのか本当のところは謎である。それはどう見ても勝算の小さい割にリスクが大きすぎる危険なゲームであった。現にこの件で刑務所に行くことになったのは告発者であるバーケンフェルド本人だけで、UBS本体はわずかばかりの罰金を支払ったものの、関係者はほとんど無傷で済んでいる。ひょっとすると、本書には書かれていないが、彼には告発に動かざるを得ない理由があり、真実のストーリーは別にあるのかもしれない。 ところで、本書の内容はスイスの大手銀行を一個人が追い詰めたノンフィクションとして気楽に読むこともできるが、「アメリカ外交公電ウィキリークス流出事件」「パナマ文書」「エドワード・スノーデンによる暴露事件」といった、ここ一〇年ほどの一連の告発事件の流れのなかでとらえることもできるだろう。こうした現象は前世紀にはあり得なかったことで… (つづきを読む
(ウィザードブックシリーズ251)

読者のご意見

プライベートバンクの業務に当たっていたスイスの銀行を内部告発した著者自身によるその顛末記。収監もされ、また多額の報酬も得たその展開はなかなかドラマチックであった。...もっと見る

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