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続マーケットの魔術師 トップヘッジファンドマネジャーが明かす成功の極意ベテラン度:
★★★
ジャック・D・シュワッガー,
長尾慎太郎,
山口雅裕パンローリング 四六判 550頁 2012年12月発売 本体 2,800円 税込 3,080円 国内送料無料です。 この商品は 11月5日に 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
読者のご意見 『マーケットの魔術師』シリーズ 10年ぶりの第4弾! 先端トレーディング技術と箴言が満載「驚異の一貫性を誇る」これから伝説になる人、伝説になっている人のインタビュー集優れたトレーダーの特徴は何だろうか? トレード業界で最高の著作者であり、啓蒙家であるジャック・シュワッガーは、一貫して市場を打ち負かしてきた驚異的な人々の助けを借りて、長期にわたってその答えを見いだしてきた。本書で、彼は世界で最も優秀なヘッジファンドの達人たちと話をして、彼らから学ぶべき教訓に焦点を当て、彼らの知恵をあなた自身のトレードで利用できるようにしてくれた。 ここ数十年の間で、ヘッジファンドはますます人気のある運用先になってきている。しかし、ヘッジファンドの爆発的な増加によって、トレードはかつてないほど厳しい競争にさらされている。本書では、シュワッガーが取り上げた15人のトレーダーから得られた貴重な教訓を読者に伝えている。彼らのなかには業界の伝説的な人物もいる。また、全員がリスクに比べてリターンが高く、模範的な成績を残している。 世界最大のヘッジファンドの設立者から独立系のマネジャーまで、本書でインタビューを受けているトレーダーは各分野でまったく異なる手法を用いている。にもかかわらず、彼らの一人一人が新しく独自の洞察によって、明確な戦略を作り、着実で優れた運用成績を上げている。 以前のベストセラーである『マーケットの魔術師』『新マーケットの魔術師』『マーケットの魔術師【株式編】』(いずれもパンローリング)と同様、シュワッガーは成功したトレーダーの核心を突く質問をしている。マーケットの先達から学ぶべき重要な教訓を40にまとめ上げた本書は、最高のトレーダーたちから学んでトレード能力を向上させようとしている投資のプロにも、マーケットに熱中している人にも、貴重な指針や時を超えた洞察を提供している。
著者紹介ジャック・D・シュワッガー(Jack D. Schwager)先物とヘッジファンド業界でよく知られた専門家であり、『マーケットの魔術師』シリーズや『シュワッガーのテクニカル分析』(いずれもパンローリング)などのトレード関係書籍の著者。現在は、先物とFXのポートフォリオを一任勘定で運用するADMインベスター・サービシズ・ダイバーシファイド・ストラテジーズ・ファンドの共同ポートフォリオマネジャーであり、インドに拠点を置く定量分析で運用を行うマーケトッパー・セキュリティーズの顧問。以前は、フォーチュン・グループのパートナー、大手企業向けに先物のリサーチを行う会社の責任者、CTA(商品投資顧問業者)の共同経営者でもあった。ブルックリン・カレッジで経済学学士、ブラウン大学で経済学修士を修得。
シュワッガーによる序文私は並外れたトレーダーたちに会い、彼らの成功の根底に何があるのか、また月並みなマーケット参加者の多くと何が異なるのか、を理解しようと努めてきた。本書はその努力の産物である。取材したトレーダーは、一四〇〇人の従業員を抱えて一二〇〇億ドルの資産を運用する世界最大のヘッジファンドの設立者から、わずか五〇〇〇万ドルの資産を一人で運用しているマネジャーまでに及ぶ。彼らのなかには長期的な視点でトレードを行い、何カ月あるいは何年もポジションを持ち続ける者もいる。逆に、最長でもわずか一日のトレードに焦点を合わせる者もいる。ファンダメンタルズに関するデータしか利用しないマネジャーもいれば、テクニカル分析のデータしか用いない者もいる。さらに、両方を組み合わせる者もいる。平均リターンは極めて大きいが、ボラティリティも相当に大きいマネジャーもいる。一方で、リターンはほどほどだが、ボラティリティははるかに小さいマネジャーもいる。彼らすべてに共通する特徴の一つは、リターン・リスク比率に優れたパフォーマンスを生み出してきたという点だ。高いリターンとみなされてきた指標の多くはトレーダーの手腕を示すものではなく、リスクを多くとりたがる気持ちの反映にすぎない。そのため、私はリターン単独ではなく、リターン・リスク比率のほうがはるかに有用な尺度だと考えている。実際、投資家がリスクを適切に考慮に入れないでリターンに固執するのは、投資における大きな過ちの一つだ。だが、これは別の本で書くべき話だろう。リターン・リスク比率の尺度で、私が特に役立つと思うものは、GPR(ゲイン・トゥ・ペイン・レシオ)だ。この尺度については、付録Aで説明している。 どのインタビューを本書で取り上げるかを決めるに当たり、私は主として次の三つの基準に従った。
一.長期にわたって――常にではないが、通常は一〇年以上、それよりもはるかに長いことも多い――、リターン・リスク比率が優れている運用実績を持つ。 (全文を読む)
■目次
■監修者まえがきさて、本書がこれまでの前の三作品と際立って違う点は、インタビューの対象者をヘッジファンドマネジャーとしていることだけではない。紹介されている運用手法の質が根本的に異なっているのである。従来の運用手法は、近傍における市場の定常性を暗黙の了解事項としたうえで、観察や経験に基づいてアノマリーやバイアスを統計的に確認し、それを構造化された概念モデルに組み込むことで成り立ってきた。しかしそれらはだれにでも理解しやすい性質を持つ一方で、それが機能する背景や、モデルが不安定になった場合はその理由も解決法も分からないままに置かれる欠点があった。だが、本書で取り上げられている運用手法の多くはマーケットの線形性を初めから前提としていない。それらは確からしさの根拠を論理性に置いてマーケット全体を包括的に理解・分析し、環境変化に対応するための最小有効多様性原理を満たすだけの冗長性を備えた有機的な論理モデルである。ここで本書は、まさに資産運用業界における近年のイノベーションの実例を示しているのである。現に最初の『マーケットの魔術師』ではこうした柔軟なアプローチを明示的に使っているトレーダーは、ブルース・コフナーなど数えるほどしかいなかったのに対し、本書では過半のトレーダーがこうした考え方を当たり前のように採用している…(全文を読む)
エド・スィコータによるまえがきここで、ジャックと歩んだ道のりを振り返りたい。私たち二人が出会ったのは、意気込みは大いにあるが、経験は足りないトレーダーとして歩み始めたころだった。時を経るなかで、私は彼が成長して円熟味を増し、才能を開花させて、当代切っての年代記編者へと進化するのを見てきた。シュワッガーの投資業界に対する貢献は計り知れない。彼の最初の著書、『マーケットの魔術師』は新世代のトレーダーたちを奮起させた。彼らの多くはその後、『新マーケットの魔術師』に、そして、次には『マーケットの魔術師【株式編】』に登場した。彼の『マーケットの魔術師』シリーズは、トレーダーが一世代から次世代へと渡すたいまつになった。本書はその伝統をさらに伸ばし、強め、仕上げるものだ。トレーダーはよく彼の本の一節や章を彼ら自身の手法の参考にしたり、トレードの指針にしたりする。彼の著書はトレード自体やその意識を表す言葉として不可欠だ…(全文を読む)
読者のご意見「マーケットの魔術師」のシリーズは(多分)全部読んでいると思うが、その中でも本書はかなりよい。 ...もっと見るそのほかのお薦め
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