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![]() テクニカル分析の迷信 行動ファイナンスと統計学を活用した科学的アプローチベテラン度:
★★☆
デビッド・アロンソン,
長尾慎太郎,
山下恵美子パンローリング A5判 726頁 2009年10月発売 本体 9,800円 税込 10,780円 国内送料無料です。 品切れのためご注文いただけません。 (発送可能時期について) Tweet
目次 | 読者のご意見 迷信打破への第一歩 ベールをはがされたテクニカル分析の重大な欠陥
従来のテクニカル分析には重大な欠陥がある! 科学的なテクニカル分析こそが未来を保証するひとつのリサーチ手法として、テクニカル分析には重大な欠陥がある。それは、規 律のない手法であることに原因がある。テクニカル分析をトレーディングに使える有 用な知識体系として確立させるためには、厳密な観察科学に進化させる必要がある。 この20年にわたって、学術雑誌などに科学的厳密さと客観的率直さを兼ね備えたテ クニカル分析手法に関する数々の論文が発表されてきた。本書はこれらの論文の流れ をくむものである。本書は2部からなる。第1部では、科学的なテクニカル分析を学 ぶうえでの基礎となる方法論、心理学、哲学、統計学について解説し、第2部では、 このアプローチを実際に使って、S&P500に対する6402個の買い・売りバイナリールー ルを25年にわたるヒストリカルデータで検証する。本書では、科学的手法と近年になって開発された統計的検定を、テクニカルトレー ディングシグナルの真の有効性を調べることに適用する方法についても紹介する。伝 統的なテクニカル分析とは違って、過去の収益性を定量化・検証できる客観的ルール にのみ限定するこの新しいタイプのテクニカル分析を、その道のプロであるデビッ ド・アロンソンが詳しく解説する。 この新しい手法は特にデータマイニングによって発見されたルールやシグナルのパ フォーマンス評価に焦点を当てたものである。優れた洞察力と実践上のアドバイス満 載の本書を通じて、読者はこの新しい手法の全貌を理解することができるはずだ。本 書の実験結果は、データマイニング(多くのルールをバックテストしてそのなかから パフォーマンスが最高のルールを選び出すプロセス)が価値のあるルールやシグナル の発見に役立つ効果的な手順であることを示しているが、データマイニングによって 発見されたルールやシグナルの過去のパフォーマンスは上方にかたよるという特徴を 持つため、将来の収益性について妥当な推論を導き出すためには新しい統計的検定が 必要になる。本書ではそういった統計的検定のなかから2つを紹介する。そのうちの ひとつは本書ではじめて公表されるものである。 テクニカル分析を使って今日の市場をしっかり見極めたいと思うのならば、まずは これまでテクニカル分析の世界を支配してきた主観的で自己解釈的な伝統的手法を捨 て、科学的および統計学的に有効なアプローチを受け入れることである。客観的観察 と統計的推論に基づく科学的なテクニカル分析はあなたのトレーディングを成功へと 導く新しいテクニカル分析手法である。
本書への賛辞「確立された統計手法をテクニカル分析とマーケット理論の分析・解釈に取り入れる というアロンソン教授の行った仕事は、実に適切で勇敢な行為である。市場分析を真 剣に行おうという人にとっての必読書である」――ビクター・ニーダーホッファー (マンチェスター・パートナーズのチーフスペキュレーター兼『実践的スペキュレー ション―失敗と成功の戦略』[現代書林]の著者)「従来の自己解釈的テクニカル分析の論理的な間違いと効率的市場仮説の間違った前 提と結論を鋭く指摘すると同時に、有効なテクニカル分析手法を開発・検証するため の適切な方法を分かりやすく指南する本書からは学ぶことが多い」――ジャック・シ ュワッガー(『マーケットの魔術師』『新マーケットの魔術師』『マーケットの魔術 師【株式編】』『ジャック・シュワッガーのテクニカル分析』[いずれもパンローリ ング]の著者) 「特にデータマイニングと統計的推論の重要性についての説明はすべてのアナリスト にとって必見だ。分かりやすい事例をふんだんに取り入れながら、検証プロセスを分 かりやすく解説してくれる本書は、時間と金の節約、そしてフラストレーションの軽 減に貢献するものだ」――ペリー・カウフマン(『ニュートレーディング・システ ム・アンド・メソッド』の著者) 「テクニカル分析の神秘のベールをはがす、といった副題がふさわしい本書は、テク ニカルシステムを買う前にぜひとも読むべき本である。脚注と参考文献の豊富な本書 は、テクニカル分析関連の本を読むときの参考書としても使える」――サンダー・ス トラウス(マーフィンLLCの首脳) 「デビッド・アロンソンが本書で語ることのすべてには賛同できないかもしれない が、これは新たな研究分野として無視することのできないテーマであることだけは確 かである。科学的なテクニカル分析に興味のある読者にとっては必読である」――ネ ルソン・フリーバーグ(フォーミュラ・リサーチの編集者) 「目での錯覚があるように、心でも錯覚というものが存在する。よく知られているテ クニカル分析に対するアロンソンの批判眼は的を射たものだ」――フレッド・ゲーム (『クワンティタティブ・トレーディング・アンド・マネー・マネジメント』の著者) 目次監修者まえがき謝辞 はじめに 第1部 科学的なテクニカル分析を学ぶときに必要な 基礎知識――方法論、心理学、哲学、統計学
第1章 客観的ルールとその評価
第2章 主観的テクニカル分析の幻想
第3章 科学的手法とテクニカル分析
第4章 統計分析
第5章 仮説検定と信頼区間
第6章 データマイニング・バイアス――客観的
テクニカル分析の落とし穴
第7章 非ランダムな価格変動理論 第2部 ケーススタディ――S&P500指数のためのシグナルルール
第8章 ケーススタディ――ルールのS&P500
第9章 ケーススタディの結果とテクニカル分析の将来 付録――トレンド除去がポジションバイアスに基づくベンチマーキングと等価であることの証明 著者の紹介デビッド・アロンソン(David Aronson) ニューヨーク市立大学バルーク校ジックリン・スクール・オブ・ビジネスの非常勤教 授として、MBA(経営学修士)と金融工学専攻の学生に大学院レベルのテクニカル分析 を教えるかたわら、シグナルフィルターや予測モデルの開発会社、フード・リバー・ リサーチ社の副社長も勤める。スピア・リーズ&ケロッグ社では自己勘定トレーダー とテクニカルアナリストとして活躍、データマイニングソフトPRISMを開発し、各種ト レーディング会社向けのフィルターやシステム開発も行っているコンサルティング会 社、レイデン・リサーチ・グループでは社長を勤めた。レイデン以前は、FTAポートフ ォリオの顧客資金のポートフォリオ最適化による管理会社アドボコム・コーポレーシ ョンを設立。1967年にラファイエット・カレッジで哲学文学史号を修得。エルサルバ ドルで平和部隊に従事した経験も持つ。データマイニングしたルールのテスト用アル ゴリズムは、http://www.evidencebasedta.com/ から無料で入手可能。読者のご意見検証不可能な従来の主観的テクニカルをなぜ使うべきではなく、科学的分析を用いるべきということに言及されている。そのほかのお薦め
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