第1部 トレーディングの心得
第1章 トレーディングの授業料
学習期間
つもり売買も役には立つが、つもりは所詮つもりで現実とは異なる
トレーディングの授業料
過ちから学ぶ
悪い習慣を助長するな
「最初から儲けるのだ」という呪文
貴重な資産を減らすな
小さく考えよ
破産
決意が必要
日記をつける
日記には何を書けばよいのか
日記の見直し
プロのトレーダー
トレーニングプログラム
個人的な意見
優れたトレーダーになるためには
第2章 現実的な目標を設定しよう
現実的な目標設定
現実的な目標を立てよう
負ける日もあることを忘れるな
口座の最低額
最終目標だけでなく、個別目標も立てる
市場別目標
個人的な目標
現実的になれ
トレーディングはビジネスだ
ビジネスプランを立てよう
私自身の経験
優れたトレーダーになるためには
第3章 ハンディをなくせ
相手はプロ
ハンディをなくせ
インターネットとオンライントレーディング
やりやすくなったデイトレーディング
オンライントレーディング
ツール
プロとアマチュアの違い
優れたトレーダーになるためには
第2部 ニュースの利用
第4章 ニュースでトレードする
ファンダメンタリスト対テクニカルアナリスト
何かを知り得ても、あなたが最初ということはまずない
噂で買って、事実で売る
下がるべきなのに下がらないのは上昇のサイン
良いニュース? それとも悪いニュース?
市場はやりたいことをやる
予想外のニュースと予想どおりのニュース
ファンダメンタルズを最大限に活用する
自分の考えを変える柔軟性を持て
客観的になれ
優れたトレーダーになるためには
第3部 テクニカル分析
第5章 複数の時間枠でチャンスを広げよ
複数の時間枠を見る
短期展望主義対長期展望主義
複数の時間枠――視野を広げよ
全体像をつかめ
トレードのモニタリング――支持線および抵抗線の位置の確認とストップを入れる位置の決定
トレーディングには自分のスタイルに最も合った時間枠を用いる
長い時間枠を使うことのメリット
トレードのチェック――同じインディケーターまたはシステムを複数の時間枠に適用
異なる時間枠を増し玉に利用する
それぞれの時間枠における市場の振る舞いを知る
優れたトレーダーになるためには
第6章 トレンドでトレードする
トレンドとは何か
トレンド
トレンドライン
チャネル
大局をとらえる
トレンドラインのブレイク
追っかけはやるな
相場に逆らうな
トレンドフォロー系インディケーター
移動平均線
ADX
リトレイスメント(押し・戻り)
トレンドの測定
優れたトレーダーになるためには
第7章 オシレーターを使う
オシレーター
オシレーターの役割り
オシレーターの基礎
ストキャスティックス
RSI
MACD
オシレーターを使ってトレーディングのタイミングを計る
オシレーターの間違った使い方
オシレーターによるトレーディング
トレンドを利用したトレーディング
複数の時間枠
優れたトレーダーになるためには
第8章 ブレイクアウトと反転
ブレイクアウト――勢いのある側でトレードする
ブレイクアウトはなぜ発生するのか
ブレイクアウトのタイプ
レンジ相場のブレイクアウトパターン
ブレイクアウトによるトレードでしてはならないこと
ブレイクアウトによる高確率トレーディング
ブレイクアウト発生を出来高で見る
カウンタートレンドラインのブレイク
高値の更新
反転
相場はなぜ反転するのか
動きの大きさを測定する
仕掛けのタイミング
高確率ブレイクアウトと低確率ブレイクアウトの違いを見分けることの重要性
典型的なブレイクアウトシステム
優れたトレーダーになるためには
第9章 手仕舞いとストップ
損切りは素早く、利食いは遅く
早すぎる手仕舞い
利食いは遅く
手仕舞い戦略
仕掛けた理由が変わったら手仕舞え
重要なのは負けトレードであって、勝ちトレードではない
ストップは絶対確実なセーフティネットではない
ストップの間違った使い方
ストップの種類
複数の時間枠による手仕舞いタイミングの微調整
ストップがヒットする理由
ストップと反転
ストップとボラティリティ
標準偏差の利用
優れたトレーダーになるためには
第10章 高確率トレーディング
ネコのソフィー
高確率トレーダーになるためには
プランを持つ
典型的な高確率トレーディングシナリオ
トレードする明確な理由を持て
手を広げすぎるな
辛抱強く良いトレーディング機会を待て
リスクとリワード
ポジションサイズ
市場の動きを把握する
低確率トレーディング
優れたトレーダーになるためには
第4部 プランに基づくトレーディング
第11章 トレーディングプランとゲームプラン
トレーディングプランとは何か
トレーディングプランの作成
プランはなぜ必要なのか
トレーディングプランを構成する要素
ゲームプラン
規律
優れたトレーダーになるためには
第12章 システムトレーディング
システムとは何か
トレーダーはなぜシステムを使うべきなのか
システムは買うべきか、自分で作成すべきか
どんなシステムを選ぶべきか
自分はどういったタイプのトレーダーなのか
いろいろなトレーディングスタイルとシステム
相場のさまざまな状態への適応
ストップと手仕舞い
複数のシステム
システマティックトレーダー対自由裁量的トレーダー
よくある過ち
サンプルシステム
優れたトレーダーになるためには
第13章 バックテストについて
なぜバックテストが必要なのか
トレーダーがバックテストでよく犯す過ち
バックテストの方法
システムの評価
手数料とスリッページ
優れたトレーダーになるためには
第14章 マネーマネジメントプラン
ギャンブラー
マネーマネジメントプランを持つことの重要性
マネーマネジメント――勝つトレーダーが共通して持っているもの
マネーマネジメントの目的
貴重な資産を守れ
マネーマネジメントプランの構成要素
リスクレベル
取るべきリスク量を知る
直近のトレード結果に左右されるな
十分なトレード資金を準備せよ
小口口座
自分の戦略は正の期待値を持っているか
優れたトレーダーになるためには
第15章 リスクパラメータの設定とマネーマネジメントプランの作成
十分な資金があるかどうかの確認
資力に見合ったトレードを行う
ディフェンスが第一
リスクパラメータとマネーマネジメントパラメータの設定
マネーマネジメントプランに含むべき項目
マネーマネジメントプランの作成
マネーマネジメントプランに含むべき項目例
優れたトレーダーになるためには
第5部 自己管理
第16章 規律――成功へのカギ
規律は成功へのカギ
ふさわしい時期が来るまで待つという規律を持つ
オーバートレードしないという規律を持つ
トレーディングシステムを開発・バックテストし、それに従うという規律を持つ
トレーディングルールを設定してそれに従うという規律を持つ
トレーディングプランとゲームプランを作成して、それに従うという規律を持つ
事前に下調べをすませておくという規律を持つ
マネーマネジメントパラメータに従うという規律を持つ
損失限界を設けるという規律を持つ
トレードを手仕舞うという規律を持つ
勝っているトレードは長く保有するという規律を持つ
過ちから学ぶという規律を持つ
感情をコントロールするという規律を持つ
自分を律することの難しさ
優れたトレーダーになるためには
第17章 オーバートレーディングの危険性
トレードを選べ
トレーディングは安くはない
焦点を絞れ
なぜオーバートレードするのか
感情によるオーバートレーディング
市場環境が生み出すオーバートレーディング
優れたトレーダーになるためには
第18章 内面を鍛えよ――常に冷静であれ
「もしも」
常に冷静であれ
心の葛藤
休みをとる
幽体離脱体験
悪い習性
冷静さを取り戻す
優れたトレーダーになるためには
著者と同じく、ほとんどの個人投資家にとっては、トレードの目的は利益を上げることにある。目標とする金額の多寡に違いこそあれ、トレードは経済的な豊かさを求めるための手段である。だからこそ、私たちは情報を集め、手法を学び、分析・研究を行って、常に向上を怠らないのである。そして、これらの行為は通常は既存の技術や知識の習得・発展という形をとって行われるために、優秀な先達のモデリングのプロセスであるとも言える。つまり平たく言えば、「上手な人、やり方」をいかにうまくコピーできるか、そして、「下手な人、やり方」の轍を踏むのをいかに避けるかに、成否のかなりの部分がかかっていると言ってもよいだろう。 (すべてを読む)