「ゲーム理論的最適(GTO)ポーカー」は、現代のプレイを席巻してきた。もちろんその有用性は明白である。だが、相手プレイにあきらかな弱点が見て取れる場合には、GTOは最も利益の出るプレイというわけではない。つけ込める隙のあるプレイヤーには、エクスプロイト(つけ込み)型ポーカーこそが最も稼げるプレイなのだ。
本書は、どうしたら相手の弱点に対して的確につけ込めるかをソルバーテクノロジーを用いて分析して著した本である。本書には「完全なGTOプレイヤー」がいかにして当て推量や経験に頼ることなく、弱点を抱えた相手から最大限稼ぎ出せるかが示されている。
2024年の「グローバル・ポーカー・アワード」でベストポーカーブック(最優秀ポーカー書籍賞)を受賞した本書からは、知識を増やせるだけでなく“どう勝つか”という思考を手にできる。読むだけで視点が変わると評された本書は、あなたをさらに勝てるプレイヤーにしてくれるだろう。
「本書は優れたプレイヤーが、趣味レベルのプレイヤーにどうつけ込むかを詳細に体系化したという意味で、ドイル・ブランソンの“Super System”に匹敵する重要性を持っている。
――アンディ・ブラック―アイルランドのポーカーレジェンド
「私が大型トーナメントのファイナルテーブルでダラの言うようなプレイを続けて、もう何年にもなる。読者は本書を通じて、ダラが自らの問題解決能力とそれを支える確かな数学的原則を利用してどう相手につけ込んできたか、そして同じことをどう自分がやるかを読み取ることができるだろう。
――パドレイグ・オニール(EPTプラハチャンピオン)
著者紹介
・ダラ・オカニー (Dara O'Kearney)
アイルランドのプロポーカープレイヤーで、ポーカー界では最高のサテライトスペシャリストとして知られてきた。彼はUnibet Pokerのスポンサーを受けており、「The Chip Race」ポッドキャストのパーソナリティでもある。またアイリッシュポーカーツアーのアンバサダーも務めている。バリー・カーターとの共著に『ポーカーサテライト戦略』『ポーカートーナメント ファイナルテーブル戦略 ICM教本』『ポーカーの直感的ゲーム理論』(いずれもパンローリング)、『PKO Poker Strategy』『Mystery Bounty Poker Strategy』がある。
・バリー・カーター (Barry Carter)
イギリスのポーカー専門ライターで、ポーカー界では最高の凡庸なプレイヤーとして知られている。彼は世界最大のポーカーコミュニティであるPokerStrategy.comのエディターで、共著書に『ザ メンタル ゲーム(1・2)』『ポーカーサテライト戦略』『ポーカートーナメントファイナルテーブル戦略 ICM教本』『ポーカーの直感的ゲーム理論』(いずれもパンローリング)、『PKO Poker Strategy』『Mystery Bounty Poker Strategy』がある。
原題: Beyond GTO: Poker Exploits Simplifiede
訳者 松山宗彦 (まつやま・むねひこ)
ニューヨーク州立大学バッファロー校経営大学院卒。在米生活14年の間にアメリカの爆発的ポーカーブームと出合い、ポーカーにのめり込む。帰国後はポーカーに関する書籍翻訳を中心として、ポーカーニュースやソフトウェア、映像などの翻訳を通じて、日本でのポーカー普及活動に携わっている。 訳書は『ポーカートーナメント ファイナルテーブル戦略 ICM教本』『ポーカーサテライト戦略』のほか『ポーカーとゲーム理論』『フィル・ゴードンのポーカー攻略法』シリーズ、『ポーカーエリートの「公然の秘密」 頻度ベース戦略』、『エド・ミラーのハンドリーディング入門』(いずれもパンローリング)など多数。 2012年JPT日本オンラインポーカー選手権優勝。
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