酒田 照る照る
堂島 曇る
江戸の蔵前 雨が降る
江戸時代中期、「出羽の天狗」と呼ばれた男がいた。山形の酒田からやって来て当時 の二大米相場である大阪堂島・江戸蔵前を荒らした男。彼こそが、本間宗久。上げても下げても百戦百勝!「今日も酒田のあいつが一人勝ち、大阪も江戸も商売上がったりだ」。そんな歌にまでなった強さの秘密は、なんとテクニカル分析にあった。統計に基づいた彼の手法は、今なお研究され、実践でも用いられている。宗久の極意『本間宗久翁秘録』全157章に現代語訳をつけ、マンガで読み解く本書!世界で初めてローソク足の罫線法を生み出した(と言われている)など、「相場の神様」と呼ぶにふさわしい宗久の伝説の数々、ぜひ味わってほしい。そして、宗久の教えをあなたの投資法に役立てていただきたい。特別寄稿は『定本 酒田罫線法』の著者、林輝太郎氏。酒田罫線法の概要はもちろん、その手法についても実践者の立場でまとめられている。
本編●森生 文乃(もりお あやの)
3月17日生まれ。愛知県出身。武蔵野美術大学油絵学科卒。講談社『BE・LOVE』新人賞佳作入選の後、デビュー。幼児期の無意識の叫びを描いた『月とブランコ』が話題に。『結婚てなんなの』では主婦の鬱や家族問題を扱い、主要各紙にも取り上げられた。最近では、『細川ガラシャ』、『小野小町』、『ウォーレン・バフェット』など既成ジャンルにとらわれない制作を続けている。
http://www.jade.dti.ne.jp/~ayanosun/
特別寄稿●林 輝太郎(はやし てるたろう)
大正15年生まれ。陸軍士官学校第61期生。法政大学経済学部および文学部卒業。昭和
23年平和不動産株10株を92円50銭で買い、利益を上げたのが初めての相場。昭和30年
東京穀物商品取引所仲買人、隆祥産業株式会社に入社。昭和37年ヤマハ通商株式会社
設立。東京穀物商品取引所の受渡処理委員、資格審査委員および東京穀物商品取引員
協会理事、監事を歴任。昭和47年林輝太郎投資研究所を設立。著書に『定本酒田罫線法』ほか多数。
http://www.h-iro.co.jp/
ISBN4-7759-3009-5 C2033
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