投資アドバイザー有利子 （文庫判）

中堅証券会社に勤めるヤリ手の美人投資アドバイザー、財前有利子。ペイオフ時代を迎え、様々な年代の顧客との投資相談を通して、個人が自分のお金をどう運用しリスクと向き合うかを、コミカルタッチで描く長編小説。

中堅証券会社、ふたば証券に勤める財前有利子は、「自分の客には損をさせない」ことにプライドをもつ敏腕投資アドバイザー。2500万円を1週間で倍にしてほしいという依頼を受け。一度は断った有利子だが―。 「このへんで、一度しっかりと自分のお金について考えておくことが、今まで以上に必要な時代になってきたことだけは、間違いがない。自分の身も、自分で守らなければならない時代なのでである。」（あとがきより）

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