米国で著名なデイトレーダー養成機関プリスティーンの創始者オリバー・ベレスの発想も言及しながら、デイトレードの今日的意義や、留意点を解説。
序 | 相場を学ぶということ 理論vs.現場 目的は儲けること 相場の要素: 時間と価格 株価は金利で決まる? 期間を極端に短縮する …… ファンダメンタルズ、噂 etc. |
定義 | 短期 ←<1日内、数日、1週間、数週間、1ヶ月、数ヶ月、半年、1年>→ 長期 |
背景 | ITの進展により、短期取引が容易となった リアルタイムの取引、取引コスト・執行コスト<スリッページ>の低減 各種リスクの低減<ex.ブローカー・リスク>、特に個人の場合、デイ・トレーダーの出現 |
意義 |
(1) 様々な金融リスクがあるなかで、価格変動リスクに特化したい場合、短期的取引ならざるを得ない。あるいは、時間のもたらす不確実性を極力、排除する取引と位置づけることができる (2) ゲームのルールを単純化する〜予測の確度とも関連 (3) 永遠の時間枠で取引することはできない (4) デジタルな視座〜ON/OFFを瞬間毎に認識する (5) 供給の弾力性の違い 供給は長期が短期よりも弾力的(財の供給ばかりでなく、金融の供給も短期的には弾力性が低いか)。 需要の増減後、供給が増減するには時間がかかる。供給が需要を喚起するにも時間がかかるか (6) 取引回数を重ねると取引技術の差が現れる (7) 短期取引に向いている商品と向いていない商品 外国為替は、Strategic Asset(buy and hold)か、Tactical Assetか。 ヘッジを機動的に行う→短期売買 (8) 行動心理学でいう所有効果が低減される〜ストレスからの解放 (9) 本能としてのスペキュレーション (10) 企業として行う意義は……。情報の優位((3)とも関連) |
実践のポイント | リクイディティ、取組の厚み 確率・シグナル・反応 システム 市場参加者の行動分析 心理的側面の重要性(自己規律、意思) 短期予測技法……月足、週足、日足、時間足、30分足、5分足、分足の見方 運用技法・ルール 戦略・資金管理、成り行き、損切り、リスク・コントロール(フィルター・ルール、ギャンの運用ルール)
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相場変動の読み方
留意点:思考体系の自覚、目的の明確化、スタイルの確立、スキル、リスク許容度の認知、期間の明確化、情報交換、他人の立場、検証
「短期売買の心構え」
〜オリバー・ベレス他『デイトレード』(日経BP社)より
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