トレーダーからのコメント
♠
ゲーリー・ビールフェルド(『マーケットの魔術師』より)
配られた手で毎回おりずに勝負してはいけないんだ。もしそんなことをすれば、負けの確率を高くしてしまうだけだからね。いい手で勝負するべきだ。そして、手がよくない時はあえて勝負せずに素直におりてします。より多くのカードがテーブルにあって、非常に強い手を持っている時、つまり勝つ確率が自分に有利に傾いている時は、より大きく賭けて徹底的に勝負するべきだ。
♥
アーロン・ブラウン(『ギャンブルトレーダー』21ページ)
金融市場に最もよく似たゲームであるポーカーが、金融のプロの間で非常に人気が高いのは、驚くにあたらない。ポーカーからは市場で勝つための貴重な教訓を得られるし、市場からもポーカーで勝つための同じような教訓を得られるのだ。
♣
アーロン・ブラウン(『ギャンブルトレーダー』41ページ)
億万長者には、最初の元手をポーカーで得た人たちもいる。カーク・カーコリアンは、最初の事業であるチャーター航空のロサンゼルス・エアサービスの設立資金をポーカーの勝ち金で調達した。H・L・ハントは全財産をポーカーゲームに賭けて、最初の油田を勝ち取った。ビル・ゲイツ、ジョン・クルーゲ(総合メディア企業の創始者)、テキサスの石油王クリント・マーチソン、企業乗っ取り屋のカール・アイカーンの誰もが、金持ちになる前は、ポーカーで大きな賭けをしていた。
♦
リンダ・ラシュキ (『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門』202ページ)
前夜に予想されるいくつものトレード機会を確認していますが、実際にはその中の1つから3つ程度(1回から3回程度)しか実行できないのですね。完璧な形でトレード機会が現れないか、寄り付き方が気に入らないかのどちらかなんです。また、トレード機会を逃してしまうことも多々ありますね。ずさんになったり収拾がつかなくなるよりは、少ないマーケットに集中し、たった一度だけでも素晴らしいトレードを行うほうがいい結果をもたらしますから。ちょうど、ポーカーのようなものです。良い手が巡ってくるまで、賭けるべきではないのです。
♠
ジュエル・E・アンダーソン(『トレードとセックスと死』41ページ)
規律、それだけが富と権力がひざまずく神だ。ほとんどの者にとっては足かせの鉄球や鎖のようなものである。だが、少数の者には王冠でもあるのだ。
ギャンブルを始める前に、規律と不可侵の契約を結ばなければならない。
頭に叩き込め! 規律を欠いたギャンブラーの虚勢は奴隷の志願書にすぎないのだ。
♥
マーセル・リンク(『高勝率トレード学のススメ』336ページ)
プロのポーカープレーヤーはなぜ勝つのか
トップポーカープレーヤーが常に勝つことができるのは、どういった手がどういった確率で出るかをすべて分かっているからだ。彼はペイオフレシオが高い賭けしかやらない。