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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/13 18:00, 提供元: フィスコ 13日の香港市場概況:ハンセン2.6%高で3日続伸、テック指数3.5%上昇*18:00JST 13日の香港市場概況:ハンセン2.6%高で3日続伸、テック指数3.5%上昇13日の香港市場は、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比643.99ポイント(2.58%)高の25613.67ポイントと3日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も233.20ポイント(2.62%)高の9150.05ポイントと続伸した。売買代金は2840億4070万香港ドル(約5兆3399億円)に拡大している(12日は2154億2130万香港ドル)。 内外の好材料で投資家心理が上向く流れ。7月の米消費者物価指数(CPI)がほぼ想定内に収まったことで、米連邦準備理事会(FRB)が9月の次回会合で利下げする確率が再び高まった。香港は金融政策で米国に追随するため、域内の金利低下も期待されている。また、昨夜の米株市場で、ナスダック指数が2日ぶりに史上最高値を更新したことも買い安心感につながった。中国の政策に対する期待感も持続。中国の関連部局は12日、内需拡大に向けた景気刺激策の一環として、サービス業や個人の消費ローンに対する利子補給を実施すると発表した。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が6.8%高、豚肉生産で世界トップの万洲国際(288/HK)が6.2%高と上げが目立っている。万洲国際の中間決算は前年同期比0.5%増益にとどまったが、配当の増額方針が好感された。 セクター別では、メディカル関連(製薬、サービス、機器)が高い。石薬集団のほか、信達生物製薬(1801/HK)が8.8%、艾美疫苗(6660/HK)が6.1%、平安健康医療科技(1833/HK)が5.9%、阿里健康信息技術(241/HK)が4.7%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が8.3%、微創医療科学(853/HK)が5.8%ずつ上昇した。消費刺激策の恩恵があると期待されている。当局が打ち出した消費ローンの利子補給は1件当たり5万人民元(約103万円)以下の消費が対象だが、健康・医療など重点分野は5万人民元を超えた場合でも対象となると説明された。 半導体やクラウドの銘柄群も物色される。華虹半導体(1347/HK)が5.9%高、蘇州貝克微電子(2149/HK)が5.6%高、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.4%高、微盟集団(2013/HK)が6.0%高、金山雲(3896/HK)が2.6%高で取引を終えた。新興ハイテクや半導体などが大幅上昇する中、ハンセン科技(テック)指数は3.5%高と他の主要指数をアウトパフォームしている。 非鉄セクターもしっかり。江西銅業(358/HK)が6.8%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.4%高、中国宏橋集団(1378/HK)が2.7%高、中国アルミ(2600/HK)が2.6%高で引けた。 本土市場は3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.48%高の3683.47ポイントで取引を終了した。医薬が高い。ハイテク、素材、自動車、証券、不動産、インフラ関連なども買われた。半面、銀行は安い。エネルギー、公益も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |