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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/15 18:00, 提供元: フィスコ 15日の香港市場概況:ハンセン0.2%高で6日続伸、消費関連に買い*18:00JST 15日の香港市場概況:ハンセン0.2%高で6日続伸、消費関連に買い15日の香港市場は、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比48.87ポイント(0.23%)高の21466.27ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が17.07ポイント(0.21%)高の7982.88ポイントと小幅ながら6日続伸した。売買代金は1850億6430万香港ドルに縮小している(14日は2533億8910万香港ドル)。 中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。一部の香港メディアは先ごろ、3月の人民元建て融資の上振れについて、「当局の金融緩和を示唆する」と市場関係者の見解として報じた。そのほか、中国政府は内需を拡大させるため、追加の消費刺激策を打ち出す――との観測も広がっている。ただ、上値は重い。指標発表を前に、指数は安く推移する場面もみられた。中国ではあす16日、3月の小売売上高や鉱工業生産、第1四半期GDP成長率などが発表される。また、トランプ米大統領の関税政策が二転三転しているため、状況を見極めたいとするスタンスも買い手控えの一因となった。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、消費関連が高い。民営教育サービス事業者の新東方教育科技集団(9901/HK)が3.7%、中国ミネラルウォーター最大手の農夫山泉(9633/HK)と豚肉生産で世界トップの万洲国際(288/HK)がそろって2.5%、スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(2020/HK)が2.4%ずつ上昇した。 中国発電セクターもしっかり。華能国際電力(902/HK)が3.1%高、華潤電力HD(836/HK)が2.2%高、華電国際電力(1071/HK)が2.1%高、中国電力国際発展(2380/HK)が1.4%高で引けた。 半面、半導体セクターは安い。英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)と上海復旦微電子集団(1385/HK)がそろって5.2%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.5%、華虹半導体(1347/HK)が3.2%ずつ下落した。テック銘柄の下げがきつく、ハンセン科技(テック)指数は0.7%逆行安している。 一方、本土市場は小幅に6日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.15%高の3267.66ポイントで取引を終了した。銀行が相場けん引。食品飲料・酒造、小売の消費関連、保険、エネルギー、公益、通信・メディアなども買われた。半面、ハイテクは安い。軍需産業、不動産、自動車、インフラ建設、素材、証券も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |