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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/02/06 16:57, 提供元: フィスコ 6日の中国本土市場概況:上海総合1.3%高で3日ぶり反発、科創板は2.9%上昇*16:57JST 6日の中国本土市場概況:上海総合1.3%高で3日ぶり反発、科創板は2.9%上昇6日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比41.17ポイント(1.27%)高の3270.66ポイントと3日ぶりに反発した。昨年12月31日以来、約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。 投資家心理がやや上向く流れ。米長期金利の低下や、中国経済対策に対する期待感が相場を支えている。昨夜の米債券市場では、米10年債利回りの低下が続き、一時、昨年12月中旬以来の低水準を付けた。中国では足元の景況感が悪化する中、景気浮揚のため、金融緩和など追加の経済対策を策定するとの観測も高まっている。関税を巡る米中対立の警戒感で朝方は上値が重かったものの、指数は中盤から上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。情報技術サービスの武漢精倫電子(600355/SH)と半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)がそろってストップ(10.0%)高、透明導電膜(ITO膜)ガラスメーカーの凱盛科技(600552/SH)が8.5%高、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が7.9%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が6.8%高で引けた。浙江省杭州市のスタートアップ企業、杭州深度求索人工智能基礎技術研究有限公司(DeepSeek)が低コストで高性能な生成人工知能(AI)を開発したことが改めて注目される。ハイテク産業の発展が促進すると期待された。ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が2.9%高と他の主要指数をアウトパフォーム。構成銘柄はほぼ全面高(50のうち上昇47)となった。 軍事関連株もしっかり。航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)が5.4%、衛星開発・運用の中国衛星(600118/SH)が3.9%、衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)が3.3%、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が3.2%、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が2.3%ずつ上昇した。消費関連株、医薬株、不動産株、資源・素材株、インフラ建設株、保険・証券株なども買われている。 半面、銀行株はさえない。成都銀行(601838/SH)が1.1%、重慶農村商業銀行(601077/SH)が0.8%、江蘇銀行(600919/SH)が0.7%、中国建設銀行(601939/SH)が0.5%ずつ下落した。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.84ポイント(1.08%)高の265.73ポイント、深センB株指数が10.92ポイント(0.92%)高の1203.71ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |