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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/06/26 12:31, 提供元: フィスコ

動物高度医療 Research Memo(1):2027年3月期も増収増益で3期連続過去最高予想

*12:31JST 動物高度医療 Research Memo(1):2027年3月期も増収増益で3期連続過去最高予想
■要約

1. 動物医療の総合企業でペット(犬・猫)向け高度医療専門の総合動物病院等を展開
日本動物高度医療センター<6039>(通称JARMeC(ジャーメック)=Japan Animal Referral Medical Center)は動物医療の総合企業である。グループは3社で構成され、同社はペット(犬・猫)向け高度医療を専門に行う総合動物病院を展開し、ペットの飼い主にとっての「かかりつけの動物病院」となる地域の動物病院(一次診療施設)からの完全紹介により、一次診療施設では対処が困難な重度の患者動物に対して高度な専門医療(二次診療)を行う。事業拠点は川崎本院、東京病院、名古屋病院、大阪病院である。また子会社の(株)キャミックは首都圏3拠点でMRI・CTによる画像診断サービスを、テルコム(株)は在宅医療に必要な「酸素ハウス」を中心に動物用医療機器・健康管理機器のレンタル・販売を全国展開している。

2. 2026年3月期は上方修正値を上回る大幅増収増益で2期連続過去最高
2026年3月期の連結業績は売上高が前期比17.3%増の6,192百万円、営業利益が同59.5%増の1,150百万円、経常利益が同58.6%増の1,142百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同60.0%増の833百万円だった。前回予想(2025年11月13日付の2回目の上方修正値)を上回る大幅増収増益で2期連続過去最高だった。サービス別売上高は、二次診療サービスが同19.2%増の4,514百万円、画像診断サービスが同16.8%増の647百万円、動物用医療機器・健康管理機器のレンタル・販売が同10.0%増の1,017百万円だった。いずれも大幅増収と好調だった。利益面は成長投資で人件費や設備・IT関連費用などが増加したが、増収効果や生産性向上効果で吸収した。営業利益率は同4.9ポイント上昇して18.6%、EBITDAマージンは同3.6ポイント上昇して28.5%、ROEは同5.4ポイント上昇して18.5%となった。

3. 2027年3月期も増収増益で3期連続過去最高予想
2027年3月期の連結業績予想は売上高が前期比6.6%増の6,600百万円、営業利益が同10.4%増の1,270百万円、経常利益が同6.8%増の1,220百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.8%増の890百万円としている。増収増益で3期連続過去最高予想である。各サービスとも順調に拡大する見込みだ。積極的な成長投資に伴って費用が増加するほか、中東情勢の影響による動物用医療機器・健康管理機器のレンタル・販売の部材調達・製造遅延によるレンタル在庫不足など、不透明感を考慮して保守的な計画としている。ただし診療体制強化の効果や連携病院数拡大に伴って初診数、総診療数が増加基調であることを勘案すれば、2027年3月期も成長投資負担を吸収して好業績が期待できるだろうと弊社では考えている。

4. 動物医療インテリジェンスプラットフォーム構築を推進
同社は中長期成長ビジョンで掲げた目標数値のうち、売上高と営業利益については2026年3月期に1期前倒しで、ROEについては2025年3月期に2期前倒しで超過達成した。この前倒し達成を受けて重点戦略を一部修正し、さらなる収益性の向上と持続的な成長の実現に向けて、地理的拡大、診療体制強化、グループ能力の結集と一次診療施設との関係強化、DX・データ活用を重点テーマとした。地理的拡大については、2025年5月に名古屋病院の新築移転の用地取得を発表、同年6月に新病院として福岡病院(仮称)の用地取得を発表した。診療体制強化では高度専門人材確保・育成、既存病院における医療機器の最新鋭化を推進するほか、診療品質向上・診療フロー最適化を目指し、AIを実装した次世代型電子カルテシステムを導入する。またグループ能力の結集と一次診療施設との関係強化、及びDX・データ活用では、日々蓄積される豊富な画像診断・診療データを活用して動物医療インテリジェンスプラットフォーム構想の実現を目指す。

■Key Points
・動物医療の総合企業で、ペット(犬・猫)向け高度医療専門の総合動物病院等を展開
・2026年3月期は上方修正値を上回る大幅増収増益で2期連続過去最高
・2027年3月期も増収増益で3期連続過去最高予想
・動物医療インテリジェンスプラットフォーム構築を目指す



■会社概要

動物医療の総合企業で犬・猫向け高度医療専門の総合動物病院等を展開

1. 会社概要
同社は動物医療の総合企業である。グループは同社、連結子会社のキャミック、及びテルコム(2026年10月1日付で商号を(株)JARMeCケアテックに変更予定)の3社で構成されている。同社はペット(犬・猫)向け高度医療を専門に行う総合動物病院(二次診療施設)を展開している。事業拠点は高度医療専門の総合病院である川崎本院(神奈川県川崎市高津区)、東京病院(東京都足立区)、名古屋病院(愛知県名古屋市天白区)、大阪病院(大阪府箕面市)である。

キャミックは2005年に日本初のMRI・CTによる画像検査専門の動物健診センター(高度医療機器を用いた動物の画像診断サービス)として開業し、首都圏3拠点(東京都世田谷区、東京都江戸川区、埼玉県さいたま市)でMRI・CTによる画像診断サービスを展開している。テルコムは動物の在宅医療に必要な「酸素ハウス」を中心に、動物用医療機器・健康管理機器のレンタル・販売を全国展開している。

2. 沿革
2005年9月に日本動物高度医療センターを神奈川県川崎市高津区に設立し、2007年6月に川崎本院を開院した。2009年3月には民間で初めて農林水産大臣から「小動物臨床研修診療施設」の指定を受けた。その後2011年12月に名古屋病院を開院、2014年1月にキャミックを子会社化、2018年1月に東京病院を開院、2022年3月にテルコムを子会社化、2023年6月に大阪病院を開院した。株式関係では2015年3月に東京証券取引所(以下、東証)マザーズ市場に新規上場し、2022年4月の東証の市場再編に伴って東証グロース市場へ移行した。なお2025年12月17日付で株式5分割を実施した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)


《HN》

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