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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/06/09 13:46,
提供元: フィスコ
トレンドマイクロ---26年12月期1Qは想定上回る順調な推移、新ブランド展開と強固な株主還元を明確化
*13:46JST トレンドマイクロ---26年12月期1Qは想定上回る順調な推移、新ブランド展開と強固な株主還元を明確化
トレンドマイクロ<4704>は5月14日、2026年12月期第1四半期連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.4%増の738.56億円、営業利益が同3.7%増の155.58億円、経常利益が同42.2%増の176.51億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同32.9%増の117.75億円となった。第1四半期として売上高・各利益ともに前年同期を上回り、想定以上の力強いスタートとなった。この好決算を牽引したのが、トータルセキュリティプラットフォーム「TrendAI Vision One」である。
今期より、法人向けを「TrendAI」、個人向けを「TrendLife」とする独立ブランドでの展開を開始した。将来的なバーチャルカンパニー化も見据えた再出発となる。法人向けの主軸「TrendAI Vision One」は、侵入を前提に脅威を迅速に検知・対応するトリアージ機能などが高く評価され、単体SaaS製品からの移行も想定通りに進捗している。また、販売をクレジット方式へ完全移行したことで複数機能を気軽に導入しやすくなり、顧客へプラットフォームの真の価値を提供できている。地域別売上高では、セキュリティを投資と捉えるマインドセットが浸透している欧州が前年同期比19.2%増、アジア・パシフィックが同17.3%増と大幅に伸長した。この結果、法人向けの売上高は同10.4%増の593.41億円となった。
個人向けにおいては、海外のECパートナー移行の影響が解消したことに加え、収益向上施策が成果を上げた。割引額の縮小や、サポートを拡充した高単価製品への誘導が成功し、売上高は前年同期比5.4%増の145.15億円となった。費用面では、為替影響による人件費増や新ブランド推進費用、クラウドコストの増加があったものの、その他の費用は概ね想定内に収まった。さらに株価変動に伴う自社株連動型報酬関連費用が大幅に減少したことも寄与し、各段階利益で増益を確保した。
2026年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比9.2%増の3,015.00億円、営業利益が564.00億円とする期初計画を据え置いた。第1四半期は計画通りに推移しており、通期目標達成に向けて順調である。株主還元については強固なスタンスが改めて示された。期末配当予想が未定なのは、配当性向70%および自己株式取得30%という総還元性向100%の方針を確実に履行するためであり、最終的な業績に応じて正確に算出する目的である。第1四半期中に約50億円の自己株式取得を機動的に実施しており、今後も積極的な利益還元を推進していく方針である。
《KT》
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