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フィスコ投資ニュース配信日時: 2026/03/11 20:11, 提供元: フィスコ 株式会社ヘッドウォータース:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(11)*20:11JST 株式会社ヘッドウォータース:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(11)ヘッドウォータース<4011> 短中期的には、AIエージェント領域でいかに圧倒的なナンバーワンの地位を築くかに注力します。具体的には、収益率を向上させるための「AI駆動開発」および「カスタマーゼロ」の取り組みが鍵となります。また、マイクロソフト社を中心としたアライアンス戦略についても、さらに加速させていく考えです。 中長期的には、BBD社のプロダクトも含めたAIエージェントによるストック収益の拡大を目指します。これはBBD社側だけの話ではなく、エンタープライズ領域においても、先ほど申し上げた「X-Tech FDEモデル」によって収益を上げていく方向で、プロダクトおよびプラットフォームの開発を徹底して進めてまいります。 AIエージェントは伸びています。 AIエージェントの具体的な進展について、大和証券様向けの「AIオペレーター」を例にお話しします。 昨今、AIチャットボットなどを提供する企業は増えていますが、我々にとって「会話が破綻しない」「レスポンスが良い」といったレベルは、すでに2年前のテーマです。 「AIエージェント」と呼ぶからには、単に会話が優れているだけでは不十分です。AIが自律的に「業務を完遂」させなければなりません。 例えば、電話で話した結果、住所変更の書類をお客様に発送し、その到着確認までを、人を介さずにAIが自律的に完結させる。これこそが、業務を完遂している状態と言えます。 さらに、我々が今取り組もうとしているAIエージェントの次なる進化は、AIに「メモリー(記憶)」を持たせることです。 AIが長期・短期のメモリーを有することで、前回のお客様との対話内容を記憶し、「この方には以前このような提案をした」「この方の住所はここなので、これを確認して発送する」といった対応が可能になります。お客様に再度伺わなくても、AIエージェントが自らメモリーを参照して対応していく。こうした自律性の高い世界の実現を目指しております。 AIエージェントの進化において、もう一つの重要な要素は「認証」です。「その人が誰であるか」を正確に特定できる能力を持つことで、例えば株の売買や金融商品の取引なども、AIエージェントを起点としてすべて完結できる世界を目指しています。 認証機能とメモリー(記憶)能力を併せ持ち、実務を最後まで遂行できる。我々はすでにこの領域の研究開発に着手しています。 世間で行われているAIオペレーターのデモンストレーションを拝見することもありますが、「これほど自然な会話ができます」といったアピールは、もはや我々の視点ではナンセンスです。重要なのは「何の業務を完遂できるか」という点にあります。 業務を完遂させるためには、バックエンドにある多種多様なシステムとの連携や、高度な設計、あるいは一種の「発明」とも呼べるような独自の仕組みが必要です。これらをどれだけ積み重ねてきたか。この膨大な技術力の蓄積こそが当社の参入障壁であり、短期間で容易に真似できるものではないと自負しております。我々は日々、新しい発明を繰り返しながら、高い水準のAIエージェントを社会に送り出し続けています。 また、JAL様や富士通様と共同で発表したSLM(スモール言語モデル)に関する取り組みについても触れておきます。 これは「フィジカルAI」という領域の取り組みで、デバイス自体に軽量化された言語モデルを組み込み、活用していくシステムの開発です。こうした世界初となるような先進的な事例も、我々は着実に積み上げております。 現在、当社はまさに新たな成長期へと差し掛かっております。BBDイニシアティブ社との合併により、両社の売上高を合算すると100億円規模となる見込みです。利益面においても、両社が発表した予算を合算すれば約9億円規模に達し、積極的な成長投資を継続しながらも10%近い利益率を確保できる見通しです。 これほどの売上規模と利益水準を両立できているAI企業は、日本国内において当社を含めても3、4社あるかないかという稀有な存在であると自負しております。すでに我々はその領域にまで到達しています。中身の伴った成長性と独自のビジネスモデルを掛け合わせることで、「AI領域でナンバーワンになる」という目標は、もはや荒唐無稽な夢ではなく、現実的な射程圏内に入っていると考えております。 まずはAI領域でナンバーワンを確固たるものにし、その後はこのテクノロジーを武器に、日本のIT業界におけるシステムインテグレーション(SI)市場やSaaS市場のリプレース(置き換え)を狙います。我々の持つ技術力と「FDE(フォワード・デプロイ・エンジニアリング)モデル」を活用し、既存市場の占有を進めていく方針です。 最後に市場区分についてですが、今回のBBDイニシアティブ社との合併によって、プライム市場への上場時期は当初の計画よりも1年ほど前倒しになったのではないかと考えております。 株式会社ヘッドウォータース:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(12)に続く 《MY》 記事一覧 |