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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/01/29 10:00, 提供元: フィスコ

個人投資家hina:「半導体株急騰と個人投資家が取るべき一手」【FISCOソーシャルレポーター】

*10:00JST 個人投資家hina:「半導体株急騰と個人投資家が取るべき一手」【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2026年1月28日15時に執筆

『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。ニッポン放送【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】、J-WAVE【GROOVE LINE】レギュラー出演。TBS、テレ東ゲスト出演。CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。年内改訂版を出版予定。株のオンラインスクールで講師も務め学習動画配信や毎月セミナー開催中。Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」運営中。


オランダASMLの決算は日本時間15時に出されました。
ASMLのEUV露光装置は最先端の半導体を作るために欠かせない装置です。
EUV露光装置の技術は世界中でASMLにしかできないものであり、つまりASMLは「最先端半導体の入口を握っている企業」と言えます。
そして個人投資家として特に注目すべきなのは、ASMLの決算は単なる一企業の業績発表というよりも、「世界の半導体投資が今どれだけ強いか」を映し出す鏡になっている点です。
たとえば受注高や受注残の伸び、そして会社側の見通しが強ければ、AI向けデータセンター投資や先端ロジック投資(=最先端半導体への設備投資)が世界的に加速していることを意味します。
このようにASMLの受注が良い=世界の半導体メーカーが設備投資を継続する意志が強い、という判断材料になります。
すると当然、その設備投資の恩恵を受ける「日本の半導体製造装置」「検査・計測」「関連部材」が連鎖的に買われていく流れになりやすく、<8035>東京エレクトロンや、<6857>アドバンテスト、<6920>レーザーテックなどの株にも好影響を及ぼします。
実際に<8035>東京エレクトロンは15時の発表前は42800円前後の値動きでしたが、発表された瞬間に株価が跳ね上がり、44610円まで1800円幅ほど急騰していきました。
これはまさに「ASMLの受注=AI投資の継続=設備投資が続く」という連想買いが、一気に板に流れ込んだ形です。
ここが個人投資家にとって大切なポイントなのですが、こうした急騰はその瞬間は正しい一方で、翌日以降は必ずしも一直線ではありません。
良いニュースが出たときは、「買いが入ること自体」よりも、どこまでが織り込みで、どこからが利益確定売りになりやすいか、という攻防に入っていきます。
<8035>東京エレクトロンは指数寄与度も高く、資金が一気に入る銘柄です。
ですので、個人投資家の取り組み方としては「ニュース直後の飛び乗り」は避けたい場面であり、もし狙うなら翌日の寄り付きの値動きが落ち着いた後、押し目やVWAP近辺など入れる形になったときにだけ参加する、というスタンスが噛み合いやすいです。
ASML決算が引き金で買われる局面というのは、とても強いテーマの裏付けになる一方で、短期筋も同時に入りやすいので、急騰直後は値幅調整が起きやすいこともセットで考えておく必要があります。
<6857>アドバンテストも同様に、24900円くらいであった株価が25500円台まで+600円幅ほど跳ね上がっていきました。
<6857>アドバンテストの場合は、<8035>東京エレクトロンよりも一段「AIの業績に直結しやすい銘柄」という性格があります。
理由は単純で、AI半導体(GPUやHBM周辺)の需要が増えると、製造工程の最後に必要となるテスト装置の需要が増えるためです。
つまりASMLが示す「世界の半導体の入口」だけでなく、<6857>アドバンテストは「半導体の出口側(検査)」で、需要の実需が出やすい場所にいる銘柄だということです。
このため個人投資家としては、ASML決算による連想買いで上がったとしても「<6857>アドバンテストは、業績面で後から追いついてくる可能性がある」という点が強みになります。
もちろん上がったあとには押し目も作りますが、テーマそのものが継続しやすい場合は、単発で終わらず「押し目が次の買い場」になることも多い銘柄です。
さらに今回は、<6857>アドバンテストに関しては場中にこのASMLの決算で大きく買われる場面がありましたが、引け後同社の決算発表があり更に大きく買われて行くこととなりました。
「今期最終を19%上方修正で最高益予想を上乗せ」とかなり強い内容となったことで、15時半からの時間外のPTS市場で2400円幅ほど上の値段をつけて行っています。
このPTSでの急騰が意味するのは、単に明日高い、という話だけではありません。
「明日の寄り付きはギャップアップ(窓開け)濃厚で、寄り天(寄り付き天井)になるか、寄ってからさらに続伸するかを見極める勝負になる」ということです。
このとき注意が必要なのは、多くの個人投資家が「PTSの価格=明日もそのまま買える価格」だと錯覚してしまう点です。
実際には、明日の寄り付きは需給が偏りやすく、最初の数分は板が薄くなったり、想定以上に大きくブレたりすることがあります。
だからこそ、明日<6857>アドバンテストを触るなら、寄り付き直後に飛びつくよりも、寄ってからの初動を見て、押したタイミングで入るか、もしくは押さないなら見送る、という判断が重要になってきます。
また、<6857>アドバンテストのような「指数への寄与度が大きい銘柄」がPTSで大幅高になった場合、日経先物は引け後に先回りして買われやすくなります。
指数トレーダーにとっては、日経平均の上げ幅を作る確度の高い材料になるからです。
<6857>アドバンテストは日経平均に対して大きな寄与度を持つ銘柄です。
この銘柄が2400円ほど高いということは、日経平均を640円ほど押し上げることになります。
日経先物が現物株の引けた後に一段高となっていったのは、<6857>アドバンテストが決算発表後PTS市場で株価が急騰したことで、明日の日経平均の上昇分を織り込みに行く形で買われて行ったということでしょう。
そしてもう一つ、個人投資家として絶対に忘れてはいけないのが「指数が上がる日=全銘柄が上がる日ではない」ということです。
日経平均は寄与度の高い半導体株だけで簡単に数百円動きます。
明日、ニュースを見て「日経平均が大幅高だから安心」と感じてしまうと、実は他のセクターや中小型株はそれほど上がっていない・・というギャップも起きがちです。
ですので明日の立ち回りとしては、半導体関連で攻めるなら指数の追い風がある日として活用しつつ、飛び乗りではなく押し目を待つ。
逆に半導体以外を触るなら、指数の上昇に惑わされず「自分の銘柄に資金が向かっているか」を冷静に見て判断する。
こうした視点を持つだけで、同じ上げ相場でも取れる人と取れない人の差が大きく開いていきます。



《HM》

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