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 | フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/31 13:24, 提供元: フィスコ 光フードサービス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)*13:24JST 光フードサービス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)光フードサービス<138A> さらに、レモンチューハイは収益性が高い商品でもあります。焼酎甲類、氷、炭酸とレモンを絞って作るシンプルなドリンクですが、400円程度で提供でき、非常によく売れるため利益貢献度が大きいのです。イベント期間中は、お客様同士が「自分のホームを勝たせよう」と積極的に注文し、開店直後から盛り上がる光景も見られます。結果として、店舗全体が熱気に包まれ、楽しさと収益の両立を実現できるイベントとなっています。 ●DAIBOUCHOU 8月の猛暑の時期にも、多くのお客様がわざわざ足を運び、レモンチューハイをたくさん注文されるというのは、それだけ素晴らしい常連のお客様に恵まれている証拠ですね。 夏場はビールも美味しいですが、原価が高いですし、メーカーからの供給に依存します。その点、レモンチューハイはコスト面でも優位ですね。 ■光フードサービス 大谷様 おっしゃる通りです。特にビールは近年値上がり傾向が続いており、あまり積極的に販売したい商品ではありません。 ●DAIBOUCHOU そうですね。ビールについては、大手メーカーのシステム不具合で供給が不安定になることもありましたし。 ■光フードサービス 大谷様 そうですね。あの件はメーカーにとっても非常に気の毒な事例でした。 ●DAIBOUCHOU 一方で「甲子園」という形で店舗対抗戦になっていることで、お客様には“自分の通う店を勝たせたい”という気持ちもあるのではないでしょうか。 ■光フードサービス 大谷様 まさにその通りで、今風に言えば「推し活」の要素が強いと思います。 ●DAIBOUCHOU なるほど。推し活の中でも大きな負担はかからず、通常のレモンチューハイを注文するだけですから、気軽に参加できるのも魅力ですね。 ■光フードサービス 大谷様 はい。お酒を楽しむ場に、自然に推し活の要素が加わっているという点で、非常に良い仕組みになっていると思います。 ●DAIBOUCHOU その通りですね。よく分かりました。ありがとうございます。ちなみに、レモンチューハイにサワーを加えるとレモンサワーになる、という理解でよろしいですか。 ■光フードサービス 大谷様 名称についてはメーカーによって呼び方が異なりますが、基本的にはサワーもチューハイも焼酎を炭酸で割った飲み物です。定義に厳密な違いがあるわけではなく、呼称は各社の慣習による部分が大きいです。 ●DAIBOUCHOU なるほど。よく分かりました。ありがとうございます。 次に、誕生日や周年イベントについてお伺いします。印象的なポスターやユニークな内容が多いと感じますが、これらは誰がどのように作っているのでしょうか。また、集客や従業員満足度にはどのような効果があるのでしょうか。 ■光フードサービス 大谷様 これも基本的にはスタッフ発案で始まった取り組みです。誕生日をお祝いするなら、いっそお店全体で盛り上げ、お客様も巻き込んで祝った方が楽しいのではないかと考えたのがきっかけでした。実際に実施してみると大変好評で、現在も定着しています。 狙いとしては、こうしたイベントの告知を通じて「最近お店に行っていないな」と思い出していただき、ご無沙汰になっていたお客様を呼び戻すことにあります。例えば「今月は◯◯店が7周年記念です」とイベント化することで、来店動機を自然に提供できるわけです。これは当社の得意とする施策のひとつです。 実際の効果も明確に表れています。常連のお客様の平均来店頻度は年間50回、つまり月4回程度です。ここで来店頻度が1回増えれば月5回となり、単純計算で客数は125%に拡大します。このように、イベントによって来店動機を与えて、来店頻度を高めることは業績への大きなインパクトにつながります。現在のところ、この施策は非常にうまく機能していると感じています。 ●DAIBOUCHOU なるほど。例えば店長の誕生日や就任のタイミングに合わせて訪問したり、周年イベントで記念メニューを楽しんだりと、さまざまなきっかけを提供しているわけですね。レッチュー甲子園のような企画も含め、お客様が行きやすい雰囲気や来店動機を作っているということですね。 ■光フードサービス 大谷様 当社の特徴の一つは、お客様が複数店舗を「はしご」してくださる点です。イベントや雰囲気を楽しむために店舗を回遊していただける効果は非常に大きいと考えています。 ●DAIBOUCHOU なるほど。イベントをきっかけに「今日はあの店でやっているから行ってみよう」と複数店舗を巡るわけですね。 ■光フードサービス 大谷様 お客様の中には「推しのお店」や「推しのスタッフ」がいらっしゃいます。そうした存在をきっかけに、お客様が複数店舗を周遊してくださるように仕掛けています。 ●DAIBOUCHOU なるほど。店長が異動した際などに、その新しい店舗にも顔を出すようなこともあるわけですね。 ■光フードサービス 大谷様 はい。お気に入りのスタッフが隣の店舗の新店長に就任すれば、「一言お祝いに行こう」と足を運んでいただけます。その後、またホーム店舗に戻り「彼は頑張っていたよ」と話題にする。結果的にその日だけで3回も来店していただけるケースもあります。 ●DAIBOUCHOU まさに“はしご”ですね。 ■光フードサービス 大谷様 その通りです。1人のお客様が複数店舗をはしごしてくださることで、客数3を自ら生み出せます。こうした仕組みを意図的に取り入れ、客数増加につなげる取り組みを進めています。 ●DAIBOUCHOU 面白いですね。ありがとうございます。ポスターもユニークで、例えば「アキの激アツ祭」では店長が泣いているようなデザインもあり、とても印象的でした。 続いて人材について伺います。資料によれば離職率は15.9%で、業界平均の25.1%と比べると低い水準です。人材を定着させるために、どのような工夫をされているのでしょうか。 光フードサービス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(5)に続く 《KM》 記事一覧 |