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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/08/07 12:04,
提供元: フィスコ
ドーン Research Memo(4):2025年5月期は10期連続増収増益。「NET119」等のクラウドサービス堅調
*12:04JST ドーン Research Memo(4):2025年5月期は10期連続増収増益。「NET119」等のクラウドサービス堅調
■ドーン<2303>の業績動向
1. 2025年5月期の業績概要
2025年5月期の業績は、売上高が1,646百万円(前期比9.7%増)、営業利益が574百万円(同7.7%増)、経常利益が584百万円(同6.8%増)、当期純利益が418百万円(同7.9%増)と、10期連続の増収増益となった。
売上高に関しては、ストック型収入であるクラウド利用料において順調に契約数が積み上がり、クラウドサービスの初期構築やオンプレミス環境でのシステム受託開発も順調に推移した。クラウドサービスは、主力の「NET119緊急通報システム」が消防管轄人口カバー率7割を超えてトップシェアを堅持したのに加え、第2の柱である映像通報システム「Live119」は人口カバー率約5割まで導入が進んだ。また設備点検や道路管理など民間向けに利用が拡大している映像通話システム「Live-X」、地方自治体の業務等に関連する適時の情報伝達を支援するメッセージ配信サービス「Mailio」、自治体や警察が防災・防犯情報を配信するスマートフォンアプリ、災害対策本部での情報収集を支援する「DMaCS(災害情報共有サービス)」等、各種クラウドサービスが順調に推移した。2025年3月には、「マイナ免許証読み取りアプリ」の運用が開始され、新分野への取り組みも顕在化しつつある。同社のクラウドサービスは、防災・防犯分野の行政サービスの基盤であることなどから、解約率が低い(1%未満)ことが特長であり、結果として安定成長につながっている。
営業利益は前期比7.7%と堅調だった。増収などにより売上総利益が前期比5.7%増加したのに対し、販管費は同3.6%増と相対的に伸びが抑制されたことが主な要因である。結果として、営業利益率は34.9%と高い水準を維持した。主力事業モデルであるクラウドサービスの卓越性が窺える。
2. 財務状況と主な経営指標
2025年5月期末の総資産は前期末比258百万円増の3,074百万円となった。現金及び預金が195百万円減少した一方で、売掛金が159百万円、関係会社社債が153百万円、投資有価証券が96百万円、それぞれ増加したことが主な要因である。負債合計は同10百万円減の323百万円であり、未払消費税等が9百万円増加した一方で、未払金が11百万円、前受金が9百万円、それぞれ減少したことが主な要因である。有利子負債はなく、無借金経営を継続している。経営指標では、流動比率752.1%、自己資本比率が89.5%と高く、安全性は極めて高い。収益性の高さ(売上高営業利益率で34.9%)が盤石な財務基盤の源である。現金及び預金残高は1,728百万円、投資有価証券は645百万円と潤沢であり、M&Aや先行投資の余力も十分あると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
《HN》
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