トップ ・ かごを見る ・
ご注文状況
・ このページのPC版
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/07/02 12:04,
提供元: フィスコ
アール・エス・シー Research Memo(4):売上高はコア施設を軸に安定推移。利益は収益体質の強化で着実に成長
*12:04JST アール・エス・シー Research Memo(4):売上高はコア施設を軸に安定推移。利益は収益体質の強化で着実に成長
■アール・エス・シー<4664>の業績動向
これまでの業績を振り返ると、売上高はコアとなる継続受託施設を軸として安定推移してきた。逆の見方をすれば、成長性に欠けるとの評価もできるが、この数年はトップラインの伸びよりも収益性の改善に注力してきたことや、そもそも労働集約的な事業特性であることから社内リソースの制約を受けてきたことも、その要因として考えられる。利益面では、2017年3月期に新規受注業務への先行費用などにより営業損失を計上したものの、その後は収益体質の強化に取り組み、着実な利益成長を実現してきた。特に2021年3月期に収益化が遅れていた介護サービス事業から撤退すると、丸ビルの警備業務を開始した2022年3月期には上場以降、過去最高水準の営業利益となり、営業利益率も3.8%の水準にまで引き上がった。2023年3月期はM&Aなどに係る先行費用により一旦減益となったが、2024年3月期は内装工事を手掛ける友和商工の連結効果等により大幅な増益を実現した。2025年3月期は人的資本投資や原価上昇等により利益率はやや停滞したものの、増収による収益の底上げにより高い利益水準を確保した。
財政状態を見ると、総資産は2022年3月期まで大きな変動なく推移してきた。一方、自己資本は内部留保を着実に積み増してきたことから自己資本比率は上昇傾向をたどってきた。なお、2023年3月期に総資産が拡大した一方、自己資本比率が低下したのは、友和商工を連結化したことによる。もっとも、自己資本比率は約45%の水準を確保するとともに、M&Aに係るのれん計上額も122百万円(2024年3月末時点)に留まることから、財務の安全性に懸念はない。また、資本効率を示すROEについては、ほぼ営業利益率と連動して改善傾向をたどり、2022年3月期には10%近くの水準に到達した。2023年3月期は先行費用により減益となったことでROEも低下したが、2024年3月期は営業利益率の改善と有価証券売却益(一過性要因)が重なり12.4%に大きく上昇した。2025年3月期は一過性要因のはく落や原価増により8.8%の水準に落ち着いた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
《HN》
記事一覧
2025/07/03 12:05:三井松島HD Research Memo(5):専門性ある中小企業群が収益の新たな柱に成長
2025/07/03 12:04:三井松島HD Research Memo(4):成長分野の買収先が市場変化に対応し収益貢献
2025/07/03 12:03:三井松島HD Research Memo(3):M&Aにより収益基盤の多様化・安定化を推進中
2025/07/03 12:02:三井松島HD Research Memo(2):祖業の石炭関連事業からの撤退を経て、独自のM&A戦略に基づき再成長
2025/07/03 12:01:三井松島HD Research Memo(1):2025年3月期はM&A投資等の着実な実行により成長加速
2025/07/03 11:08:アダストリア---大幅反落、6月の既存店はマイナスに転じる
2025/07/03 11:07:日ハム---大幅反落、株式売出による目先の需給悪化を警戒
2025/07/03 11:05:クエスト Research Memo(5):セプト子会社化で若いエンジニアリソースを獲得。さらなる成長へ加速
2025/07/03 11:04:クエスト Research Memo(4):売上高は12期連続、営業利益は7期連続過去最高を更新し安定成長が続く
2025/07/03 11:03:クエスト Research Memo(3):コアサービスの深化とソリューションサービスへの進化
2025/07/03 11:02:クエスト Research Memo(2):創業以来60年連続黒字のITソリューションカンパニー
2025/07/03 11:01:クエスト Research Memo(1):創業以来60年連続黒字のITソリューションカンパニー
2025/07/03 10:36:出来高変化率ランキング(10時台)〜トウキョベース、Abalanceなどがランクイン
2025/07/03 10:36:ダイセキ---大幅反落、第1四半期営業減益で計画比未達
2025/07/03 10:35:アドバンクリエ---ストップ安売り気配、業績下方修正と株主優待の休止を発表
2025/07/03 10:31:概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反落、利食い売りが優勢となる流れ
2025/07/03 10:15:ユニネク---続伸、25年12月期6月度月次業績速報を発表
2025/07/03 10:01:BlueMeme---反発、合弁会社「アルターデザインコンサルティング」を設立
2025/07/03 09:54:英和:創業77年の独立系技術商社、DX・GXなど追い風に成長するPBR1倍割れの割安成長銘柄
2025/07/03 09:50:東京為替:ドル・円は143円台半ばで推移、日本時間夜に米雇用統計発表を控える