|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/06/11 13:38,
提供元: フィスコ
ワコム Research Memo(8):株主還元は年間22円下限の累進配当と自己株式取得により総還元性向50%以上へ
*13:38JST ワコム Research Memo(8):株主還元は年間22円下限の累進配当と自己株式取得により総還元性向50%以上へ
■ワコム<6727>の株主還元
将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当の継続と機動的な自己株式取得を実施することを基本方針としている。新中期経営計画「Wacom Chapter 4」では、累進配当をベースとして自己株式の取得も組み合わせた総還元性向50%以上を目指す新たな株主還元策を公表した。
2025年3月期の配当については、前期比2.0円増配となる1株当たり22.0円(期末)、自己株式の取得については、前中期経営方針「Wacom Chapter 3」における自己株式取得方針の一貫で75億円を実施した。そして、新たな株主還元策が適用される2026年3月期の配当については、現時点で前期と同額の1株当たり22.0円(中間11.0円、期末11.0円)を予想している。
■会社概要
クリエイター向けペンタブレット市場を確立、テクノロジーソリューション事業が成長をリード
同社は1983年に埼玉県上尾市で設立された。社名は「ワールド」と「コンピュータ」に由来している。また「WA」には「人とコンピュータの調和」、「COM」には「コミュニケーション」や最近は「コミュニティ」の意味も込められている。1984年には世界初のコードレス・ペンタブレット製品を発表した。1987年にはプロフェッショナル用グラフィックス・ペンタブレットの「SDシリーズ」が発売され、ウォルト・ディズニーに映画制作で使用された。その後も地道に製品の改良を重ね、クリエイター向けペンタブレット市場では、2000年代以降マーケットリーダーとしての地位を確立した。
1991年にはペン・センサーコンポーネント分野(現 「テクノロジーソリューション事業」)にも進出した。同社のデジタルペンやコントロールIC、タッチパネル等の部品やモジュールを完成品メーカーにOEM供給しており、タブレット・ノートPCやスマートフォン向けの市場拡大に乗って急成長を遂げた。
証券市場には2003年4月に日本証券業協会JASDAQ市場に上場した後、2005年12月に東京証券取引所第1部に上場して現在に至る(2022年4月より東証プライム市場へ移行)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
《HN》
記事一覧
2025/06/12 22:12:【市場反応】米5月PPIは予想下振れ、失業保険継続受給者数は21年来で最高、ドル続落
2025/06/12 20:07:欧州為替:ドル・円はじり安、ユーロ・ドルは1.16ドル台
2025/06/12 19:26:欧州為替:ドル・円は弱含み、ユーロ・ドルは一段高
2025/06/12 18:15:欧州為替:ドル・円は安値もみ合い、ドル売り継続
2025/06/12 18:15:日経平均テクニカル: 5日ぶり反落、終値は5日線上方をキープ
2025/06/12 18:00:12日の香港市場概況: ハンセン1.4%安で反落、テック指数は2.2%下落
2025/06/12 17:48:南アフリカランド円今週の予想(6月9日)サンワード証券の陳氏
2025/06/12 17:39:CSSHD Research Memo(9):2025年9月期は普通配当ベースでの増配を予定
2025/06/12 17:38:CSSHD Research Memo(8):4つの取り組みを推進し、中期経営計画の目標達成を目指す(2)
2025/06/12 17:37:CSSHD Research Memo(7):4つの取り組みを推進し、中期経営計画の目標達成を目指す(1)
2025/06/12 17:36:CSSHD Research Memo(6):3年間の年平均成長率は売上高で15.3%、営業利益で16.8%
2025/06/12 17:35:CSSHD Research Memo(5):2025年9月期予想を上方修正。中間期の進捗高く、達成の可能性大
2025/06/12 17:34:CSSHD Research Memo(4):自己資本比率は45.0%で、財務の健全性は高い
2025/06/12 17:33:CSSHD Research Memo(3):2025年9月期中間決算、期初予想を上回る増益
2025/06/12 17:32:CSSHD Research Memo(2):「スチュワード」「フードサービス」「空間プロデュース」を展開
2025/06/12 17:31:CSSHD Research Memo(1):2025年9月期の業績予想を上方修正。中期経営計画の出足は順調
2025/06/12 17:25:欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米インフレ鈍化と米関税政策でドル売り
2025/06/12 17:18:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は5日ぶり反落、ファーストリテやリクルートHDが2銘柄で約130円分押し下げ
2025/06/12 17:17:東京為替:ドル・円は軟調、ドル売り圧力継続
2025/06/12 16:57:12日の中国本土市場概況:上海総合0.01%高で続伸、自動車や医薬に買い
|