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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/31 13:04, 提供元: フィスコ RSテクノ Research Memo(4):ウェーハ再生事業は12インチで業界シェア約33%とトップ*13:04JST RSテクノ Research Memo(4):ウェーハ再生事業は12インチで業界シェア約33%とトップ■RS Technologies<3445>の会社概要 3. 事業内容 同社は事業セグメントをウェーハ再生事業、プライムウェーハ事業、半導体関連装置・部材等事業の3つのセグメントとその他に分けて開示している。2024年12月期の事業セグメント別構成比(調整額除く)は、ウェーハ再生事業が売上高の39.2%、営業利益の61.7%、プライムウェーハ事業が売上高の33.7%、営業利益の32.3%を占め、この2事業が収益柱となっている。 (1) ウェーハ再生事業 ウェーハ再生事業は、同社及び台湾子会社で展開しているほか、2022年12月期第2四半期から持分法適用関連会社であるSGRSで12インチの再生ウェーハ生産ラインを整備した。日台中の3拠点で展開している企業は同社のみである。主力となる12インチの月産能力は2024年12月期末時点で国内が32万枚(8インチは15万枚の能力を保有)、台湾が27万枚の合計59万枚で、そのほか中国で5万枚の能力を有している。 売上構成比では12インチウェーハが約9割を占め、同社推計によれば再生ウェーハの世界シェアは数量ベースで約33%と業界トップの地位を確立している。再生加工技術の高さに加えて、直販体制等によるコストダウンの徹底と顧客との緊密なコミュニケーションによって顧客満足度の高いサービスを提供できていることが高シェアにつながっている。競合は国内でハマダレックテック(株)、三益半導体工業(株)(信越化学工業<4063>の子会社)の2社、海外では台湾に3社ある。6社で全体の約9割を占める寡占市場であり、価格競争が生じにくい業界構造が特徴である。 地域別出荷数構成比(2024年12月期実績)では、12インチ再生ウェーハで台湾が48.0%、日本が38.7%と両国で全体の9割弱を占めており、欧州が6.5%、米国が4.2%、アジアが2.5%と続く。主要顧客には世界最大のファンダリーメーカーのほか、日米欧の大手半導体メーカーが並ぶ。 (2) プライムウェーハ事業 中国子会社GRITEKの事業で、プライムウェーハとシリコン部材の製造販売で構成されている。2024年12月期の売上構成比はプライムウェーハが約7割、シリコン部材が約3割となっている。プライムウェーハの月産能力は2024年12月期末時点で、5インチが5万枚、6インチが20万枚、8インチが18万枚となっている。8インチプライムウェーハの顧客は中国の半導体メーカーで、車載用電源やエアコン、産業機器、インバーター等に搭載されるパワー半導体が6割程度を占めている。中国における8インチプライムウェーハの市場シェアは2023年時点の5%程度から2024年は数ポイント程度上昇したと同社では推計しており、今後も生産能力増強によりシェアを拡大する計画である。 また、シリコン部材は中国国外へ販売している。最終顧客は半導体製造装置メーカーやファンダリーメーカーであるが、直接の販売先は消耗部材の加工業者で、グループのDG Technologies(以下、DGT)向けにも出荷している。なお、GRITEKが同社からDGTの株式の70%を取得し子会社化することを決定している。直接の子会社となることで事業連携がより緊密となり、中国市場の開拓やその他地域でのシェア拡大を進めやすくなるといった効果が期待される。同社のDGT株式保有割合は100%から、間接所有を含め58.15%となる。 (3) 半導体関連装置・部材等事業 半導体関連装置・部材等事業には、同社で仕入販売する半導体関連装置や半導体材料・パーツのほか、子会社のユニオンエレクトロニクスソリューション、DGTの売上が含まれる。半導体製造装置については、主に日本製の製造装置をメーカーや商社等から仕入れて(中古品含む)、世界中の半導体メーカーに販売している。 ユニオンエレクトロニクスソリューションは半導体関連等の商社で、DGTはドライエッチング装置向け消耗部材の製造販売を行っている。 4. その他 その他の売上として、2013年より開始したソーラー事業における売電収入のほか、半導体ウェーハ製造工程における技術コンサルティングサービスなどを同社で行っているが、全体の業績に与える影響は軽微である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》 記事一覧 |