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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/21 16:33, 提供元: フィスコ ADワークスグループ Research Memo(3):2024年12月期業績は、2期連続で過去最高を更新*16:33JST ADワークスグループ Research Memo(3):2024年12月期業績は、2期連続で過去最高を更新■業績動向 1. 2024年12月期の業績概要 2024年12月期の連結業績は、売上高で前期比20.7%増の49,910百万円、営業利益で同31.7%増の3,216百万円、税引前利益で同23.3%増の2,547百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同13.4%増の1,610百万円となり、売上高、各利益ともに2期連続で過去最高を更新し、会社計画に対しても上回って着地した。日銀によるマイナス金利解除(2024年3月)や政策金利の追加引き上げ(同年7月)による影響が懸念されたものの、不動産投資需要は旺盛で、市況は引き続き活況に推移した。ADワークスグループ<2982>においては、不動産小口化商品「ARISTO」シリーズの販売好調により、収益不動産販売事業の売上が同24.2%増の44,305百万円と大きく伸張したことが増収増益要因となった。期末の収益不動産残高についても、積極的な仕入活動を行った結果、前期末比1.5%増の45,465百万円と高水準を維持した。 地域別売上高は、国内が不動産小口化商品の伸張により前期比22.8%増の46,966百万円となったが、海外は金利高による不動産投資意欲の減退により同4.9%減の2,944百万円となった。また、期末の収益不動産残高は国内が前期末比横ばい水準となる39,600百万円に留まったが、海外が同13.1%増の5,865百万円と3期連続で増加した。 売上総利益率は前期の17.0%から17.3%に上昇した。ストック型フィービジネスの利益率が低下したものの、収益性の高い不動産小口化商品の売上が前期比164.3%増の13,179百万円と大きく伸張したことが上昇要因となった。一方、販管費率は同11.1%から10.9%に低下した。金額ベースでは同841百万円の増加(販売仲介手数料5.1億円増、人件費を除くその他販管費3.2億円増)となったが、売上総利益の増加で吸収した。この結果、営業利益率は同5.9%から6.4%に上昇した。税引前利益の増益率が営業利益よりも小さくなっているのは、前期に計上した為替差益103百万円がなくなったことや、金融収支が97百万円悪化したことなどによる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》 記事一覧 |