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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/06 16:19, 提供元: フィスコ 【eWeLL・割安超高収益企業】著名投資家はっしゃん氏が中野社長へ直球質問!Vol.3*16:19JST 【eWeLL・割安超高収益企業】著名投資家はっしゃん氏が中野社長へ直球質問!Vol.3【eWeLL<5038>・割安超高収益企業】著名投資家はっしゃん氏が中野社長へ直球質問!Vol.2の続き ■質疑応答 ▲フィスコ パルベルク 中野様、ありがとうございました。続いては、はっしゃんさんに理論株価チャートに基づいてeWeLLに関する気になる点について質問していただきたいと思います。それでははっしゃんさん、よろしくお願いいたします。 ●はっしゃん それでは、後半部分に移ります。理論株価チャートを使いながら、eWeLL様の社会的にも意義があるビジネスモデルについて、いくつか質問をさせていただきたいと思います。 理論株価チャートに、さまざまな線が描かれていますが、これを活用することで、決算や業績の推移を視覚的に把握できます。また、株価と理論株価を比較することで、その企業の割安性や上昇余地を見える化することも可能です。そして過去から未来を予測したりするという風な使い方をしていきます。理論株価チャートの活用方法について、いわゆる成長企業や優良企業に関しては右肩上がりのチャートになります。一方で、成長倒れや不振企業の場合は右肩下がりになっています。 また、株価は市場の影響を受けるため、バブルのように過剰に買われたり、逆に売られすぎたりすることもあります。そのため、理論株価と実際の株価を比較することで、その企業の株価が現在適正かどうかを判断できます。そして、理論株価と実際の株価が連動している企業は、初心者の方にも分かりやすく、投資の判断がしやすいです。 理論株価チャートの使い方と線の意味について説明します。 ・最も下にある緑の線→解散価値のライン これは、企業がすべての資産を清算した場合の最低限の価値を示しています。 ・中央にあるオレンジの線→会社予想から算出した理論株価 これは、企業の決算予想をもとに計算された株価の適正水準を表しています。 ・水色のライン(上部)→売りの目安となる割高ライン このラインを大きく上回っている場合は、株価が割高である可能性が高いと判断できます。 ・赤のライン→実績を示すライン これは、会社予想(オレンジライン)とは異なり、実際の業績データをもとに算出されています。 ・業績が好調で進捗率が高い場合→上方修正の可能性がある ・業績が予想より低調な場合→下方修正のリスクがある ・ピンクのライン→配当+優待利回り4%の目安ライン このラインを下回ると配当利回りが4%を超えるため、配当投資の目安になりやすいポイントとなります。 実際に、eWeLL様の理論株価チャートです。ご覧のとおり、eWeLL様は上場してから約2年半の企業ですが、理論株価(オレンジの線)が右肩上がりになっているのが確認できます。eWeLL様の株価の推移についてですが、理論株価(オレンジの線)におおむね連動する形で右肩上がりとなっているのが確認できます。2023年から2024年の中盤にかけては、一時的に株価が下落する局面があったものの、その後は再び上昇基調に戻り、直近1年ほどは安定して右肩上がりを続けている状況です。概ね株価が理論株価とほぼ連動しながら推移して、株価も上昇傾向にあるということがわかります。 この理論株価チャートでは、AIを活用した簡易分析機能が搭載されており、業績と株価を自動で評価します。今回、eWeLL様は「+5pt」と評価されており、「割安超収益株」と判定されています。さらに、理論株価が右肩上がりで推移していることに加え、本決算では2桁の増収増益を達成しておられます。また、直近の理論株価と配当ラインの急進が見られることから、eWeLL様は非常に成長性の高い優良企業であると分析されています。 一方で、気になる点として配当利回りが0.67%と比較的低水準である点が挙げられます。ただし、まだ成長フェーズにある企業であり、これまでに3回の増配実績があることから、今後も増配が継続されるのであれば、理論株価の上昇とともに配当額の増加も期待できる状況となっています。ここまでが理論株価によるeWeLL様の評価となります。 まず、お伺いしたいのは、この理論株価の分析結果をご覧になった率直なご感想です。例えばちょっと安すぎるんじゃないかとか、もっと上がってもいいんじゃないないかとかです。この理論株価と今の株価に関してどう思うかというのを聞いてみたいんですが、いかがでしょうか。 ■eWeLL中野 はい、はっしゃん様の理論株価の数値についてですが、一般的にやや厳しめに算出される傾向があると伺っています。つまり、本来であれば厳しく算出される理論株価が、今回の分析では現状の株価よりも高く表示されていたということですね(現状株価2,242円→理論株価3,242円)。通常の計算では保守的な評価が出る傾向がある中で、今回の結果が高い水準で示されたことは、自社の成長性に対する自信につながるとともに、非常にありがたい評価だと感じています。 ●はっしゃん ありがとうございます。大変光栄です。先ほどの企業説明の冒頭でお話しされていた四季報のランキングにおけるROE(自己資本利益率)などの指標の高さについてですが、理論株価の算出においてもROEやEPS(1株当たり利益)を重視していますので、収益効率の高い企業ということで、それが理論株価の分析においても超高収益株として良い評価につながっているかと思います。 投資家の視点から見ると、現時点では評価が高いものの、業績が減収・減益に転じると理論株価も下がってしまいます。先ほど、現在成長中であり、今後も看護ステーションの増加とともに事業が拡大していくビジョンを示されていました。この成長が継続すると、理論株価も右肩上がりを続け、これから投資をして投資額が何倍にも増える可能性があるという期待が自然と生まれてきます。それでは、今後さらに企業価値を向上させていくための意気込みについて、お聞かせいただければと思います。 ■eWeLL中野 現在の既存事業で実績を残しています。アップセルやクロスセルの展開を強化していくことでこれまでの実績をさらに発展させていけると考えます。特に、「iBow」を中心としたデータの蓄積が大きなポイントになっており、これによって慢性期医療のデータが豊富に蓄積されていきます。いわゆる急性期医療と慢性期医療の情報を統合した医療情報のデータ化を進めることで、新たなサービスの展開につなげていきます。 これまでも進めてきた取り組みですが、今後さらに強化し、新たな収益を上乗せしていくという戦略です。特に、現在まだ手書きで管理されている部分が多く残っている領域をDX化することで、さらなる成長の余地があると考えられます。現在の業務フローでは、アナログな手法が根強く残っており、デジタル化の余地が大きいため、これをシステム化することでより効率的な業務運営が可能になり、収益化が見込まれます。 ●はっしゃん ありがとうございます。もう一点お聞きかせください。理論株価に関して右肩上がりでよい形なのですが、一方で、配当利回り4%ライン(ピンクの線)に注目したいと思います。 このピンクのラインまで株価が下落すると、配当利回りが4%になります。eWeLL様は現在、成長フェーズにあり、利益を配当に回すよりも再投資を優先し、企業の成長を加速させる方針を取られていると考えています。 一方で、2024年の新NISA開始により、配当や分配金に対する税金が非課税となったことから、配当を重視する投資家が増えているという市場環境の変化もあります。短期的には成長投資を優先する戦略が適切かもしれませんが、長期的には「配当を増やしてほしい」という投資家も多いと思います。株主還元策、配当に関しては、中長期的にどのようにお考えですか。 ■eWeLL中野 配当性向をしっかりと考慮しながら、安定した配当の増加を目指していく方針です。また、私自身が大株主であり、そういった意味でも、毎年配当を引き上げていきたいと考えています。株主還元にも積極的に取り組み、中長期的に見ても投資家の皆様にとって魅力的な企業でありたいと思っています。 ●はっしゃん ありがとうございます。社長自身が大株主であるという点で、一般の株主と利益を共有する形になるわけですから中長期的には配当の増加にも期待が持てるということですね。 【eWeLL・割安超高収益企業】著名投資家はっしゃん氏が中野社長へ直球質問!Vol.4に続く 《FA》 記事一覧 |