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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/27 12:44, 提供元: フィスコ 後場に注目すべき3つのポイント〜5万円台の大台に到達*12:44JST 後場に注目すべき3つのポイント〜5万円台の大台に到達27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続伸、5万円台の大台に到達 ・ドル・円は下げ渋り、日本株高で円売り ・値上がり寄与トップはアドバンテス<6857>、同2位は、ソフトバンクG<9984> ■日経平均は大幅続伸、5万円台の大台に到達 日経平均は大幅続伸。1037.71円高の50337.36円(出来高概算9億4983万株)で前場の取引を終えている。 24日の米国市場でダウ平均は472.51ドル高の47207.12ドル、ナスダックは263.07ポイント高の23204.87で取引を終了。消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待に寄り付き後、上昇。10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを確信した買いが終日続いた。終盤にかけ、上げ幅を拡大し、相場は過去最高値を更新し終了。 米株式市場の動向を横目に、10月27日の日経平均は前営業日比606.15円高の49905.80円と大幅続伸でスタート。初めて5万円の大台に乗せた後は、高値圏での推移を継続した。前週末の米株高の流れに加え、米中対立の緩和期待も追い風となった。また、高市首相とトランプ米大統領による首脳会談に先んじて行われた、両氏による短時間の電話協議も先行き期待に繋がると捉えられたことが投資家心理にポジティブに働いた。 個別では、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、TDK<6762>、HOYA<7741>、日東電<6988>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>、KDDI<9433>、任天堂<7974>、伊藤忠<8001>などの銘柄が上昇。 一方、信越化<4063>、中外薬<4519>、良品計画<7453>、安川電<6506>、住友重<6302>、パナHD<6752>、日産化<4021>、東海カーボン<5301>、旭化成<3407>、三越伊勢丹<3099>、SUMCO<3436>、クボタ<6326>、シャープ<6753>などの銘柄が下落。 業種別では、精密機器、非鉄金属、証券・商品先物取引業などを筆頭に、東証全業種が上昇した。 後場の日経平均株価は、買い優勢の展開となるか。初の5万円台に到達した後も高値圏での推移が続いているが、売り材料に乏しいなかで買い手優位の状況が続こう。そのほか、今週は国内主要企業の決算発表のほかにも、注目イベントが数多く予定されている。個別物色主体となりがちな決算発表シーズンではあるものの、イベント次第でマーケット全体の変動幅も大きくなる可能性があろう。米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合、日米首脳会談、米中首脳会談などの動向を見守っておきたい。 ■ドル・円は下げ渋り、日本株高で円売り 27日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日経平均株価の強含みでリスク選好の円売りが先行し、一時153円台に浮上。その後は8カ月ぶりの高値圏で、利益確定や持ち高調整の売りが下押しする場面もあった。ただ、日本株高をにらみ、円売りは継続。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は152円65銭から153円17銭、ユ-ロ・円は177円80銭から178円14銭、ユ-ロ・ドルは1.1626ドルから1.1647ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・インタートレード<3747>、アステリア<3853>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはアドバンテス<6857>、同2位は、ソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・9月消費者物価指数(CPI):前月比+0.3%(予想+0.4%、8月+0.4%)、前年比+3.0%(予想+3.1%、8月+2.9%) ・米・9月コア消費者物価指数(CPI):前月比+0.2%(予想+0.3%、8月+0.3%)、前年比+3.0%(予想+3.1%、8月+3.1%) ・米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値:53.6(予想:54.6、速報:55.0) 【要人発言】 ・木原官房長官 「為替相場の動向が経済に与える影響はプラス面マイナス面双方がある」 「為替相場の過度な変動や無秩序な動きについてしっかりと見極めている」 <国内> ・トランプ米大統領が来日 <海外> ・米政府機関の一部閉鎖が続いているため、9月耐久財受注の発表は延期される可能性があります。 《CS》 記事一覧 |