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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/09/25 12:37, 提供元: フィスコ 後場に注目すべき3つのポイント〜過熱感が意識される中じり高が続く*12:37JST 後場に注目すべき3つのポイント〜過熱感が意識される中じり高が続く25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅続伸、過熱感が意識される中じり高が続く ・ドル・円は底堅い、ドル売り後は買戻し ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はリクルートHD<6098> ■日経平均は小幅続伸、過熱感が意識される中じり高が続く 日経平均は小幅続伸。89.40円高の45719.71円(出来高概算7億9711万株)で前場の取引を終えている。 24日の米国株式市場は続落。ダウ平均は171.50ドル安の46121.28ドル、ナスダックは75.62ポイント安の22497.86で終了した。住宅市場の改善を示す新築住宅販売件数が予想を上回ったことが一時買いを誘ったが、長期金利の上昇や追加利下げ期待の後退を背景に相場は伸び悩んだ。FRB高官による利下げ慎重派の発言も下押し材料となった。 米株式市場の動向を横目に、25日の日経平均は30.24円安の45600.07円と反落して取引を開始した。寄付き後は戻り歩調をたどり、非鉄金属や石油・石炭、鉱業など資源関連セクターが上昇して指数を支えた。10時頃には一時下押す場面もあったが、その後幅広い業種で持ち直す動きが見られ、プラス圏で前場の取引を終えた。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、バンナムHD<7832>、住友鉱<5713>、日本取引所グループ<8697>、コナミG<9766>、ディスコ<6146>、トヨタ<7203>、住友不<8830>、三菱商<8058>、ニデック<6594>、エムスリー<2413>、TDK<6762>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、中外薬<4519>、ファナック<6954>、任天堂<7974>、良品計画<7453>、塩野義<4507>、東京海上<8766>、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、SOMPO<8630>、キーエンス<6861>、HOYA<7741>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、石油・石炭、鉱業などが上昇率上位に位置する一方、医薬品、精密機器、保険業などがさえない動きとなっている。前場時点で33業種中26業種が値上がり。 後場の日経平均株価は、緩やかな上昇の動きが意識されよう。午後に発表される国内企業決算や機関投資家の需給動向が注目される。為替や外部環境としては、ドル・円の動向や米国債利回りの変動が重しとなる可能性がある。また、国内外で公表される経済指標によっては市場心理が揺れる可能性もあるため、方向感は限定的になる可能性がある。ただし、前場で広がった買い基調や業種の幅広い上昇を背景に、目立ったイベント悪材料がなければ、緩やかに持ち直す局面も意識されそう だ。 ■ドル・円は底堅い、ドル売り後は買戻し 25日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、148円56銭から148円86銭魔で小幅に値を上げた。仲値にかけて国内勢の売りが強まったが、売り一服後は値ごろ感から買戻しが入った。日経平均株価の持ち直しで、株価にらみの円売りも相場を支えた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円56銭から148円86銭、ユ-ロ・円は174円50銭から174円79銭、ユ-ロ・ドルは1.1739ドルから1.1751ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>、大和自動車交通<9082>など、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はリクルートHD<6098> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・8月新築住宅販売件数:80万戸(予想:65万戸、7月:66.4万戸) 【要人発言】 ・日銀7月会合議事要旨 「通商政策の影響など、もう少しデータ得た上で政策判断すべき=ある委員」 「政策金利を中立金利に向けて戻すこと、歪み抑制でも望ましい=1人の委員」 「政策金利は中立金利下回っている、今後も可能な時期に利上げを=別のある委員」 「過度に慎重になって利上げタイミングを逸することないよう留意必要=同委員」 「米経済が想像以上に持ちこたえれば、早ければ年内にも様子見解除か=1人の委員」 <国内> 特になし <海外> ・16:30 スイス中央銀行政策金利発表(予想:0.00%、前回:0.00%) 《CS》 記事一覧 |