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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/02/26 08:21, 提供元: フィスコ 25日の米国市場ダイジェスト:NYダウは159ドル高、景気後退懸念が重し*08:21JST 25日の米国市場ダイジェスト:NYダウは159ドル高、景気後退懸念が重し■NY株式:NYダウは159ドル高、景気後退懸念が重し 米国株式市場はまちまち。ダウ平均は159.95ドル高の43621.16ドル、ナスダックは260.54ポイント安の19026.39で取引を終了した。 強弱まちまちの経済指標を受け、寄り付き後、まちまち。その後発表されたコンファレンスボードの消費者信頼感指数が予想以上に低下したため景気減速懸念が一段と強まり売りが加速し、ダウは一時下落に転じた。ベッセント財務長官が「民間セクターは景気後退に入っている」と発言したため景気後退懸念も浮上し、更なる売り圧力となった。ダウはウクライナ停戦期待やホームデポの好決算を好感した買いが支えプラス圏を回復。ナスダックはトランプ政権が人工知能(AI)輸出規制強化を検討との報道でハイテクが売られ、終日軟調に推移し、まちまちで終了した。セクター別では食・生活必需品小売が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。 ホームセンター運営のホーム・デポ(HD)は第4四半期決算で既存店売上が予想を上回り、上昇。同業のロウズ(LOW)も売り上げ回復期待に、上昇した。製薬会社のイーライリリー(LLY)は人気の肥満症治療薬の値下げを発表し、上昇。清涼飲料メーカーのキューリグ・ドクターペッパー(KDP)は第4四半期決算で調整後1株当たり利益が予想を上回ったほか、堅調な見通しが好感され、上昇した。 半導体のエヌビディア(NVDA)はトランプ政権が対中半導体輸出を巡る規制強化を検討しているとの報道を受け、下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は最高経営責任者(CEO)のマスク氏がトランプ政権で影響力を強めていることへの反発などで欧州での販売急減が報告され、売られた。ドーナッツ販売のクリスピークリーム(DNUT)は第4四半期決算で赤字に転落、通期の弱い見通しが嫌気され、下落。 ソフトウエア・メーカーのインテュィット(INTU)は取引終了後に四半期決算を発表。1株当たり利益が予想上回り、時間外取引で買われている。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:米2月消費者信頼感指数の低下で景気悪化懸念、年内利下げ観測強まる 25日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円81銭から148円57銭まで下落し、148円96銭で引けた。米2月消費者信頼感指数が前月から大幅低下し予想外に100を割り込み景気悪化懸念が強まったほか、米財務長官の「民間セクターはすでに景気後退入り」との発言で年内の利下げ観測がさらに強まり、長期金利低下に伴うドル売りが加速した。米5年債も好調でドル売りを支援した。 ユーロ・ドルは1.0519ドルまで上昇後、1.0484ドルまで反落し、1.0517ドルで引けた。ユーロ・円は157円31銭まで上昇後、156円17銭まで反落。ポンド・ドルは1.2678ドルまで上昇後、1.2640ドルまで反落した。ドル・スイスは0.8943フランから0.8912フランまで下落した。 ■NY原油:反落で68.93ドル、一時69ドルを下回る NY原油先物4月限はやや強含み(NYMEX原油4月限終値:68.93 ↓1.77)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比−1.77ドル(−2.50%)の68.93ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは68.68ドル−71.26ドル。米国経済の減速を警戒した売りが観測された。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 43.94ドル -0.52ドル(-1.16%) モルガン・スタンレー(MS) 129.60ドル -0.37ドル(-0.28%) ゴールドマン・サックス(GS)614.91ドル -11.23ドル(-1.79%) インテル(INTC) 22.99ドル -1.28ドル(-5.27%) アップル(AAPL) 247.04ドル -0.06ドル(-0.02%) アルファベット(GOOG) 177.37ドル -3.82ドル(-2.10%) メタ(META) 657.50ドル -10.63ドル(-1.59%) キャタピラー(CAT) 342.36ドル +3.44ドル(+1.01%) アルコア(AA) 34.37ドル -0.65ドル(-1.85%) ウォルマート(WMT) 97.69ドル +4.02ドル(+4.29%) 《ST》 記事一覧 |