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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/09/19 17:23, 提供元: フィスコ ランビジネス、システムソフト、さくらなど<9983> ファーストリテ 45720 -2150大幅反落。日銀は本日まで開催の金融政策決定会合で、保有するETFとREITを市場で売却すると決定した。売却額は簿価ベースで年間3300億円程度と伝わっている。足元でやや警戒感は強まっていたものの、タイミングはまだ先になるとの見方が優勢だったもよう。同社は日銀の間接的な保有比率が約20%と試算されており、保有額が最も大きい銘柄ともされている。今後の需給面へのマイナス影響を警戒する動きに。 <7846> パイロット 4898 +242大幅反発。野村證券では投資判断「バイ」を継続し、目標株価を4800円から6100円にまで引き上げた。来月からフリクションを含む国内主力製品の一部を初めて値上げするとしているが、競合製品がほぼ見当たらないことから、数量を落とすことなく値上げ効果が発現すると分析している。関税のマイナス影響も想定より軽微にとどまり、25年12月期営業利益予想を引き上げ、会社計画180億円は達成可能と見直している。 <9279> ギフトHD 3675 +185大幅続伸。大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も3750円から3850円に引き上げている。株価調整が進んだこと、利益予想を上方修正したことを格上げの背景としている。優れたビジネスモデル、マネジメントを背景とした成長企業として評価するとしている。また、退職率低下と順調な採用により課題であった人手不足が解消、26年10月期以降は出店ペースの拡大を見込むとしている。 <8944> ランビジネス 251 +34急騰。発行済み株式数の12.83%に当たる343万4685株の株式を消却すると発表している。消却予定日は9月26日。6月末で自己株式は693万4685株の水準であった。将来的な希薄化懸念の後退につながるなど、株主還元の一環としてポジティブに捉えられているもよう。また、株式消却に踏み切ったことで、財務状況や業績動向に対する会社側の自信の表れとも受け止められる形のようだ。 <3778> さくら 3740 +430前日のストップ高に続いて急伸。前日は、政府が自国のデータや技術をもとにした国産AIの開発に乗り出し、同社の国内データセンターを通じて提供することを想定すると報じられて急伸。さらに本日は、Preferred Networks、国立研究開発法人の情報通信研究機構と国産生成AIのエコシステム構築に向けて基本合意を締結と発表しており、追加の期待材料とされる形になっている。 <3083> スターシーズ 811 -43大幅反落。前日に26年2月期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の2億円から3.6億円に引き上げ。前期は2.8億円の赤字であった。衣料品小売事業が軟調に推移しているものの、新規事業である系統用電池事業が好調に推移する見込みであるとしている。ただ、第三者割当による新株予約権の発行に係る払い込みが完了し、本日から行使期間入りとなっている。需給面での重しになっているとみられる。 <7527> システムソフト 67 +8急伸。一時22円高まで上昇。オルツの完全子会社であるわさび、並びにGreen&Digital Partnersの2社を子会社化すると発表している。株式譲渡実行日は10月1日を予定、取得価額は概算で266百万円となるもよう。2社はともに、SES事業やDXコンサルティング事業を手掛けている。両社単純合算の営業利益は2024年12月期で1億円となっており、収益の改善につながるとの期待が先行へ。 <4062> イビデン 8547 +585大幅続伸。米エヌビディアがインテルに50億ドルを出資し、半導体開発で協力すると発表した。共同開発により年250-500億ドルの市場創出効果を見込むともされている。同社は一時インテル向けが売上高の8割近くを占め、典型的なインテル関連銘柄とされていた。現在はエヌビディアのGPUに使われるパッケージ基板を独占供給するなど、エヌビディア関連として台頭しており、両社の協業による恩恵が期待されている。 <2307> クロスキャット 1206 +66大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の7.6億円から8.7億円、前年同期比0.6%増と一転増益予想に引き上げ。コア事業である金融向けの案件などが好調に推移しているほか、開発の生産性が向上したことで売上原価率が計画以上に改善しているもよう。19.3億円、前期比5.1%増の通期計画は据え置いているものの、上振れが意識される状況のようだ。 <7037> テノ. 657 +100ストップ高比例配分。増配、並びに株主優待制度の導入を発表している。25年12月期年間配当金は、業績が順調に推移していることを勘案して、従来計画の9円から10円に増配。また、6月末、12月末の600株以上保有、かつ、半年以上継続保有株主に対して、それぞれ15000円分のデジタルギフトを贈呈するとしている。前日終値をベースにすると、配当・優待利回りは10.8%の水準となる。 《ST》 記事一覧 |