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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/10/21 09:55, 提供元: フィスコ

日経平均は489円高でスタート、ルネサスやTDKなどが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;49675.43;+489.93TOPIX;3264.84;+16.39

[寄り付き概況]

 21日の日経平均は489.93円高の49675.43円と続伸して取引を開始した。前日20日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は515.97ドル高の46706.58ドル、ナスダックは310.57ポイント高の22990.54で取引を終了した。国家経済会議(NEC)のハセット委員長が週内の政府機関閉鎖終了の可能性を示唆し、リスク警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。さらに、トランプ大統領が会見で中国の習国家主席との会談を確認、通商合意に楽観的な見解を示したため期待感に一段高となった。さらに携帯端末アップル(AAPL)の上昇もけん引し、相場は続伸。終盤にかけて一段高となった。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に上昇したことが東京市場の株価支援要因となった。また、今日午後に臨時国会で自民党の高市総裁が首相に指名され、新政権が発足。夜には新首相が記者会見し重点政策などを発表する予定で、新政権への期待感が高まり、投資家心理を上向かせた。さらに、ここから内外主要企業の7-9月期決算発表が本格化することから、好業績期待の買いも株価下支え要因となった。一方、昨日の日経平均が1600円を超す大幅高となり、最高値に躍り出たことから目先的な高値警戒感が意識され、利益確定売りが出やすかった。また、昨日発表された7-9月の中国国内総生産(GDP)が実質で前年同期比4.8%増と4-6月の5.2%から減速したことなどを受け、中国景気の先行き不透明感も警戒材料となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。