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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/06/02 12:11, 提供元: フィスコ 日経平均は大幅続落、米中対立や米関税政策の懸念再燃で売り優勢の展開*12:11JST 日経平均は大幅続落、米中対立や米関税政策の懸念再燃で売り優勢の展開日経平均は大幅続落。551.08円安の37414.02円(出来高概算8億611万株)で前場の取引を終えている。 5月30日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は54.34ドル高の42270.07ドル、ナスダックは62.10ポイント安の19113.77で取引を終了した。寄り付き後ダウ、ナスダックはともに下落。トランプ大統領が自身のSNSに「中国は米国との合意に完全に違反」と投稿し、米中対立への懸念が再び高まった。一方、朝方発表された4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.1%上昇と、市場予想を下回り、インフレに対する懸念後退や利下げへの期待につながり、相場を下支えした。ダウはプラスに切り返し、ナスダックは下げ渋って終了。 米株式市場の動向を横目に、6月2日の日経平均は前営業日比313.92円安の37651.18円と大幅続落でスタート。トランプ氏のSNS投稿による米中の貿易摩擦の高まりを背景に、前週末は米ハイテク株安となった。その流れを引き継ぎ、本日半導体関連や電子部品株の一角に売りが先行している。また、米中対立への懸念再燃に加え、米国が計画している鉄鋼・アルミニウムへの追加関税に対して、EU側が「報復する用意」があると表明していることも心理的な重しとなっているようだ。そのほか、円高ドル安基調であることも輸出企業の売りにつながっている。 |
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