フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/06/03 16:41, 提供元: フィスコ

東証グロ－ス指数は3日続伸、朝方の利益確定売りこなした後は底堅く推移

*16:41JST 東証グロ－ス指数は3日続伸、朝方の利益確定売りこなした後は底堅く推移
東証グロース市場指数 961.90 ＋12.02／出来高 2億4121万株／売買代金 2423億円東証グロース市場250指数 756.50 ＋10.50／出来高 1億6809万株／売買代金 2063億円

　本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって3日続伸。値上がり銘柄数は309、値下がり銘柄数は265、変わらずは34。
　前日2日の米株式市場でダウ平均は小幅に上昇。米中貿易摩擦の悪化懸念やトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げを発表したことに加え、5月ISM製造業景況指数が予想を下回ったことが株価の重しとなった。一方、半導体銘柄の上昇のほか、米中首脳による電話会談の可能性が伝わり、株価の支えとなった。
　今日のグロ－ス市場は朝方はやや軟調な場面があったがその後は底堅い展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は0.66％高となった。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、引き続きトランプ米政権の通商政策を巡る不透明感が意識され、東証プライムの主力輸出株が手掛けにくく、内需系比率の高い新興市場に投資資金が向かいやすいという構図も継続した。一方、新興市場は引き続き高値警戒感が意識され、朝方は利益確定売りが出て東証グロース市場指数は小安くなる場面があったが、売り急ぐ動きはなく、売りをこなした後は底堅く推移した。
　個別では、「次世代モビリティとの連携による「スマートメンテナンス」プロジェクトを始動したと発表したブルーイノベ<5597>、障害のある訪日外国人向け新規事業「ミライロID Global」（仮称）を開始すると発表したミライロ<335A>、M&A仲介事業を開始すると発表したイシン<143A>、3社共同で顧客体験を向上する「Dual CX Loop for Retail」の提供を開始すると発表したTrueData<4416>が上げた。時価総額上位銘柄では、サンバイオ<4592>やフリー<4478>が上昇。値上がり率上位には、オルツ<260A>、アイズ<5242>などが顔を出した。
　一方、前日ストップ高の反動安となったアライドアーキ<6081>、同じく前日まで2日連続ストップ高で利益確定売りがかさんだヘリオス<4593>、前日に高値更新するが長い陰線となり手仕舞い売りを誘ったカラダノート<4014>、前日大幅高の反動安となったニューラルG<4056>が下げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やライフネット<7157>が下落。値下がり率上位には、Lクリエイト<352A>、トヨコー<341A>などが顔を出した。

[東証グロース市場上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 260A|オルツ | 111| 30| 37.04|
2| 5242|アイズ | 2504| 500| 24.95|
3| 184A|学びエイド | 646| 100| 18.32|
4| 143A|イシン | 989| 150| 17.88|
5| 4416|ＴｒｕｅＤａｔａ | 994| 150| 17.77|
6| 3628|データＨＲ | 527| 74| 16.34|
7| 7062|フレアス | 754| 100| 15.29|
8| 290A|Ｓｙｎｓ | 1775| 235| 15.26|
9| 335A|ミライロ | 756| 100| 15.24|
10| 3556|リネットＪＧ | 474| 60| 14.49|

・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6081|アライドアーキ | 233| -68| -22.59|
2| 4593|ヘリオス | 435| -100| -18.69|
3| 352A|Ｌクリエイト | 1246| -124| -9.05|
4| 4056|ニューラル | 724| -56| -7.18|
5| 341A|トヨコー | 2170| -140| -6.06|
6| 7078|ＩＮＣ | 509| -30| -5.57|
7| 5588|ファーストＡ | 1615| -95| -5.56|
8| 9166|ＧＥＮＤＡ | 871| -49| -5.33|
9| 4014|カラダノート | 525| -29| -5.23|
10| 6521|オキサイド | 1887| -100| -5.03|

《SK》