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第67回 おそらくは12月4日にあるバークシャー・ハサウェイの大量保有報告書報告書に注目2023.11.27 <著者プロフィール> 浜口準之助(はまぐち・じゅんのすけ) 約15年にわたり機関投資家のファンドマネージャーとして株式運用に従事。信託銀行などで主に年金資金の日本株運用を行う。その後約14年にわたり投信運用会社にて投資環境のセミナー講師に携わる傍ら個人投資家として株式運用を行い、「億り人」の仲間入りを果たす。「浜口流コア・サテライト戦略」を提唱し自らも実践している。「醍醐味に満ちたライフワークとして、株式投資に勝るものなし」との基本観から、個人投資家に実践的な株式投資手法の研究を続けている。 社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。主な著書に『黄金サイクルと農耕民族型投資戦略』(パンローリング刊)、ブログ 浜口準之助のテツ・ホテル・グルメ・株式運用 をほぼ毎日更新中、こちらでは旅の話もしている。浜口です。まずは今回も定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2023年11月2日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、左は株価が2週間後、株価が11月10日時点、右はその2週間後、株価が11月24日時点のデータです。 この二週間の断面で見れば、商社株・銀行株とも大きな変化はなしです。ここ2週間で私が行った売買はありません。デイトレについては、少し考えるところがあり、この期間は行っていません。 日本株の相場観については、長期的には今回も基本、変化なしです。日本は、景気後退になる可能性は低く、米国のインフレ懸念は日本に脱デフレをもたらし、加えて海外観光客の増加等、経済再活動につながり、今年年前半にかけ、日本株はここで紹介している高配当バリュー株を中心とした、堅調な相場展開を予測しています。「浜口の相場観は、いつも同じだよな」と受け止められている向きも多いことでしょう。しかしながらこのことは、現在の日本株市場が私が想定した通りに推移している証左と受け止めていただきたいと思います。 ここもと、テクノロジー株が堅調に推移していますが、私はこちらの銘柄に乗っかることは考えていません。以前にも当ブログで書いたことがありますが、新規参入リスクが高い業種への投資はする気がないし、これら銘柄が大きな相場になったとしても、なんとも思いません。株式運用を行う上では、自分の持ち味を出すことが大事だと考えます。 以下にお示しする11月24日時点の 8316三井住友FG の株価推移をみると、ここのところは横ばいではありますが、長期トレンドは右肩上がりです。これで問題ないと考えます。 三井住友フィナンシャルグループ なおここのところ、2023年中間期の決算発表が相次いで発表され、ほぼ出揃ったところです。私の個人ブログでアップしています。下記をご覧ください。
バークシャー社の年次報告書に注目さて、ここからは今回のテーマである「おそらくは12月4日にあるバークシャー・ハサウェイの年次報告書に注目」について。 前述の通り、ここもとの日本株の動きは、グロース株優位のようにも思えます。 転換点があるとしたら、12月4日でしょうね。バークシャー・ハサウェイの年次報告書が開示されます。その時にウォーレン・バフェットが日本株のどの銘柄を買っているか。ここでこれまでのようにバリュー株を買っているということが明確になれば、バリュー株優位になる可能性は高い。 一方で、この可能性は高いとは思えませんが、一部で任天堂とかソニーを買っているんじゃないかという方もいる。その通りになれば、グロース相場になってしまう。どうなるか。いずれにせよ12月4日ということですね。 以上です。なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。以上です。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。
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