良書の裏を探れ

幻冬舎 出版／橘玲 著

日本という国は、黄金の羽根を撒きながら堕ちていく天使に似ています。ベルリンの壁が崩壊し、冷戦が終結した後、日本は長い衰退の時代を迎えました。しかしその巨大な身体からは、いまでも大量の黄金の羽根が零れ落ちています。こうした黄金の羽根は、国家だけでなく、株式市場や不動産市場など、経済活動をともなうすべての場所に落ちています。歪みのない完璧な制度など、どこにもないからです。しかし、誰もがこの天使の黄金の羽根を拾うことができるわけではありません。羽根の枚数は限られており、うかうかしているとあっという間になくなってしまいます。他人よりも早く黄金の羽根を見つけるためには「知識」が必要です。これから述べるように、ほんの少しの工夫で、人生を劇的に変わるのです。
（本書のIntroductionより）

本書の参考文献に掲載されている本

ゴミ投資家のための人生設計入門	ゴミ投資家のための人生設計入門 借金編	金持ち父さん 貧乏父さん	ウォール街のランダム・ウォーカー	証券投資の思想革命
信用恐慌の謎	投資苑	マーケットの魔術師	ツキの法則	税金を払わない終身旅行者