ゲイリー・スミスの短期売買入門 ―ホームトレーダーとして成功する秘訣ゲイリー・スミス 著/長尾慎太郎 監修/飯田恒夫 訳 パンローリング
19年間ブレイクイーブンのトレーダーであったが一転非常に安定したパフォーマンスを誇るトレーダーになった筆者が、何を変えて成功することが出来たのかを語ってくれている。自分の取引の成否の原因を調査し欠点を明らかにすること。夢の実現のために目標をたてること。熱心に働き規律を守ること、であった。(マーケットの魔術師と称されるマーティン・シュワルツもまたプランを立てたときから負け続けのトレーダーから常勝のトレーダーになっているのだ!)また取引の判断材料としてはセンチメントとモメンタムに重点をおいたのだった。トレードの対象も絞り込んでいる中心はミューチュアルファンドだ。なぜそうなのかは彼の示したチャートを見れば納得できるだろう。彼は裁量型のトレーダーであるが、システムで取引をしているものにも多いに役立つアイデアが満載されている。実際、その取引手法はかなりルール化されている。ただ、筆者は、市場の変化に合わせて随時自身を適応させていっているところが違うのであるが。ぜひ読んでおいたほうがいい本と言えるのではないかと思う。
<30代 会社員>
ゲイリースミスの短期売買入門 読後の感想
読み終えて、まず最初に感じたことは、著者の謙虚な態度が非常に印象的でした。
自分がトレーダーとして成功するまでの過程はもちろん、今までの実績を公開し、ト
レーダーとして注意しなければならないことが、自分の体験を踏まえながら、丁寧に
述べられています。著者の投資実績がわからない本、本当に多いと思います。この人
は、自分の書いている本のノウハウで、本当に儲かっているのだろうか?書店に並ん
でいる株の本を見て、そう思う人は、多いのでは?と思います。
その点、この本の著者であるゲイリースミス氏は、自分の過去の経験から導きだし
た成功の方法を、提供してくれています。
内容については、短期売買法でありながら、チャートは使わないという、ちょっと
驚きの投資法です。また、投資対象も個別銘柄ではなく、ミューチュファンドを利用
するなど、意外な感じがしました。(詳細は、読んでからのお楽しみと思いますので、あえて書きませんが、著者はファンダメンタリストではありません。)
個人的に著者に好感がもてたのは、個人投資家に忍び寄る商業的誘惑に注意を促し
ていることです。商業的誘惑とは、儲かる○○セミナーや儲かる○○チャートなどの
ことです。
冷静に考えれば有り得ないのに、ついつい誘惑に乗ってしまう人が多いと思うのです
が、騙されないように読者に警告を出しています。著者自信、もし投資セミナーをやれ
ば、ひょっとしたら、トレードより儲けることができるかもしれないのに、あえて個
人トレーダーにこだわって、自分の生計費を稼いでるその姿勢に感動しました。
内容はもちろんですが、著者自身も非常に尊敬できるトレーダーではないでしょう
か。
<ペンネーム ロンリートレーダー>
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