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インデックスファンドを推奨する42の理由
この本には、インデックス投資が他の投資手段より優れている点を具体的な数値及び行動ファイナンスによるアプローチにより導きだしている点が評価に値する。いままでなんとなくインデックス投資を行っていたが、アクティブファンドに勝てる方法が示されています。 唯一残念な点としては具体的な銘柄を推奨しているが、米国口座を新たに開設しなければならい点である。 インデックス投資に懐疑的な方が読むべき本である。『敗者のゲーム』の本よりもパッシブ投資より優れている点を42も示している。 kuni 会社員(投資歴: 個別株18年)
NISAではインデックス・ファンドを中心に個別株も入れつつ投資しています。2024年時点では約1,000万円程度の含み益があります。
市場に打ち勝つのは難しいことだと知っていても、自分ならできると過信して最後に大ヤラレすることがある。いわゆるコツコツどっかんである。この本では、大手機関投資家や熟練投資家が多数存在する市場で、個人投資家がどうすれば失敗を避け、賢明な投資ができるかを比較検討すべき各種投資手法、例示を交え分かりやすく解説している。 ポートフォリオを組むか、集中投資をするかは、資金量、個人の判断だとは思うが、先々の相場を予想すること、マーケットタイミングを見極めること、アクティブ運用で儲けることは至難の業であることはこの本でも論じている。各種比較検討の結果、コスト及びリスクリターンの点で株式投資において最終的にインデックスファンドに投資することの優位性は明白である。 なお、投資家にとって最大の問題であり、最大の敵のなるのは自分自身であるのは事実であり、規律を持ち、市場のノイズやそれがもたらす感情を無視することは、とても大切である。この本では、投資で大切なことが多数論じられており、骨太の投資を行いたいと考えている個人投資家は、是非とも一読することをお勧めする。 炎のディーラー(投資歴 28年)
最近はオルカンやS&P500などのインデックスファンドへの投資が一般的になり、積立の形で運用する人も非常に多くなった印象がある。 自分自身も日本株を除外した指数に連動するインデックスファンドを利用している。 本書はこうしたインデックスファンドへの投資を既に実施している人、またこれからそれを実施しようとする人にとって、その投資の根拠や意味、他の投資方法と比較した時の特徴などを様々な面から深く理解するために有用な一冊になっている。 タイトルを見た時から内容としては名著『敗者のゲーム』と似た内容だろうと推察したが、基本的には実際にそのような内容だった。 指摘されている事は既に様々なところでで言われている内容が多いが、アクティブ投信との比較、個別銘柄投資への比較、行動ファイナンスからのアプローチ等様々な視点での指摘が含まれ、いわば『敗者のゲーム』のアドバンス編、その後編といった内容になっている。 但し、やはり翻訳物の隔靴掻痒感はある。本書では様々な例えや比較が出てくるがそのほとんどが米国内の事例であり、日本でその意味やニュアンスを正確に理解するのは難しく、あまり理解の助けにならないと感じるところもあった。ただ、各章で「教訓」としてまとめが示されているので、その部分を読めば本書の主張は理解することができる。 一点だけ指摘しておくと本書では「アクティブ投資に挑む唯一の理論的な理由は、それに高い娯楽的価値を見いだしているという場合である。」という指摘をし、これ(アクティブ投資)を批判的なニュアンスでとらえている。 確かにインデックスファンドへの投資は相応に合理性があり、かつ、手間暇もそんなにかからない。資産運用の中心として多くの人が本書での指摘に従ってインデックスファンドを採用するのは悪くない。 ただ、25年程度の経験から言えば、中長期での個々の企業のファンダメンタルズを重視した視点での分散した個別銘柄への投資は時に大きくインデックスファンドの成績を上回ることがあり、それは興味・関心の幅を広げ、知的好奇心も満たす「高い娯楽的価値」があるものだと感じる。 インデックスファンドを運用の中心に据えるとしても、サブ的に(個人的にはこちらがメインだが)個別銘柄への投資に取り組むことにも意味があり、個々の判断によって個別銘柄への投資も検討、実施してみるのも悪くないとは思う。 ふしみん 個人投資家(投資歴 27年) 商品説明ページへ お買い物かごに入れる
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