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FXスキャルピング ティックチャートを駆使したプライスアクショントレード入門本書の表紙には、「この手法は誰にでも向いているわけではない」と書かれている。 確かにエントリーする時間足を小さくすればするほどトレード判断は難しくなるとは思うが、本書の場合、7つのエントリー方法が紹介されており、小さい時間足特有の難しさを可及的に排除しようとしていると感じた。 文体自体は平易で、初心者でもすぐに読み終える事ができ、すぐに練習に移行できるのではないだろうか。 図解が少ない気もしたが、バーチャートではなくローソク足で解説されていることも日本人には読みやすい特徴と言える。 個人的には、7つの仕掛け方法の紹介よりも、第4章「トレードの選択」の記述が大いに参考になった。 ここに書かれている内容が理解できていないと、単純に7つの仕掛けばかりをマスターしようとしても成績は伸びないと思う。 また、本書の中で特筆すべきは、チャートそのものと格闘せずに、値動きを作る人間の心理を読もうとしている解説の仕方がされているところである。 巷にあふれる手法は、「このような形になったら〜」という解説に終始しているが、本書はそのような薄い話には留まらず、しっかり人間の心理に焦点を当てているところが評価できる。 なお、本書の内容はティック足を使っているが、少しアレンジすることで1分足や5分足でも同様の結果が出ることを確認した。 スキャルピングを練習したい人は参考にしてみると良いと思われる一冊であることは間違いない。 ラオウちゃん、40代、医師
本書はプロの独立系トレーダーであるボブ・ボルマンによるスキャルピングの手引きだ。 全くの私見だが、巷にあふれているスキャルピングに関する書籍や情報の多くは、 単なる短期足によるテクニカル解説でしかない。 本書はスキャルピングをビジネスとしてとらえ、トレーダーが対処すべき諸問題― 仕掛け・利食い・損切り・資金管理・心理―について、極めて実践的な解説を提供した初めての本だ。 スキャルピングはその資金効率の高さから魅力的なトレーディングスタイルだ。 小さな資金から効率的に富を築くには最適な手法ともいえるだろう。 しかし、激しく動く市場の中で、冷静な判断を続けることは非常に難しいのが現実だ (自分も、数pipsの利食いを重ねた後に、損切りが出来ずに負けトレード を引っ張り、大きな損失を被ったことがある)。 そんな市場の中でスキャルピング手法を駆使し、安定的に収益を上げるには、 具体的で一貫性を持った方法論の習得が必須であろうと考える。 そういう点で本書では非常に多くのチャートとともに、ボルマンの一貫した考え方、 判断方法が記されており、とても有益だ(プロのスキャルパーが、1pipの攻防を こうも真剣にとらえているのかということに驚かずにはいられないだろう)。 ボルマンの手法は、全て70ティックチャートで判断し、利食いは10pips・損切りは10pips以内、 エントリーは7つに分類、トレードサイズは一日の終わりに再計算するなど、 一つ一つの行動が非常に明確でこれ以上にないほど一貫性に満ちている。 この一貫性こそ彼が最強のスキャルパーたる所以だろう。 スキャルピングで成功したいと考えながら、自分のトレードすべき時間枠・ルール・一貫性 がまだ習得出来ずにいる人には是非お勧めの本だ。 尚、本書ではまだ日本ではなじみのない70ティックチャートが紹介されている。 現状、日本のFX会社では利用できるところが少ないが、自分が検証した限りでは 一分足等の短期足でも十分エッセンスは吸収可能。70ティックチャートが 魔法のチャートであるわけもなく、動きのないところで仕掛けるなということでしょう。 エッジ (30代男性)
本書はFXのスキャルピングに関して、テクニカル分析に基づいていかに利益を上げるかということを数多くのチャートから示したものです。筆者は自己資金のみを運用しているトレーダーなので、内容につきましては、ただの評論家などと違って信頼に値すると思われます。 スキャルピングに関しての本ですが、もっと長い時間軸での取引に関しても参考になると思います。逆に例がたくさん出てきすぎのために、飽きてくる可能性もありますが、一度読んで終わりといった類の本ではなく、何度でも思い立った時に読み直すのが得策だと思います。 主なトレードの内容については、トレンドでの押し目やブレイクアウトでの仕掛けについて何度も解説しています。手仕舞いは10ピップスでの利益確定と6から7ピップスのロスカットの設定をするということです、筆者はトレンドのときもレンジのときでもトレードできるようにすべきだといっていますが、結局ブレイクアウトもトレンドを期待してのトレードなため、トレンドでのトレードを推奨していると思われます。また、筆者は確率を重視しながらも、利益確定は常に10ピップス先だとしています(P214)。ですが、裁量でやっているのに、確率的に10ピップスが常に最良の値なのかは、はっきりいってわからないと思います。相場は変化するものだと思われますので。このように、この本の意見は100%鵜呑みにできるものではないかもしれませんが、この本から受け入れられることは受け入れやってみて、受け入れられないことは、自分のトレードが行き詰まったときなどに参考にしながら試行錯誤していくのがいいのかなあと思います。 また、最後のほうで資金管理などについても触れていることや、たくさんのチャート例と解説がのっていることから、この本は本物のトレーダーが書いた本として、これからトレードで生活したい人などには、役に立つヒントがいっぱい詰まっていると思います。
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