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ケン・フィッシャーのPSR株分析PSRとは一見聞きなれない言葉ですが、株価売上倍率のこと です。株価売上倍率とは、時価総額(株価×発行済株式数)を 売上高で割ったものです。この値が低いほど株価が割安という ことになります。 アメリカのITバブルのときにほとんど事業の形態がなくても IT企業であれば株価がついていました。そのような株式には 利益がないものがあります。そのようなときにどうやって割安 度を測るかというと、ここでPSRが登場したわけです。利益 はなくても売上はどんな会社にもあるので、そのような企業で も割安度をはかれるということで乱用されました。結果的には ITバブルの崩壊で大損することになった投資家もいたことで しょう。このように使い方によっては悪い指標にもなりうるP SRですが、使い方によってはよい指標にもなりうると思うわ けです。この本の中で述べられているように3年くらいで3〜 10倍くらいに上昇する株式が、一時的なグリッチ(問題)に ぶつかったときに、この指標を使って割安度を測れば、かなり に利益を得られるというわけです。 特に成長著しい小型株を筆者は好んで売買しています。個人的 には小型株だけにグリッチを克服できないまま消えていく株が けっこうあるので危険なかけになるかもしれないなあと思いま す。10銘柄くらいに分散すればいいかもしれません。たとえば 、そのうちの1銘柄が倒産、4銘柄が泣かず飛ばず、3銘柄が1.5 倍くらい上昇、2銘柄が5倍以上の上昇となればトータルで儲 かるかもしれません。 ただ、この指標は大型株にも使えるので、大型株や小型株を取 り混ぜて買うのもいいかもしれません。PSRが安い株は上昇 率が高いらしいので。 PSRのほかに、筆者はPRRという指標もお勧めしています 。PRRとは株価研究費倍率のことで、会社の時価総額を過去 12ヶ月の研究開発費で割ったものです。この指標が15倍をこ える企業は買ってはいけないそうです。これより低いバリエー ションで取引されている株式を探したほうがいいそうです。こ の指標は補助的な指標なのかなあと思います。 結局、PSRを使うときは、PERやPBR、ROEなどと併 用して使うのがいいのかなあと思いました。 (bblue、30代、会社員) 商品説明ページへ お買い物かごに入れる
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