デマークのチャート分析テクニック
トーマス・R・デマーク 著/長尾慎太郎・柳谷雅之・森谷博之 訳
トレーダーを魅了する手法が満載であり、非常に興味深く読める本だと思います。
上級者向けであり、システム売買のあらゆる本を読み、それでも物足りないという方に是非おすすめしたいです。デマーク氏の秘伝の書というべきものであります。
おすすめの読書スタイルは、パソコンを前にして、自分でシミュレーションを行ってのスタイルが望ましいでしょう。
そして非常にうれしいのが最後に設定されてある付録であります。著者はこれらの手法を創築するのに非常に努力したのが伺えます。それをただ読むだけで知識として得られる
のですから、嬉しい限りであります。
「いったん仕掛け技法がテストされ完成されれば、トレードの成功は続くだろう。」と、本文にもありますが、昨今のマーケットに最も適した言葉ではないでしょうか。
<なるほどと、思えるものを本文より抜粋>
強気相場対弱気相場
日中の高値あるいは安値と前日の終値の差が前日の価格レンジの2倍であれば、市場は強気か弱気である。
日中の価格レンジの予測を行うことは不可能である。
トレンドの変化を予想すること
<20代 大儲けくん 会社員>
読後の感想
本書を読んでまず感じたことは、チャートに対する著者の研究内容が、非常に深いということです。簡単に言えば、“大学の教科書”、注意して熟読しないと理解しずらいということです。読む人にとっては、研究テーマを与えてくれる本でもあると思います。
個人的には、この本に取り上げてある“TDシーケンシャル”“TDコンボ”などのテクニックの解説本があってもいいのでは?と思えます。私自身、内容を完全に理解しているわけではないので、今後も熟読を繰り返して、内容を深めたいと思います。
紹介してあるテクニックは、実践的で、人によって解釈が異なるというような曖昧さがないことです。つまり、トレードを行う上で、的確なアドバイスを得られると思います。(ただし、本書を熟読して、内容を理解しなければなりませんが。)
また、序文の中に、“底入れは、買い方の買いではなく、最後の売り方が売り、供給が途絶える結果であり”“天井をつけるのは、天井を予想できる人が売りを浴びせるからではなく、ある時点で買い方が消えて、自分の重みで下落する。”との研究結果が述べてあり、非常に感銘を受けました。本書を、熟読すれば、もっと多くの感銘を、受ける事ができると思います。
最後に、あえて注文をつけるとすれば、本書のチャートが小さくて読みずらかったので、1チャート1ページで掲載していただければ、と思いました。贅沢を言えば、やはり、“チャートを満載した解説本”を、パンローリングさんで企画されたらと、思います。
<ペンネーム ロンリートレーダー>
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