トレーダーズショップ
トップ ・ かごを見る ・ ご注文状況 ・ このページのPC版


フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/10/28 11:43, 提供元: フィスコ

クリレスHD Research Memo(3):2027年2月期中間期は悪天候の影響を受け、増収ながら減益

*11:43JST クリレスHD Research Memo(3):2027年2月期中間期は悪天候の影響を受け、増収ながら減益
■決算概要

クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の2027年2月期中間期の業績(IFRS基準)は、売上収益が前年同期比3.5%増の86,091百万円、営業利益が同16.6%減の4,121百万円、税引前利益が同26.8%減の3,756百万円、親会社の所有者に帰属する中間利益が同15.6%減の2,697百万円と増収ながら減益となった。

一部の業態で悪天候の影響※を受けたものの、すべてのカテゴリーで増収を確保した。CRカテゴリーが堅調に推移したほか、「日常」「定番」業態であるベーカリー及びヌードルブランド(専門ブランドカテゴリー)が好調を維持した。また、海外カテゴリーでは北米のベーカリーレストラン「Wildflower」が好調であったことに加え、新たなM&Aが増収に大きく寄与した。一方、ロードサイド主体の「かごの屋」(専門ブランドカテゴリー)及び路面店主体の「磯丸水産」(居酒屋カテゴリー)については悪天候の影響により既存店売上高が前年を下回った。グループ全体の既存店売上高は101.5%を確保したものの、業態ごとに明暗が分かれる結果となった。

※ 特に第2四半期(6月〜8月)において、相次ぐ台風や大雨の影響を受けた。

出退店については、環境変化を見据えたポートフォリオの見直しを進める方針により、新規出店17店舗及びM&Aで16店舗を獲得する一方、契約満了等により28店舗を退店し、2026年8月末の店舗数は1,130店舗となった。また、立地環境や顧客ニーズに合わせ、13店舗の業態変更(グループ内他業態への変更を含む)を行った。

損益面では、悪天候の影響を受けた「磯丸水産」及び「かごの屋」の落ち込みに加え、SFPHDの合併関連費用(3億円)等の一過性費用が重なり営業減益となった。

財政状態については、新たなM&A※に伴って資産合計は前期末比4.8%増の146,317百万円に拡大した(そのうち、のれん計上額は同9.2%増の28,130百万円となった)。また、親会社の所有者に帰属する持分も利益剰余金の積み増しやSFPHDの合併に関わる新株発行により同14.4%増の50,082百万円に増加したことから、親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率に相当)は34.2%(前期末は31.3%)に改善した。

※ 大阪の老舗洋食店「グリルRON」等10店舗、並びに北米のモダン・アメリカ料理店「Hazelwood Food + Drink」等6店舗を連結化(詳細は後述)。

各カテゴリーの業績は以下のとおりである。
(1)CRカテゴリー
売上収益は前年同期比1.7%増の30,158百万円、カテゴリーCF※は同3.6%増の3,564百万円となった。商業施設中心であることから悪天候の影響は限定的にとどまった。低収益店の撤退や業態変更・改装を機動的に推進したことで増収増益となり、既存店売上高も102.6%と前年を上回った。新規出店6店舗、退店16店舗により、2026年8月末の店舗数は513店舗となった。また、業態変更を6店舗で行った。

※ カテゴリーCF(キャッシュ・フロー)=営業利益(日本基準)+減価償却費+協賛金収入+非経常的費用項目(以下、同様)。

(2)専門ブランドカテゴリー
売上収益は前年同期比1.9%増の26,118百万円、カテゴリーCFは同10.9%減の2,850百万円となった。ベーカリー及びヌードルブランドが好調を維持したほか、新たにグループインした「グリルRON」等(10店舗)が3月より連結に寄与した。ただし、価値拡充に向けた構造改革中の「かごの屋」が悪天候の影響も重なり、業績の押し下げ要因となった。その結果、カテゴリー全体の既存店売上高は98.6%と前年を下回り、損益面でも大幅な減益となった。新規出店4店舗、M&A10店舗、退店2店舗により、2026年8月末の店舗数は347店舗となった。また、業態変更を1店舗で行った。

(3)居酒屋カテゴリー
売上収益は前年同期比1.1%増の15,507百万円、カテゴリーCFは同14.0%減の1,040百万円となった。大衆酒場への業態変更や新店効果により増収となったものの、悪天候の影響を受けた「磯丸水産」の既存店の落ち込みが影響した。その結果、カテゴリー全体の既存店売上高は97.4%と前年を下回り、損益面でも大幅な減益となった。新規出店4店舗、退店4店舗により、2026年8月末の店舗数は210店舗となった。また、業態変更を6店舗で行った。

(4)海外カテゴリー
売上収益は前年同期比13.5%増の14,416百万円、カテゴリーCFは同19.0%増の1,209百万円となった。北米の「Wildflower」(ベーカリーレストラン)の好調維持に加え、新たにグループインした「Hazelwood」が7月より連結に寄与した。また、為替の影響もプラスに働き増収増益となった。既存店売上高も109.9%※1と前年を上回った。新規出店3店舗※2、M&A6店舗、退店6店舗により、2026年8月末の店舗数は60店舗となった。

※1 為替の影響を除く(現地通貨ベース)と前年同期比100.5%であった。
※2 グループイン後、初の新規出店となる「Wildflower」Thunderbird店(2026年8月/想定年商約5.8億円)や、「MACCHA HOUSE」インドネシア1号店(2026年8月オープン/フランチャイズ出店)も含まれる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)



《HN》

記事一覧

  • 2026/11/02 20:01:欧州為替:ドル・円は小高い、ドル買い継続
  • 2026/11/02 19:30:欧州為替:ドル・円は小じっかり、ドルに買戻し
  • 2026/11/02 19:01:三和ホールディングス---27年3月期の利益予想を下方修正、売上高予想は据え置き
  • 2026/11/02 18:59:三和ホールディングス---上限100億円・371万株の自己株式取得を決議
  • 2026/11/02 18:56:三和ホールディングス---発行済株式総数の1.4%にあたる300万株の自己株式を消却へ
  • 2026/11/02 18:54:三和ホールディングス---DOE目安を10%から15%へ引き上げ、期末配当予想を23円増配
  • 2026/11/02 18:52:三和ホールディングス---中計追補版を公表、自己株式取得を約1,000億円に拡大
  • 2026/11/02 18:50:三和ホールディングス---中間期は増収、日本が増益でけん引し年間配当は39円増配予想
  • 2026/11/02 18:17:欧州為替:ドル・円は軟調、ドル売り地合い
  • 2026/11/02 18:15:日経平均テクニカル: 続落、陽線も上ヒゲは5日線に届かず
  • 2026/11/02 18:07:2日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、中国当局の株価対策などを好感
  • 2026/11/02 18:05:メタリアル:AI完全自動翻訳をAPI対応、業務システム直結で解約抑止にも期待
  • 2026/11/02 18:03:2日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反発、資本市場の支援策や値ごろ感などで
  • 2026/11/02 17:56:ジーエルテクノホールディングス---2027年3月期業績予想を上方修正、半導体事業が牽引
  • 2026/11/02 17:54:京葉瓦斯---3Qは増収増益、ライフサービスとリアルエステートが大幅増益
  • 2026/11/02 17:42:日華化学---3Qは2ケタ増収・大幅増益、化学品事業が売上高・利益とも過去最高
  • 2026/11/02 17:39:ワイヤレスゲート---子会社FREEDiVEの運用代行でモバイルWi-Fiサービスを再始動
  • 2026/11/02 17:30:東京為替:ドル・円は伸び悩み、158円付近の売りで
  • 2026/11/02 17:25:欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、重要イベントの無難通過も米中間選挙を見極め
  • 2026/11/02 16:46:東証グロ−ス指数は3日続落、様子見ムードもあり戻り切れず