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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/07/15 12:06, 提供元: フィスコ

ウイルテック Research Memo(6):健全な財務体質を維持

*12:06JST ウイルテック Research Memo(6):健全な財務体質を維持
■ウイルテック<7087>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
2026年3月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比1,140百万円増加の19,263百万円となった。主に流動資産が878百万円増加した影響が大きく、その内訳としては、売上増加に伴い売上債権が78百万円増加したほか、棚卸資産が626百万円増加した。固定資産は262百万円増加しており、新工場稼働等に伴い有形固定資産が249百万円増加した影響が大きい。負債合計は同540百万円増加の10,587百万円となった。主な内訳は、長期借入金が38百万円減少した一方、支払手形及び買掛金が82百万円、未払費用が276百万円、前受金が194百万円それぞれ増加した。純資産合計は同600百万円増加の8,676百万円となった。これは、親会社株主に帰属する当期純利益897百万円が、配当金の支払い254百万円を大きく上回ったことによる。

経営指標については、安全性指標のうち自己資本比率が45.0%、D/Eレシオが0.13倍、流動比率が206.4%となるなど、前期に新工場建設に伴うキャッシュアウトがあったものの、高い財務健全性を維持している。また、利益蓄積により自己資本が8,676百万円へと積み上がり、自己資本の厚みも増している。EMS事業の拡大に伴い、事業リスクは従来よりも高まる方向にあるため、財務健全性の維持は重要と考えられる。収益性指標では、ROAが前期比1.2ポイント上昇し7.8%、ROEが同1.7ポイント上昇し10.7%と、財務健全性を維持しながら収益性も改善できている。現金及び預金も順調に積み上がっており、将来の成長投資に備えたものと捉えられる。

4. キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、943百万円の収入となった。これは主に、棚卸資産の増加626百万円、退職給付に係る負債の減少196百万円、法人税等の支払339百万円が減少要因となる一方、税金等調整前当期純利益1,340百万円、減価償却費275百万円、のれん償却45百万円、仕入債務の増加96百万円、未払費用の増加276百万円が増加要因となったことによる。投資活動によるキャッシュ・フローは、206百万円の支出となった。これは主に、定期預金の増加432百万円に対して、有形固定資産の取得による支出482百万円、無形固定資産の取得による支出150百万円が減少要因となったことによる。この結果、フリー・キャッシュ・フローは737百万円の収入となった。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出109百万円及び配当金の支払254百万円の影響により、329百万円の支出となった。これらにより、現金及び現金同等物の期末残高は408百万円増加し4,905百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 古川 聖治)


《HN》

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