トレーダーズショップ
トップかごを見るご注文状況このページのPC版


フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/07/08 11:02, 提供元: フィスコ

Pウォーター Research Memo(2):ウォーターサーバーや宅配水の市場は成長期。さらなるシェア拡大に期待

*11:02JST Pウォーター Research Memo(2):ウォーターサーバーや宅配水の市場は成長期。さらなるシェア拡大に期待
■プレミアムウォーターホールディングス<2588>の会社概要

2. 成長する宅配水市場と市場シェア
宅配水は、ウォーターサーバーとセットで供給されるミネラルウォーターであり、家庭や事業所などに宅配されるサービスを指す。2000年以降に普及が進み、東日本大震災などの影響も追い風となり、2012年頃までに市場は急成長した。近年の動向としては、2020年のコロナ禍による在宅時間の増加に伴う需要増や2022年に業界各社が値上げを実施したことに伴い市場規模が拡大した。2023年以降に浄水型ウォーターサーバーの統計調査が開始され、一定の割合で需要があり、市場が成長していることが確認された。

ウォーターサーバー市場の成長要因としては、良質な天然水が定期的に自宅まで配達される点、冷温水が容易に利用できる点、災害時の備蓄水としての役割といった利便性や安全性が挙げられる。

日本のウォーターサーバーの世帯普及率は2025年度で9.7%(日本宅配水&サーバー協会の統計より同社算出)と、過去10年で3.8ポイント上昇した。海外では世帯普及率20%を超える国が多く、同社では今後も日本の上昇傾向は継続すると予測しており、人口減少社会にあっても、長期的には市場が大きく拡大する可能性があると認識している。

宅配水市場の成長を支えてきたのは同社の成長力だ。同社によると、業界での同社のシェアは顧客数ベースで32.0%であり、首位の地位を確立している。天然水では、全国規模で効率的な製造・物流体制を持つ独自のプレーヤーであり、浄水型においても着実にユーザー数を拡大しトップを走る。


PFAS問題や水道管の老朽化などの社会問題が市場拡大の追い風
3. 宅配水市場の成長を後押しする4つの環境要因
日本では、長年「水道水がそのまま飲める国」としての認識が定着していたが、近年はその前提が変化しつつある。同社は、この変化を宅配水市場の成長を促進する重要な要因として捉えている。その要因として、(1) PFAS問題、(2) 水道管の老朽化、(3) 水の備蓄、(4) 企業の熱中症対策、が挙げられる。

(1) PFAS問題
水道水への有機フッ素化合物(PFAS)汚染問題が挙げられる。2026年4月の水道法水質基準厳格化とPFAS対策義務化は、水道水の安全性に対する国民の認知と懸念を顕在化させ、天然水などへの需要を促進すると同社は予測している。

(2) 水道管の老朽化
高度経済成長期に敷設された水道管の多くが法定耐用年数(約40年)を超過しているにもかかわらず、その更新率は0.6%にとどまる。事故は住民の生活に影響を及ぼすため、地震などの自然災害への備えに加え、水道管老朽化対策としても宅配水の導入は重要性が高まると見ている。

(3) 水の備蓄
「気温上昇×降水量減少」による深刻な渇水被害が増えており、日頃からの水の備蓄の重要性が益々認識されるようになってきた。

(4) 企業の熱中症対策
2025年6月には労働安全衛生規則が改正され、職場における熱中症対策が義務化された。屋外だけでなく、屋内においても熱中症のリスクが高まるため、適切な水分補給ができる環境整備が求められており、これが法人需要の増加につながると同社は見込んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)


《HN》

記事一覧

  • 2026/07/21 12:05:イチネンHD Research Memo(5):2027年3月期の年間配当は90円を予想。さらなる増配の可能性も
  • 2026/07/21 12:04:イチネンHD Research Memo(4):2027年3月期は5.2%の営業増益予想。前提は保守的で上振れ余地あり
  • 2026/07/21 12:03:イチネンHD Research Memo(3):2026年3月期は6.3%の営業増益、23期連続の営業増益
  • 2026/07/21 12:02:イチネンHD Research Memo(2):自動車リース関連事業を主力とした7事業で構成
  • 2026/07/21 12:01:イチネンHD Research Memo(1):2026年3月期の営業利益は前期比6.3%増と23期連続の増益
  • 2026/07/21 11:44:ジェネパ Research Memo(4):東京証券取引所スタンダード市場への市場区分変更承認
  • 2026/07/21 11:43:ジェネパ Research Memo(3):2026年10月期予想は順調に進捗。中計の重点施策を推進し利益面の伸長を図る
  • 2026/07/21 11:42:ジェネパ Research Memo(2):主力のD2C商品に加え、リカバリーウェアの販売が急拡大
  • 2026/07/21 11:41:注目銘柄ダイジェスト(前場):テラドローン、アシロ、イビデンなど
  • 2026/07/21 11:41:ジェネパ Research Memo(1):2026年10月期中間期は増収、営業利益は大幅増。通期も増収と大幅増益見込む
  • 2026/07/21 11:33:ナカノフドー建設:東南アジア中心の海外建設事業に強い中堅ゼネコン、PBR0.8倍台で推移
  • 2026/07/21 11:15:石原産業---大幅反発、MLCC向け酸化チタンの生産能力引き上げが報じられる
  • 2026/07/21 11:11:ディスコ---続落、業績上振れ観測報道伝わるがサプライズは乏しく
  • 2026/07/21 11:08:ケンコーマヨ Research Memo(8):DOE水準の段階的引き上げにより、今後も増配基調が続く公算大
  • 2026/07/21 11:07:ケンコーマヨ Research Memo(7):約200億円のM&A投資枠を設定、成長加速で経営数値目標を上方修正(2)
  • 2026/07/21 11:06:日立---反発、送配電設備の需要が急増と伝わる
  • 2026/07/21 11:06:ケンコーマヨ Research Memo(6):約200億円のM&A投資枠を設定、成長加速で経営数値目標を上方修正(1)
  • 2026/07/21 11:05:ケンコーマヨ Research Memo(5):2027年3月期は固定費増で減益を見込むも売上高は連続過去最高更新へ
  • 2026/07/21 11:04:ケンコーマヨ Research Memo(4):調味料・加工食品事業は減益となるも総菜関連事業等は増益に
  • 2026/07/21 11:03:ケンコーマヨ Research Memo(3):2026年3月期は原材料高が響き減益となるも、下期は増益基調に転じる