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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/06/22 13:02, 提供元: フィスコ

アートネイチャ Research Memo(2):主力はオーダーメイドウィッグ

*13:02JST アートネイチャ Research Memo(2):主力はオーダーメイドウィッグ
■会社概要

1. 会社概要
アートネイチャー<7823>は、男性向け・女性向けのオーダーメイドウィッグの製造・販売を主力とした、日本初の総合毛髪企業である。毛髪業界ではトップポジションを誇り、「ふやしたいのは、笑顔です。」をモットーに、トータル・ヘアコンサルタントとして、より美しく輝きのあるライフスタイルを顧客に提案することを使命としている。毛髪に関する顧客ニーズは時代を追って多様化・高度化しており、高付加価値品のオーダーメイドウィッグのほかに、既製品ウィッグや増毛商品、育毛ケア・サービス、アフターサービスなど、毛髪に関連する商品・サービスを幅広く展開し、男女を問わず一人ひとりの個性にあわせた最適なソリューションを提供している。同社は既存事業を安定的に伸ばすとともに新領域への拡張にも注力しており、中期的に「美と健康」をコンセプトに第2の柱となる事業を育成、さらには海外への進出も果たす方針である。


オーダーメイドウィッグから業容を拡大

2. 沿革
1965年に個人営業の男性用カツラ事業を開始した同社は、1967年に(株)アートネイチャーを設立し、1969年には男性向けウィッグの販売を目的に、カウンセリングからアフターサービスまでを一貫して提供できる理容室を備えた店舗体制を確立した。そして1980年には全国の販社体制を確立し、「マープ(MRP)」増毛法のヒットや広告展開もあって広くブランドが浸透した。こうしたブランド力を背景に、1987年に「レディースアートネイチャー」など女性向けの市場に本格進出、2002年には全国の販売会社を統合して総合力を十分発揮できる体制を構築するとともに、フィリピンの製造委託先を子会社化して自社製造を開始した。2007年に株式市場への上場を果たした同社は、その後生産体制を拡充するとともに、それまでのノウハウを生かして女性用既製品ウィッグや医療向けウィッグの分野に進出、自社通販サイトも開設するなど業容を広げていった。現在同社は、主力分野で新商品を年2回コンスタントに市場投入するなど積極的に商品開発を続ける一方、比較的安い価格帯のウィッグ販売会社のM&Aや、第1類医薬品である発毛剤の販売などによる隣接市場への参入、医療機関のサポート業務を受託する子会社の設立など、さらなる成長を求めて新領域への進出を強めている。


拡大するヘアケア業界のなかでも厳しい毛髪業界

3. 毛髪市場
ウィッグなど毛髪業市場を含むヘアケア市場は着実に拡大していると言われている。しかし毛髪業市場は、少子化の影響、ヘアケア剤や発毛・育毛剤などの隣接市場との競争激化、スキンヘッドの社会的認知向上、ヘアケア浸透による男性の毛髪課題の先送り、中小事業者による低価格ウィッグの断続的な参入などにより、事業環境は厳しい。コロナ禍収束後も、消費は旅行や外食へと向かい、期待ほどには毛髪業界に戻ってこない状況が続いている。こうした厳しい事業環境下では、一般的に体力のある大手企業が優位性を発揮してシェアを伸ばすことが多い。毛髪業界でも、男性市場でシェア第1位、女性市場で第2位と言われる同社が、男女ともに着実にシェアを伸ばしているようで、男女合わせてトップポジションの座を固めつつあると推測される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)


《HN》

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