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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/06/19 09:31,
提供元: フィスコ
仙波糖化工業株式会社:2026年3月期決算説明会文字起こし(1)
*09:31JST 仙波糖化工業株式会社:2026年3月期決算説明会文字起こし(1)
仙波糖化工業<2916>
■決算を受けてのフィスコアナリストコメント
・同社はカラメル製品の製造を祖業とする食品素材メーカー。カラメル製品の国内シェアはトップで、同事業の売上構成比は23.1%である(2026年3月期実績、以下同じ)。高付加価値のデザート向け新製品開発と提案営業に注力しているほか、アジアを中心とする海外需要の取り込みで売上拡大を目論んでいる。売上構成比の36.8%を占める乾燥製品類事業は粉末製品と凍結乾燥製品を手掛ける。粉末製品は粉末茶や粉末調味料素材(醤油や味噌)などを販売、凍結乾燥製品は野菜ブロックや粉末山芋が主力である。乾燥製品類の売上の約8割は「B to B」である。売上構成比で18.1%を占める組立製品類事業は、主としてスープ類、ヘルスケア、スポーツ飲料、ココアなどの造粒製品と粉末ソース、粉末調味料、唐揚粉、みそ汁などのブレンド製品からなる。同15.4%を占める冷凍製品事業は冷凍山芋や冷凍和菓子が主力製品である。また売上高を自社商材と受託商材で分けると比較的利益率の高い自社商材が71.1%、受託商材が28.9%となっている。
・2026年3月期連結業績は、売上高が前期比3.9%増の194.23億円、営業利益が同19.4%増の9.02億円、経常利益が同6.2%増8.66億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同73.6%増の5.54億円となった。売上高は、粉末乾燥製品や冷凍製品の自社商材が好調であったことに加え、ヘルスケア受託が復調した。利益面では下期に原材料価格の高騰が顕在化したものの、価格改定やコスト圧縮などを進めたことが奏功した。なお当期純利益の伸び率が大きいのは、前期特別損失として計上した事業整理損2.25億円が一巡したため。
・2027年3月期連結業績の会社予想は、売上高が前期比3.5%増の201.00億円、営業利益が同5.3%増の9.50億円、経常利益が同10.8%増9.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.9%増の7.15億円を見込む。売上高は引き続き提案営業の推進と適正な価格改定を進める方針である。利益面では中東情勢の悪化で利益下押し圧力が高まっているが、原材料価格高騰への対応や経費削減により増益を見込む。前期0.64億円生じた為替差損の解消も見込んでいる。
カラメル製品は新製品開発と提案営業推進でデザート向け販売増を計画している。乾燥製品類は粉末茶の堅調な売上を見込むほか、粉末調味料の需要増加を予想する。組立製品類は、ヘルスケア商材受託加工の復調を見込むが前期並みを予想。冷凍製品は、冷凍山芋は新製品投入で伸長を見込むほか、冷凍和菓子の堅調を予想する。
・同社は企業価値向上策として、営業キャッシュフローの最大化を掲げている。具体的な方策は、(1)高騰する原材料費に対応した適正な価格転嫁(対象製品個別に対応)、(2)新規自社商材の開発推進と提案営業による拡販強化、(3)中国事業の再構築に伴う海外戦略の見直しで、べトナム事業の黒字化をはかるなどである。
仙波糖化工業株式会社:2026年3月期決算説明会文字起こし(2)に続く
《MY》
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