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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/11/19 10:49, 提供元: フィスコ

メディネット---25年9月期増収、細胞加工業の売上高が伸長

*10:49JST メディネット---25年9月期増収、細胞加工業の売上高が伸長
メディネット<2370>は13日、2025年9月期決算を発表した。売上高が前期比5.4%増の8.10億円、営業損失が14.45億円(前期は13.84億円の損失)、経常損失が13.39億円(同12.61億円の損失)、当期純損失が13.62億円(同12.76億円の損失)となった。

細胞加工業の売上高は前期比5.4%増の8.10億円、セグメント損失は4.74億円(前期は3.73億円の損失)となった。当年度においては、「特定細胞加工物製造業」では従来の免疫細胞の製造受託に加え、前年度より開始した資生堂<4911>より技術提供を受けたS-DSC(R)の製造受託開始に伴う売上高が期初より発生したが、前年度に計上した技術移転一時金が発生しなかったことや、免疫細胞およびS-DSC(R)に係る細胞加工において、細胞加工件数が当初の予想水準を下回ったほか、新たな細胞加工メニューである脂肪由来間葉系間質細胞(ASC)の提供開始が遅れたことから、売上高は同8.8%減の5.55億円となった。「CDMO事業」では従来のヤンセンファーマからの製造受託が継続する中、大学発ベンチャー企業から新規案件を受託し、技術移転に係る一時金の一部を計上したことにより売上高は同73.9%増の1.74億円、「バリューチェーン事業」では、施設運営管理の受託期間満了となった施設が発生したものの、Medigen社からのロイヤリティ収入及び医療機器の販売が発生したことから売上高が同35.6%増の0.80億円となった。損益面については、細胞加工受託の拡大に向けた新規細胞加工の受託体制の整備に係る先行投資による原価の増加や脂肪由来間葉系間質細胞(ASC)の提供開始に係る臨床開発費の増加、販売費の増加等より、損失となった。

再生医療等製品事業の売上高は前期比10.8%減の0.00億円、研究開発費の増加等によりセグメント損失は4.07億円(同4.34億円の損失)となった。2024年11月に開発中止を決定したα-GalCer/DCにかわる開発候補品の早期獲得を目指し、現在海外企業と積極的に交渉を行っている。一方、2025年9月期中に国内開発方針の決定を目指していたMDNT01(NeoCart)に関しては、米国Ocugen社の開発体制の変更、即ちNeoCartの開発を子会社OrthoCellix社へ移管したことにより、米国での追加第III相試験の準備が遅延している。このため、日本への治験製品供給等の課題があり国内開発方針を決定することができなかった。

2026年9月期通期の業績予想については、売上高が前期比16.4%増の9.43億円、営業損失が14.54億円、経常損失が14.49億円、当期純損失14.53億円を見込んでいる。


《AK》

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