トップ ・ かごを見る ・
ご注文状況
・ このページのPC版
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/07/02 17:05,
提供元: フィスコ
クオールHD Research Memo(5):2025年3月期はM&A効果で売上高、営業・経常利益で過去最高を更新
*17:05JST クオールHD Research Memo(5):2025年3月期はM&A効果で売上高、営業・経常利益で過去最高を更新
■クオールホールディングス<3034>の業績動向
1. 2025年3月期の業績概要
2025年3月期の連結業績は、売上高で前期比46.6%増の263,972百万円、営業利益で同61.8%増の13,465百万円、経常利益で同49.4%増の13,831百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同5.8%増の5,164百万円となり、売上高、営業利益、経常利益で過去最高を大きく更新した。第一三共エスファの連結子会社化により製薬事業の業績が大きく伸張したことが要因だ。ただ、特別損失や第一三共エスファの株式段階取得に係る差損を計上したこと、また、非支配株主に帰属する当期純利益2,312百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は微増益にとどまった。また、会社計画比では売上高がおおむね計画どおりとなったものの、薬局事業や製薬事業の下振れにより、営業利益で10.2%、経常利益で9.0%下回った。
事業セグメント別の業績を見ると、薬局事業は売上高で前期比4.0%増の171,641百万円、営業利益で同6.5%減の10,028百万円となり、営業利益率は同0.7ポイント低下の5.8%となった。売上高は、M&Aも含めた新規出店効果などによる処方箋枚数の増加と処方箋単価の上昇により増収となった。ただ、仕入コストや人件費などの店舗運営コストの増加を増収効果で吸収しきれず減益となった。仕入環境については、後発医薬品の供給不足が続いていることや、外資系製薬企業を中心に医薬品の卸先を1品目1社に絞る傾向のなかで、医薬品卸会社との価格交渉において厳しい状況が続いたものと見られる。
一方、BPO事業は売上高で前期比2.0%増の13,603百万円、営業利益で同10.1%増の1,706百万円となった。売上高が伸び悩んだように見えるが、CSO事業の顧客先であった第一三共エスファを子会社化したことで、内部売上高が前期の397百万円から1,271百万円に増加したことが一因だ。内部取引高も含めた増収率は8.4%増であった。CSO事業が堅調に推移したほか、医療人材紹介派遣事業も薬剤師紹介派遣を中心に好調に推移した。特に、紹介案件が伸張し利益率の上昇要因となった。製薬事業は第一三共エスファの連結子会社化により売上高で78,726百万円(前期は1,621百万円)、営業利益で5,272百万円(同412百万円の損失)となった。ただ、薬価改定による既存品の原価率悪化や新製品の販売好調等による販売経費の増加により、期初計画に対して未達となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
記事一覧
2025/07/03 18:26:欧州為替:ドル・円は伸び悩み、材料難で
2025/07/03 18:15:日経平均テクニカル: 3日ぶり小反発、連日の5日線割れ
2025/07/03 18:00:3日の香港市場概況: ハンセン0.6%安で反落、小米3.4%下落
2025/07/03 17:40:シーラホールディングス---株主優待の実施
2025/07/03 17:38:フォーバル---熊本市のDX事業をフォーバルが3年連続で受託
2025/07/03 17:37:タイミー---愛知県豊田市と「市内産業における柔軟な雇用環境の実現にむけた協定」を締結
2025/07/03 17:25:欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米経済指標で金融政策を見極め
2025/07/03 17:19:東京為替:ドル・円は堅調、午後は144円に接近
2025/07/03 17:10:3日の中国本土市場概況: 上海総合0.2%高で反発、ハイテク・医薬に買い
2025/07/03 16:48:東証グロ−ス指数3日続落、売り優勢の展開続くが下値は限定的
2025/07/03 16:45:米雇用統計を前に様子見姿勢が強まる【クロージング】
2025/07/03 16:35:日経VI:上昇、株価の方向感定まらず市場心理の傾きも限定的
2025/07/03 16:31:東京為替:ドル・円は伸び悩み、ドル買い後退
2025/07/03 16:30:東証グロース市場250指数先物概況:軟調地合いで3日続落
2025/07/03 16:25:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は小幅に3日ぶり反発、東エレクやアドバンテストが2銘柄で約74円分押し上げ
2025/07/03 16:22:東証業種別ランキング:鉄鋼が上昇率トップ
2025/07/03 16:07:四電工 Research Memo(7):ROE向上に向けた取り組みを推進
2025/07/03 16:06:四電工 Research Memo(6):2026年3月期は大型案件の反動等を考慮して減収減益予想だが受注は堅調
2025/07/03 16:05:四電工 Research Memo(5):2025年3月期は計画を上回る大幅増収増益で過去最高
2025/07/03 16:04:四電工 Research Memo(4):設備工事業の利益率が上昇、リース事業と太陽光発電事業等は安定した収益を計上